濱田浩一郎のレビュー一覧
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高校に入って最初の古文の授業で扱ったのが、方丈記だった。古文が嫌だったのは、そもそも自分の言語学習能力が低かったせいなのだが、当時は内容のつまらなさのせいにしていた。ところが、その後ずっと「行く河の流れは絶えずして…」のフレーズを記憶していて、しんどい時には方丈記に助けられた。この超口語訳と原文を再読しながら、実は、長明の生き方に共感するところが多い自分に気づいた。800年前から読み継がれているということは、同じように共感する人たちが、どの時代にも多くいたということだろう。現代風に言えばミニマリストの生き方。これからも方丈記は多くの人を助けることだろう。
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ネタバレ西郷隆盛は、どんなに偉くなろうが清貧を貫き、人に媚びず、人を愛し、故郷を愛し、国を愛し続けました。逞しさと生命力と愛嬌に溢れた彼の生涯には、今を生き抜くヒントが溢れています。日本の歴史上でも真理に見る、そこの知れない度量の大きさです
私たちは、死ぬまで学ぶことをやめてはいけない。孔子が学に志したのは15歳の時。以後、70歳になるまで、10年ごとに進化を自覚し、歳をとるのも忘れるほどだったと言う
何かを成し遂げたいと思うなら、天に仕える心を持つことが大切である。人に自慢したいなどと考えてはならない
学校で習う日本史から抜け出して、市販されている様々な一般向け歴史書を読めば、そのドラマの熱量が伝わ