相良敦子のレビュー一覧
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モンテッソーリ教育の教育を受けた子どもが共通して持っている性質がモンテッソーリ教育に起因するものなのかという疑問に、脳科学の知見やモンテッソーリチャイルドや周辺の人へのインタビューを通して答えようとした一冊かなと思います。モンテッソーリ教育とはなんぞややどうやるのという入門書ではなく(紹介しているところもありますが)、その効果ってなんなのっていうのを深堀した本です。
本書に書かれていたような教育効果は様々な外部要因が関わっているため、客観的な実証が難しいと思いますが、ケーススタディとしていい本だと思いました。ただ著者の推論の域を出ない部分も大いにあるため、因果関係の有無についてはまだまだ調査が -
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子育てを始めて、モンテッソーリ教育に興味を持ち出して
まさしく今「母親としての敏感期」にいる自分にとっては
とてもタイムリーな本でした。
敏感期への理解、
敏感期と絡めた知性の育み方については
他の相良先生の本でも述べられている通りですが
この本には手作り教材に関するヒントがたくさん詰まっていたのが
特に有難いポイントでした。
これから1年ちょっとの間、
家庭で過ごすことが多くなる娘にとって
こんなに一緒にいられる時間がたくさん取れるのは
逆に良い機会かも知れないのと
モンテ教育を施す外部環境には必ずしも置けないと思うので
まずは自分でできることからトライしてみたいと思います。 -
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5歳になる息子との関わり方がわからなくなり、何か子育ての指標となるものができればと思い購読。
具体的な内容として、
①対象を1つだけ取り出す
②動作を分析し、順序立てる
③むずかしいところを、ハッキリさせる
④動作を見せる間は、言葉は使わない
⑤正確に実行し、精密なところに心をこめる
⑥教えながら、教える
⑦自分からする自由を与える
と記載があり、実際に今息子が興味があることで試してみたところ、物凄い集中力で取り組み、その日以後も一緒にやろうと言ってくるようになり、最終的に自分ひとりでもやるようになった。まさに本書に書いてある通りの結果となり驚かされた。
また、教育における大切なことは「日常生 -
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ネタバレ「モンテッソーリ教育はこれを読め」と見たので読んだ。
けど…初版1994年、書き換え2007年で少し古いかな?って考え方もあった。
(まぁモンテッソーリ自体歴史あるものなので、根本は問題ないけど…)
例示が多く、読みやすいが、「こんなうまく行くか?本当に因果があるか?」って例も多い。
教具作りは参考になったが、他書「0-3歳のためのモンテッソーリ」の方が、分かり易くて好きだった。
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子供が将来必要な能力を習得するために、一時期強い感受性をもつ「敏感期」。
これに合わせて、「じりつ」できるように環境を整えることが大事。
敏感期には、「秩序感」「感覚」「運動」がある。
・秩序感
いつも -
Posted by ブクログ
マリア・モンテッソーリが医学博士で、哲学・生理学・精神医学も学んでおり、モンテッソーリ教育が科学的な視点から作られた事を初めて知った。
子供が主体、親の役目は見守ること。
・全ての生物に敏感期(特定の事柄への感性が特に敏感になる時期)があり、幼児が突然不機嫌になるのはそれが阻害されるから。幼児の行動には理由がある。自然の法則に沿った成長を大人が阻止してはいけない。
・興味のあることを集中して行い、自分で終了した後は、満足して良い子に変わる。→ここまで来たらおしまい、を自分で決めさせる
・教える時は提示(一連の動作をゆっくり、はっきり、最後までしてみせる)する。幼児は言葉と動作を同時に理解