アンドリュー・ソーベルのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
「クライアントを持つ」プロフェッショナル向けの啓発書。
一流のプロフェッショナルや歴史上アドバイザーとして名を馳せた著名人たちの行動から、選ばれ続けるプロフェッショナルたる為の7カ条、およびやってはいけない言動をまとめている。
こういう帰納法的な論考は、本当に語りつくしたのか?という気持ち悪さは残るものの、非常に示唆に富んだ書籍であることに間違いない。
当方、一応ソリューション営業という看板を背負ってくクライアントとやり取りをしている者ではあるが、本書を読んで如何に自分の意識が低いかと痛感せざるを得なかった。
ここで語られているプロフェッショナルたちは次元が違う。
ノウハウ本ではないの -
-
Posted by ブクログ
書店さんからいただいた感想です。
「本書はどんな仕事振りをしてどんな人生を送ってきた人にも必ず得るものがあります。
私が学んだ一番重要なことは「誠実な人間になること」です。
私は毎日出会う顧客に対して無意識の内に自分の利益だけを求めていました。接客態度や売り場の運営の仕方にも表れていたのですが、売り上げに繋がらないような依頼には親身にならない、忙しい振りをして適当な対応をしてしまう、売り場に置きっぱなしにしていては明らかにお客様にとって危険であるものを見てみぬ振りをするなど、本書を読んで「こんなに不親切で不誠実な売り場には誰も見向きもしなくなってしまう」と気付かされました。
私が誠 -
Posted by ブクログ
著者は、ジャグディシュ氏とアンドリュー氏の二名である。
ジャグディシュ氏は、マーケティングを専門とした経営大学院の教授であり、
アンドリュー氏は、20年以上経営コンサルタントとしての経歴がある。
と書いてみたものの、イマイチ経歴からだと「本当か?」と疑ってかかってしまう
感じはある(笑)
内容は、ずばり選ばれるプロフェッショナルには、7つの核がある。
それらは、以下、
1.誠実さ、信念
2.ディープ・ジェネラリスト
3.統合力
4.判断力
5.無私と自立
6.豊かさ・使命・自己再生
7.共感力
である。
まぁ、このように目次形式であげても抽象的で分からないが、詳細は本を読んで欲しい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全10章からなる自己啓発本で、プロフェッショナル(コンサルタント)としての心構えについて述べられていますを
正直最後の9章、10章だけ読めば著者が言いたいことは概ね纏まっているので時間がなければそこだけ読めば良いかも。
以下の7つの特質を目次的に使い、今の自分に足りないと思うものを、高めていけば良いのではないでしょうか。(個別の特質についてより詳細かつ実践的に書かれた専門書でインプット&アウトプットの仕方を理解した上で、対顧客の場で実践を重ねて身に付けていくイメージ(というかこれしか方法は無いのでは))
※具体的に書かれた本などそもそも無いような特質もありますが。
〈優れたプロフ -
-
Posted by ブクログ
「いい質問は安易な答えに勝る」が今作のテーマ。
冒頭のあるCEOの発言が、質問の重要性を端的にまとめている。
「コンサルタントにしろ、銀行家にしろ、弁護士にしろ、どういう質問をするか、
そして、こちらの話にどれだけ熱心に耳を傾けるかで、その人間の経験と
洞察力がわかる」(P7)
こうした観点から、問題の本質に切り込んだり、相手との関係性を深めたり、
はたまた自分自身を振り返るのに使える質問(パワー・クエスチョン)を
33(事例付)+293(質問事項のみ)個紹介している。
本書が特に優れているのは、「使うべきではない質問」を紹介しているところ。
たとえば、「(新しい地位に着任してから)想定 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人を変える、動かす、伸ばす、という何かを伝えて行動まで結びつけるためには、レクチャーをするのではなく、問いを投げかけ、考えさせることでしか効果は薄い。
この考え方はよくわかる。しかし、そこには、問いを投げかける側の人間と投げかけられる側の人間の関係性が重要なファクターとなると実感している。
下の人間(実際はともかく、そう投げかけられる人間が見ている人間)から問われてもそういう状態は起こりにくい。
本当にそうか?それを凌駕する質問力はないか?
と探してたどり着いた。
が、それほど具体的シチューエーションで生きるというより、経営コンサルという領域において知っておいた方がいい、という内容。
応用可能 -
Posted by ブクログ
パワー・クエスチョンの実例が
うまく行き過ぎている印象を受けるが,
全体としては良書だと思う。
よく言えば,具体例が豊富とも言える。
悪く言えば,くどい。
問題に対する多角的な視点を持っている人ならば,
自然とパワー・クエスチョンができるのではないか?
そういう人には,本書は不要であろう。
しかし,パワー・クエスチョンが苦手な人にとっては,
よいキッカケになるのかもしれない。
アンチョコとしても使うのもアリでしょう。
ただ,本書にあるパワー・クエスチョンを使いまくると,
自分の頭で考えない人と思われてしまうかもしれません。
安易な質問は,
思考の放棄にも繋がってしまいますから。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・歴史への造詣の深さによって、現代の現象を我々の思いもよらない文脈で捉える。たとえば、アメリカ心臓医学協会が、医療現場のオペレーションを再編成したのも、彼が理事たちに、イギリスはわずか1000人の若い男たちだけでインドを支配したことを示したからだ。
・「僕が集めている資料すべてをどうやって記録しているかって思うだろうね。僕はすごいファイリングシステムを使っているわけでもないし、データベースがあるわけでもない。フォルダに入っている何百万という記事に見出しをつけているわけでもない。以前はシステムを整備していたが、そんなものは結局一度も使わなかった。ファイルを見直すこともほとんどない。むしろ、自分 -
-