アンドリュー・ソーベルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
超書 知識とスキルの情報が氾濫する現代において、クライアントから信頼されるプロフェッショナル、アドバイザーとはどういうものかを解説しています。
もっと早く出会いたかった書です。ご一読をお勧めします。
その条件は7つで、各々が独立した章になっています。
①無私と自立
②共感力
③ディープ・ジェネラリスト
④統合力
⑤判断力
⑥信念
⑦誠実さ
印象に残った言葉は以下です。
・明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学問せよ
・クライアントが自分で答えを見つけられるように、引き出す質問をする
・絶えず学ぶ人であり、過去の概念にとらわれない
・共感的になるには他人に興味を持たなければならない -
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Posted by ブクログ
新卒で入社したコンサルファーム、新入社員研修の中で問われた質問。
プロとは何か。
当時の自分や同期の答えは浅かったと思うし、
その後も自分なりの考えをupdateし、
知識経験を身につけてきてはいるが、
「選ばれる」というレベルに達するにはまだまだ成長し続けることが必要と
この本から改めて痛感させられた。
言葉としては以下の7つの特質としてまとめられているが、
どれも深い。
・無私と自立 … 献身的でありながら中立
・共感力 … 隠れたサインに気付く
・ディープジェネラリスト … 広く深い知識
・統合力 … 大局的に思考
・判断力 … 健全な意思決定
・信念 … 自分の価値観を知り、強く信 -
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Posted by ブクログ
沈黙こそ生産的議論が必要とするプロセスなのだという点、よく腹に落としてくれた一冊。
後半ではドラッガーの思想に触れ「あなたは、どういう人物として記憶されたいですか」という問い、即ち「ミッション」を探るためにこそ質問が必要であるとしている展開は白眉。
七つの習慣で、コヴィー博士が引用している「黙りなさい、さもないとあなたの舌が耳を塞ぐ」というネイティブアメリカンの格言をより具体的に理解させ、良い質問は、沈黙を生みミッションの輪郭を相手に示させる。そして、本質的なコミュニケーションの基礎を築くということを明らかにしてくれた一冊だと感じました。 -
Posted by ブクログ
・それから訊いてみた。「この買収はどういう点でライフ・ヘルスのミッション・ステートメントを実現する事になるのですか?基本理念に関してはいかがです?」
「それは」リックは口を開いたが、あとが続かなかった。
「私はただ」彼はまた言った。「攻めに出るいいチャンスだと思っただけなんだ。思い立ったら突き進むタイプだから」
私ははっとした。「ただ…だけだ」と聞くと、反射的に頭の中でアラートが鳴るのだ(「自分の中だけで完結している人間は器が小さい」というハリー・エマソン・フォスディックの名言を思い出した)。
「どうですか、リック、ミッション・ステートメントのどこに聖フランシス病院の心臓外科を乗っ取るのが基本 -
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Posted by ブクログ
●所感
仕事に就く上で、プロフェッショナルになりたいと思う気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。この本を読んで、プロフェッショナルへの道は本当に遠いと思いました。でも、千里の道は一歩から。何度も何度も読み返したい本です。
●プロフェッショナルとは?【従来⇔本書】
専門家・エキスパート ⇔ ディープジェネラリスト(専門分野 幅広い知識)・アドバイザー
話す⇔聞く
答えを出す⇔いい質問をする
仕事上の信頼を築く⇔仕事だけではなく、個人的な信頼関係をも築く
コントロールする⇔協働する
専門性を提供する⇔洞察を提供する
分析する⇔統合する
●大切な七つの要素
・無私と自立
・共感力
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Posted by ブクログ
・明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ
・クライアントと協働すると自分自身の専門性も高められることになる
・プロフェッショナルなアドバイザーは、人に左右されないだけの富を蓄えているのが理想である。そうすれば、客観的で、独立した立場を保ち、自分の利益を主張する必要もなくなるだろう
・無私を貫くとは考え方であり、誠実さを保ちながらも、クライアントに仕えることに集中し、クライアントのニーズを満たすことだ
・リンカーン:「人に会う場合、私は自分の時間の三分の一を使って何を話すか考える。そして残りの三分の二を、相手が何を言おうとしているのか考えるのに使う」
・何かを教えるには、自 -