相良敦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小さい子を育てる人は読んだ方がいい!意味不明な子供の行動の意味や接し方のコツが分かり、子供に対してイライラではなく暖かい目で見れるようになる。
モンテッソーリが医学や精神医学を学んだ人で、著者の相良敦子さんも教育学博士なので、子育てについて精神論ではなく論理的に書かれていて、説得力がある。
・幼児期の子供には、特別に敏感な感受性を発揮する一生に一回の「敏感期」がある。その時期の自分を創っていく行動が、大人には理解できない奇妙な行動に見える。
「秩序感」の敏感期:いつも同じ順番や場所に拘る
「運動」の敏感期:色んな動き方を身につけようとする。線の上を歩いたり、重いものを持ったり。
・子供が敏感期にいる時、親もわが子の教育についての敏感期にいる。
・子供ができるようになる教え方(提示):一度に教えるのは一動作。何ができないのかを見極め、ゆっくり、話さずに見せる。訂正ではなく教える。教えた後に子供がいつやるかは子供に任せる。
・子供はなんでも自分でしたい。生涯の親の役目は子供の「自立」「自律」を助けること。
自立:自分に自信を持ち、周囲と安定した関係が築け、自分で決めたり選んだり責任を取ることができる力
自律:自分の頭で考え、自分の体を使い、自分のやりたいことを自分で追求したり展開できる力
・ブルームというアメリカの教育学者が芸術・運動・自然科学の3領域で世界トップクラスの人たちが幼少期にどんな教育を受けたかを調査したところ、共通して4、5歳頃から家庭の雑用や責任を担わされていた。その人たちはベストを尽くす、やりきるなど家庭の中で繰り返し言われ、実行していたことを、自分の専門領域に役立て、訓練に耐えた結果、トップレベルになった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・新しい段階へと順調に入っていけるかどうかは、その前の段階をうまく終了してきたかどうかに、全面的にかかっている
・「心が見えるような顔」「生き生きした顔」「自信に満ちた顔」……子どもを見ていて、それが見えるか見えないかが、よいお母さん・よい保育者になるかならないかの分かれ目です。
・幸せそうな子どもの顔が見える(その瞬間に気づく)大人であることがもっとも大事です。
・小さいときにもっとも大切なのは、「日常生活のことをひとりですること」
・子どもが集中するということ=教育の課題を完全に解決する鍵
・子どもが「喜びにあふれて」精神的にも能力的にも成長をとげる
・幼児期は、自然が「喜んで」学べるような力を与えてくれているのですから、その自然のたまものを利用すべき
・三歳から七歳ぐらいの間は、聴覚の敏感期。微妙な音の差異にも気がつくという一生に一回だけの時期
・子どもの不機嫌な反応は、敏感期にある子どもが何かに強い興味や関心をいだいたにもかかわらず、大人の鈍感さによってその興味が断ち切られたときにあらわれる
・全力投球して夢中にやり抜いたあとは、人間いくつになっても素直になり寛大になる
・母親もまた「敏感期」にあり、この時に尽くすべき努力がある
・人生の大切な時期にいる子どもたちを見、その成長・変化に立ち合える権利が与えられた喜び
・活動が自発的に展開するときには、その原動力に「知性」の働きがある
・「子どもがひとりでするのを手伝う」ために大人が工夫し努力することが必要
・「折る切る貼る縫う」を幼稚園上がる前に徹底的に教える
・モンテ教育大5原則
①大人と子どもは違う
例:大人の目的は結果、子どもは過程
②子供の動きをよく見よう
・何に困っているか、助けを求めるタイミング
③子供は見ている(親のこと、他の子供)
④一つのことをゆっくり伝える
⑤熟成
・家庭のいろいろな雑用や責任を小さいときから分担させたということです。四、五歳ごろから、日常生活において子どもに適切に責任をもたせて自律的に行動できるように何度もくり返して強調した -
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ネタバレ◆敏感期とは
・あることへの感受性が非常に敏感になり、強烈に関わる短い時期
獲得すると鈍感になり、また別のものに敏感になる
・感受期を過ぎると、その後の能力獲得は頭を使う活動(意志の力を用いての努力)によらなければならない
