林芙美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近はあまり小説は読まないが、女優「森光子」の逝去の知らせとともに「放浪記」が取り上げられる中で本書を一度は読んでみないといけないと思い手にとってみた。
しかしこれは「小説」なのだろうか「日記」なのだろうか?
「林芙美子」の原作は昭和3年(1928年)発表だが、その元となった著者の日記は大正11年(1922年)から大正15年(1926年)だという。
「関東大震災」や「虎ノ門事件(昭和天皇狙撃事件)」が大正12年(1923年)だから不安な時代だったのだろう。
世界恐慌の影響を受けた昭和恐慌は昭和5年(1930年)から昭和6年(1931年)にかけてだから、本書が発表されてベストセラーにな -
Posted by ブクログ
大女優が連続出演記録を更新する名作として知られていますがよく知らなかったし、桐野夏生が林芙美子を描いた?「ナニカアル」を出版してるのでその予習としても、ぜひ読んでおかなければ、と。まさにその日暮らし。とにかく貧しい暮らしの連続。それを延々と書いている。貧しさもここまでくると家族まとまって暮らす家などはなく、主な寝床は木賃宿。親は何か安いものを買い付けてきては露天で売るような商売ばかり。行き詰ればまた別の土地へ行って同じ事をする。だめだと子どもにも金の無心をする。子供だった芙美子は重たい荷物を背負って母と行商をする。成長して一人東京に出てからもすこしでもお金ができたら親に送りたい一心で働く。女ひ