ダン・ハースのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
決定力が乏しい自分に必要と思い、購入。
若干冗長感はあったが、決定にあたってのプロセスや
決定するにあたって注意すべきことが細かく書いてあり、
非常に勉強になった。
実際のところ、早く決めたほうがよいこともあるが、
決めるにあたって充分検討しないと手戻りも大きいし、
何より失敗したときの損害が大きい。
特に新しいことをやるときは、引き際を定義してやらないと、
ドツボにはまってしまうので気を付けること・・・だそうです。
確かにね。
自分は他の人の意見を聞かない傾向があるので、
同じような経験をした人にアドバイスを求めて行動していきたい。
【勉強になったこと】
・一般的な意思決定プロセスは -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生には意思決定がつきものだ。
結婚すべきか?転職すべきか?
もちろん、ビジネスだって意思決定のシーンばかり。
できることならばあとで後悔しない意思決定をしたい。
そんな人のための本。
意思決定には4つのステップがあるという。簡単にまとめるとこんな感じ。
(W)選択肢を広げる
⇒機会費用を考える、「今考えている選択肢がありえないとしたら?」と考える、「~するべきか否か?」というイシューに陥っていないか気にする、選択肢をORではなくANDで考える、自分と同じ問題を解決した人を見つけて聞く
(R)仮説の現実性を確かめる
⇒逆を考える、外部の意見を頼りにする、マクロな視点で基準率で判断する、ミクロ -
Posted by ブクログ
その著作が全米でいずれもベストセラーとなっているハース兄弟が、人や組織を「変える」ための方法について述べた一冊。
様々な事例から人や組織が「変わった」結果から、一定の法則を見いだしてフレームワーク化し、それをわかりやすいメタファーで説明してくれているので、とても腹に落ちやすい。
人の感情を「象」、その理性を「象使い」に例え、変化を起こすためには「象使い」に方向を教えて、「象」にやる気を与える必要があると説く。
「象使い」は分析が好きで理論的に事にあたろうとするが、思考の袋小路にはまってしまう場合もある。そうならないためには、目的を明確にし、うまくっている部分を探して、それを行動に移す。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に一度読んだのを、最近になって再読。
いったん何かを知ってしまうと、知らない状態が想像できなくなるため、聴き手の気持ちが理解できなくなる。それを「知の呪縛」と呼び、自分のアイデアを効果的なものに作り替えることで、この呪縛を打破することができる、というのがこの本の趣旨。
効果的なアイデアを作る6原則が、1章から6章にわたり一つずつ紹介される。
1つめは「単純明快である」こと。もっとも重要なもののために、他の要素をそぎ落とし、簡潔にすること。
2つめは「意外性がある」こと。相手が知らないことを提起すると、強烈な興味を引き起こすことができる。
3つめは「具体的である」こと。専門家は高 -
Posted by ブクログ
よいアイデアとは
単純明快である。
一言で済ます、という意味ではなく、それ以上取り去るものがない状態。記事を書くときは、そのほとんどをリードに費やす。優先順位を間違えない。人の名前を並べる地方紙。人間の処理能力が低いため、情報量は減らした方がよい。
意外性がある。
驚きが注意を喚起し、考えさせるから。自分の知識に隙間を感じたとき、好奇心を生じる。知れば知るほど隙間が増える。
具体的である。
イソップのお話は具体的だから記憶に残る。偏見・差別を実体験させる。抽象化しやすいのは知の呪縛があるから。
信頼性がある。
家族、個人的体験、信仰が信頼を生む。友人の実話のほうが信頼される。細部の鮮明な -
Posted by ブクログ
「Made to Stick」 Why Some Ideas Surviving and Others Die
本書の目的
読者がアイデアを記憶に焼くつくものにできるようにするため。
記憶に焼きつくとは:「理解され」「記憶に残り」「持続的な影響力を持ち」にし、「相手の意見や行動を変えること」
「知の呪縛」:聞き手の気持ちが叩き手にわからない。
JFK:「60年代末までに人類を月に立たせ、安全に帰還させよう。」
《比較》「我々の使命は、チーム中心の最大規模のイノベーションと、戦略的目標に沿った航空宇宙計画を通じて宇宙産業の国際的リーダーとなることだ」
例が豊富でわかりやす