浮雲

浮雲

小説・文芸
704円 (税込)

3pt

4.3

第二次大戦下、義弟との不倫に疲れ仏印に渡ったゆき子は、農林研究所員富岡と出会う。様々な出来事を乗り越え、二人は屋久島へと辿り着いた――。終戦後、激動の日本で漂うように恋をした、男と女の物語。

(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

※本作品は電子書籍化にあたり、紙本に含まれていた次の要素を削除しております。
<解説 板垣 直子>

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    浮雲
  • タイトルID
    :
    474194
  • 電子版発売日
    :
    2017年10月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

浮雲 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    林芙美子は、『放浪記』と『魚と風琴の町』しか読んだことがなく、こんな長編小説が書けるんだ!と思った(とても失礼)
    戦時中に取り残されたような地上の楽園 仏印の美しい描写と、敗戦後の虚脱感漂う貧しい東京の描写の対比が良かった。
    逃避行先の小さな温泉街や、屋久島の姿も、生き生きと脳裏に浮かぶ。
    林芙美子は比喩表現が素晴らしいと改めて思った。
    読み終わった後はしばらく放心状態でした。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    成瀬巳喜男監督の映画「浮雲」の原作。映画に強い感銘を受けて読み始めた経緯。終戦直後の細かな暮らしぶりの実態をもはや実体験し得ないなかでは、映画から先に入った方がイメージをつかみやすいかも。
    一方で、登場人物はもう映画の出演者しか思い浮かばない(高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、加東大介、山形勲、中北千枝子)。。原作のストーリーや台詞が映画でもそのままの形で多く取り入れられていているので映画の場面を思い出しながら読み進められた。
    原作でも富岡のクズ男っぷりが全開。結末部分は映画と異なっており、映画とはまた異なる余韻が残る。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    面白かった。彼女が流行作家と呼ばれる理由が分かったような気がした。解説に書かれていた、最晩年の彼女が「かねてかきたいものを、心置きなくかき始めた。」まさにそれで、私にとっては、敗戦前後の混乱期のその当時を知る上で、見たかった風景、情景、社会情勢、人々の日々の暮らし、考え方感じ方全てが描き込まれていたように感じた。

    0
    2023年09月02日

    Posted by ブクログ

    林芙美子の作品を読みたくて放浪記、そしてこの浮雲を読み終えました。
    テンポのいい文章にこの読みやすい作風はまさに秀逸。
    私はすっかり彼女のファンになってしまいました。
    他の作品も探しての読みたいと思います!!
    いくつも印象に残る文章がありましたが、私は特に六十一の最後に信じていない神に対して祈る富岡の一文がとても胸を打ちました。
    読んでいて不思議と心地よく、過酷な時代背景と共に彼女の代表作と言われる所以が分かる気がしました。

    0
    2023年07月20日

    Posted by ブクログ

    終わり方かっこいい。急に回想が始まったりするけど読みにくくない。心理描写うまくて、真に迫る表現がちょくちょくある。
    尾道行く前にと思って林芙美子の本読んでみたものの、読むべきは放浪記の方だったみたい。お酒強い人はそれで大変だなぁと的外れなこと思った。

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    スマホも、高機能な化粧品も、制汗スプレーもない時代の話。そして人がすぐ死ぬ。屋久島はまるで流刑の地のよう。

    小説の中にワープして、登場人物たちに「恋以外に興味を持て!ちゃんと楽しく生きろ!」と言ってやりたい。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4分の1まで読み進めた時点で、「不倫話としてあるあるな話だな」と話の展開にどん詰まり感を感じながらも、この先物語はどう転じていくのだろうと気になってしまい読み進めてしまった。

    富岡がクズすぎる。クズすぎると思えるくらい富岡の心情変化が丁寧に描かれていた。
    富岡と関係を持った女は誰一人として幸せにならず死を迎える。ただ、ゆき子が富岡と心中しなくてよかった。なぜ男は自分の世界を終わらせる方法を、女を殺すことで果たそうとするのだろう。女を己の死の道具にするのだろう。
    ぜひ富岡には、すべての女に死なれ置いていかれ、虚しさの中で生き長らえて老いていってもらいたいと思った。

    このクズさは、敗戦直後の虚脱感、喪失感という言葉で言い表せられるものなのだろうか?

    欲が発火しているみたいな一文がところどころに散りばめられていて、その緩急に心が抉られるような思いがした。



    「かうした荒れた旅館の一室で、秘密な女と逢つてゐる事よりも、家の茶の間で、しゆんしゆんと湯のたぎる音をきいてい邦子のそばで新聞に眼をとほしてゐる時の方が愉しいと思へた。何と云ふ事もなく、何故、ゆき子は仏印で死んでくれなかったのだらうと、怖ろしい事も考へるのだつた。
    すべて人間の心のなかには、どんな時にも、二つの祈願が同時に存在してゐて、一つはサタンに向ふと云ふ心理があるものだと、富岡は何かで読んだ記憶があつた。」

    「息苦しい厠に蹲踞み、富岡は、両の掌に、がくりと顔を埋めてい子供のやうに、をえつして哭いた。人間はいつたい何であらうか。何者であらうとしてゐるのだらうか・・・。色々な過程を経て、人間は、素気なく、此の世から消えて行く。一列に神の子であり、また一列に悪魔の仲間である。」

    0
    2026年03月18日

    ネタバレ 購入済み

    救いようのない

    屋久島旅行に行くのに関係のある小説、だと思って選びましたが…
    泊まった宿も林芙美子さんが、そこで執筆したという縁の場所で、楽しみに読み始めたのですが…
    人に固執する様やその時に流されてしまう様は理解できなくもないけれど、あまりにも救いようのない感情が吐露されていて、早く終わってくれと思う自分がいました。

    最期のあっけなさには驚かされましたが、男も女もなく人間はどうしようもない生き物だと認識させられました。

    #ドロドロ

    0
    2024年12月18日

浮雲 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    浮雲
  • タイトルID
    :
    474194
  • 電子版発売日
    :
    2017年10月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

林芙美子 のこれもおすすめ

亀さん

小説・文芸

亀さん

無料あり
  • 試し読み

鶴の笛

小説・文芸

鶴の笛

無料あり
  • 試し読み

愛する人達

小説・文芸

愛する人達

無料あり
  • 試し読み

蒼馬を見たり

小説・文芸

蒼馬を見たり

無料あり
  • 試し読み

朝御飯

小説・文芸

朝御飯

無料あり
  • 試し読み

朝夕

小説・文芸

朝夕

無料あり
  • 試し読み

或る女

小説・文芸

或る女

無料あり
  • 試し読み

田舎がえり

小説・文芸

田舎がえり

無料あり
  • 試し読み

同じジャンルの本を探す