小前亮のレビュー一覧

  • 李巌と李自成

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    中国・明の末期、役人だった李巌は、時代の荒波に揉まれて、農民反乱軍の一員になる。科挙などで学んだ内容を使いながら反乱軍の戦略を考え、棟梁である李自成をサポートする。
    そんな中、李自成に妻(この妻は、もともと反乱軍にごういんにひきこんだ)をとられたり、役人出身でもっとうまく立ちまわる人物の登場で、怒りや葛藤が生じてくる。その李巌の心理描写がうまく描かれていて読んでいて面白い。

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    2011年04月10日
  • 宋の太祖 趙匡胤

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    唐が滅び,五代十国時代,後周の初代皇帝となった郭威の養子である紫栄(後周の2代皇帝)に認められ,一時期は紫栄と敵同士であった趙匡胤であるが,その人柄に惚れ,臣従することになる。紫栄が崩御した後,紫栄の息子が第3代皇帝となるが,才覚がなく,これでは紫栄の夢であり実現間近の中国統一も本当に夢に終わると思い,趙匡胤は禅譲を迫り,宋を建国する。趙匡胤は武勇や人徳には秀でたものがあったが,戦略と言う観点からは,やはり,後周時代に紫栄から与えられた臣下の趙普や趙匡胤の弟で宋の2代皇帝となる趙匡義(匡が皇帝と同じであるため改め,趙光義)の補佐があったことが大きい。特に趙普については多くは語られていないが,皇

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    2011年01月12日
  • 李世民

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    唐の2台皇帝 太宗 李世民の話。
    著者のデビュー作。有名だけど日本ではあまり歴史小説として登場しない李世民についての本だ。中国モノは登場人物の名前が覚えにくいが,本作品もその例に漏れない。読みにくい漢字名が多く,しかも振り仮名が余り無いため,ちょっとしんどい部分があった。所々に人物のきらりと光る一言や情景が記されているが,前後の脈絡から考えて,結構唐突感があった。これも,デビュー作ということで次作に期待してみよう。総じて歴史も追えて楽しい作品であった。1巻660ページと大作だが,たくさんの魅力的な武将や智将が登場するので,4巻程度楽しみたかった思いもある。また尉遅敬徳という武将が最後の方になっ

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    2019年01月16日