→逃しても問題ない、今の敏感期を見逃さないこと
・母親としての敏感期にいる
◆代表的な敏感期
・秩序性の敏感期
→順番、場所、所有物、習慣にこだわる
→生後数ヶ月から始まる
・感覚の敏感期
→視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
→3歳〜6歳まで
・運動の敏感期
→随意筋肉を訓練する時
→4歳前後
→一生に一回だけの全力を出し切ることを惜しまない期間
この時期を過ぎると、力を倹約するようになる
◆動きの種類
・大きな動き
・バランスをとる
・手腕を使う
・指先を使う
→開け閉め、留め外し、はさむ、たたむ、通す
あけ移し、回す、ねじる、つまんで分ける
◆教え方
1.対象を1つだけ取り出す
2.動作を分析し、順序立てる
3.むずかしいところをハッキリさせる
4.動作をする間は言葉を使わない
5.ゆっくり正確に実行する
6.間違いを訂正しながら教えてはいけない
7.教えた後に実行するかは子どもの自由に任せる
◆知性とは
・知性の働き
→分析、集合、比較、対応
→本質を見抜く、抽象する、因果関係を知る、時間・空間を分かる
・知性の性質
→自発性
→持続し、どんどん発展していく
◆じりつ
・自立⇔依存
→自分から自由に関わる
関わりぬいて、やった!などの実感で終了
・自律⇔他律
→自分の頭でよく考える
(能動的な行動が認められた生活)
→体を使い、やりたいことを追求・展開できる力
(自分のリズムで活動する自由がある生活) -
Posted by ブクログ
ネタバレ娘が通う保育園が「モンテッソーリ教育」というものを導入しているということで、試しに一読。
結論としては、子どもがまだ小さいうちに読み、理解しておいて良かった。子どもが育つどのタイミングで、どのような介入をしていけば良いと思われるのかが、かなり詳しく解説されている。文庫サイズでこれだけの情報を得られるのは貴重。
「お母さんの」というタイトルではあるが、当たり前ながら子育てを一緒に行う「お父さん」にとっても示唆に富む内容ばかり。子どもがまだ1歳にもなっていないという方は、是非とも一読すべき。
うちはこの本に書かれている、秩序感や感覚、運動の敏感期を逃さないで済むよう、年齢ごとにすべきことをポスターにしました。 -
Posted by ブクログ
これを読んでいて、親が子供に口出し手出しばかりしてしまう状態は
相似な関係性として企業や、組織の中で行われているのでは?
そうすることで個人の創造性の成長を潰してしまっているのでは?
と考えがよぎった。
これをやって、こうしなさい!
なんでこんなこともできないの!
ダメじゃない!
これはこうするの!いいわね!
そうしたら、いたずらに
あれをやってみよう、これをやってみよう
こうしたら喜んでもらえるかも、試してみよう!
なんて考えが生まれてこなくなってしまう。
これこそが、問題解決型に傾いた教育システムにも起きている。
どうせ学校では教科書があって、問題があってそれが上手く解けるのがいい子。
だから、このやり方で間違ってない。
そう思考停止するのも間違っていない。
ただ、問題を解決したその先に問題を提起できるだけの創造性はなくなってしまう。
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自分でこうするのがいいと思っていること自体が、理にかなっていない可能性がある。
当たり前すぎて信じきっている振る舞いがおかしい可能性がある。
自然な人と人との関係性に負荷になっている可能性すらある。 -
Posted by ブクログ
提示
教えたいことを一つ取り出し、ゆっくりやって見せる。
P94
1.教えたい行為を一つだけ取り出す。
2.その行為を構成する動作を分析する。
3.一つひとつの動作を、はっきり、ゆっくり、正確に示す。
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ゆっくりして見せる
子どもはできるかがきになる。
言葉と行為を離して、やってみせてあげる。
私の感想
著者の別の本も読みたい。
この本を読む限り、目の前にミラーリングしたい手段があるコピーは上手になりそうだけど、出来ない時にどう抽象化して洞察し、問いを立てられるかは不明だ。知りたい。
どうもチクチク感じる点
安冨歩さんのお母さんの感じに近いのかな?と引っかかるようなチクチクを感じた。