相良敦子のレビュー一覧
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小さい子を育てる人は読んだ方がいい!意味不明な子供の行動の意味や接し方のコツが分かり、子供に対してイライラではなく暖かい目で見れるようになる。
モンテッソーリが医学や精神医学を学んだ人で、著者の相良敦子さんも教育学博士なので、子育てについて精神論ではなく論理的に書かれていて、説得力がある。
・幼児期の子供には、特別に敏感な感受性を発揮する一生に一回の「敏感期」がある。その時期の自分を創っていく行動が、大人には理解できない奇妙な行動に見える。
「秩序感」の敏感期:いつも同じ順番や場所に拘る
「運動」の敏感期:色んな動き方を身につけようとする。線の上を歩いたり、重いものを持ったり。
・子供が -
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ネタバレ・新しい段階へと順調に入っていけるかどうかは、その前の段階をうまく終了してきたかどうかに、全面的にかかっている
・「心が見えるような顔」「生き生きした顔」「自信に満ちた顔」……子どもを見ていて、それが見えるか見えないかが、よいお母さん・よい保育者になるかならないかの分かれ目です。
・幸せそうな子どもの顔が見える(その瞬間に気づく)大人であることがもっとも大事です。
・小さいときにもっとも大切なのは、「日常生活のことをひとりですること」
・子どもが集中するということ=教育の課題を完全に解決する鍵
・子どもが「喜びにあふれて」精神的にも能力的にも成長をとげる
・幼児期は、自然が「喜んで」学べるよう -
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ネタバレ◆敏感期とは
・あることへの感受性が非常に敏感になり、強烈に関わる短い時期
獲得すると鈍感になり、また別のものに敏感になる
・感受期を過ぎると、その後の能力獲得は頭を使う活動(意志の力を用いての努力)によらなければならない
→逃しても問題ない、今の敏感期を見逃さないこと
・母親としての敏感期にいる
◆代表的な敏感期
・秩序性の敏感期
→順番、場所、所有物、習慣にこだわる
→生後数ヶ月から始まる
・感覚の敏感期
→視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
→3歳〜6歳まで
・運動の敏感期
→随意筋肉を訓練する時
→4歳前後
→一生に一回だけの全力を出し切ることを惜しまない期間
この -
Posted by ブクログ
ネタバレ娘が通う保育園が「モンテッソーリ教育」というものを導入しているということで、試しに一読。
結論としては、子どもがまだ小さいうちに読み、理解しておいて良かった。子どもが育つどのタイミングで、どのような介入をしていけば良いと思われるのかが、かなり詳しく解説されている。文庫サイズでこれだけの情報を得られるのは貴重。
「お母さんの」というタイトルではあるが、当たり前ながら子育てを一緒に行う「お父さん」にとっても示唆に富む内容ばかり。子どもがまだ1歳にもなっていないという方は、是非とも一読すべき。
うちはこの本に書かれている、秩序感や感覚、運動の敏感期を逃さないで済むよう、年齢ごとにすべきことをポ -
Posted by ブクログ
これを読んでいて、親が子供に口出し手出しばかりしてしまう状態は
相似な関係性として企業や、組織の中で行われているのでは?
そうすることで個人の創造性の成長を潰してしまっているのでは?
と考えがよぎった。
これをやって、こうしなさい!
なんでこんなこともできないの!
ダメじゃない!
これはこうするの!いいわね!
そうしたら、いたずらに
あれをやってみよう、これをやってみよう
こうしたら喜んでもらえるかも、試してみよう!
なんて考えが生まれてこなくなってしまう。
これこそが、問題解決型に傾いた教育システムにも起きている。
どうせ学校では教科書があって、問題があってそれが上手く解けるのがい -
Posted by ブクログ
提示
教えたいことを一つ取り出し、ゆっくりやって見せる。
P94
1.教えたい行為を一つだけ取り出す。
2.その行為を構成する動作を分析する。
3.一つひとつの動作を、はっきり、ゆっくり、正確に示す。
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ゆっくりして見せる
子どもはできるかがきになる。
言葉と行為を離して、やってみせてあげる。
私の感想
著者の別の本も読みたい。
この本を読む限り、目の前にミラーリングしたい手段があるコピーは上手になりそうだけど、出来ない時にどう抽象化して洞察し、問いを立てられるかは不明だ。知りたい。
どうもチクチク感じる点
安冨歩さんのお母さんの感じに近いのかな?と引っかかるようなチクチクを感じた