水越真麻のレビュー一覧

  • 炎と血 I

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    22.10.25〜23.1.15

    HotD S2まで我慢出来なくて、買った。ターガリエン家の歴史を流れで追えるの楽しすぎる。
    この本を読み出して、ゲームオブスローンズをまた見始めちゃった。そしたらジョフリーがレイニラの話してたり、これまで気づかなかった歴史の流れを把握出来るようになっててブチ上がった。
    ダヴォスがシリーン・バラシオンにもらって、文字を覚える本が炎と血なのかな?ヴァーガーを頑張って読んでたし。

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    2023年04月27日
  • 炎と血 I

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    House of the Dragonの原作だけど、この本自体は歴史学者(大学匠:アーチメイスター)が書いてGRRMが訳した(体裁の)ウェスタロスの歴史書(the World of Ice and Fire)(のターガリエン朝部分)だから「伝聞」や「残された記録」での構成で、真実かどうかはわからない部分もあるし、ドラマが原作にないその真実を描いてるのか、大河ドラマみたいに「史実ではないフィクション」なのか?が入れ替わってておもしろい。

    人の話や書いたものを後世の人がまとめた文書を、さらに現代の人が訳した形の小説…ウンベルト・エーコの『前日島』とか夢野久作『ドグラマグラ』とかみたいで好き。

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    2022年11月25日
  • セミオーシス

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    SF。ファーストコンタクト。植物。
    一章ごとに世代が変わり、各章のテーマも異なるような構成が特徴的。
    未知の惑星の調査から始まり、反乱、殺人、冒険、交流、戦闘と、波瀾万丈の年代記。
    解説にあるように、特定の主人公を設定せず、惑星の生態系全体を俯瞰するように読むと、人類・植物・他種族それぞれの物語があり、多くの感動や知見があるように思う。
    厳しく、残酷な面もあるが、惑星パックスの自然は、とにかく美しいと感じた。
    帯に、"21世紀の『地球の長い午後』"とあったが、個人的には『地球の長い午後』よりも好み。

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    2022年02月21日
  • セミオーシス

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    年末から読み始めて今までかかっちゃったけど、素晴らしい読書体験…2022の初SF。
    腐敗した地球を離れた、《パックス》…平和…への入植者の7世代100年を描くのですが、断片的でときどき置いていかれながら、それぞれの進歩と夢とに導かれ。
    ファーストコンタクトものでもあって、それが、えーと植物とはねえ。少し…『あなたの人生の物語』のエイリアンにも似ているかも。
    しかし植物はかくも、動物とかかわってる…ある意味支配しているのですね、栄養や酵素や精製物を生成物を使って。だってそうよね、ラベンダーの香りに鎮静されたり、大蒜食べて元気出たりするもの。
    この星の植物たちの愛らしき…憎いときもあるが…個性の豊

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    2022年01月21日
  • 炎と血 I

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    ネタバレ

    ドラマ化予定のHouse of Dragonの原作であり好きな俳優がかなり大事な役を貰ったのもあって読むことに。ウェスタロスに降り立ったターガリアン一族の歴史書風小説。あの世界の歴史書を原作者であるマーティンが翻訳した形。多くはジェへアリーズ一世とその王妃アリサンの記録。初夜権を廃止したアリサンのシーンはとても好き。ゲーム・オブ・スローンズのシリーズは中世くらいをモデルにしているせいか女性が政治の道具であったり力任せに男に乱暴されたりもするが、アリサン妃のようにな女性が描かれることで決して古い価値観だけで描かれていないのが分かって好感度が高い。
    因みにこの頃に盗まれたドラゴンの卵が3個である事

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    2021年06月18日
  • 炎と血 I

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    新刊情報を追っていられなくなっていたので、アプリの発売な通知で始めて知って、ポチッと注文できた。
    発売日より早く通知してくれれば予約ができたのにー
    早く本を手にしたいよ、読みたいよー

    面白いけど
    こーゆーのは本編が完結してからにして!

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    2021年01月27日
  • 宝石の筏で妖精国を旅した少女

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    ネタバレ

    とにかく、素晴らしいイマジネーションで描写される不思議な妖精国の様子が秀逸で、お気に入りです。辛い冒険を、それでも勇敢に乗り越えていくセプテンバーが、とにかく愛おしいです。想像以上にあたたかく、想像力を掻き立てられる一冊で、そういう意味でも、この妖精国、あるいはこの本には、本当に妖精が宿っているのではないかなと思わされました。 児童書テイストの素敵な本でありお話。妖精国を訪れる人間は、「取り換え子」「さらわれ子」「迷い子」と三種類に分類され、それぞれに課せられた意外なルールも印象的でした。

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    2015年07月08日
  • 宝石の筏で妖精国を旅した少女

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    『不思議の国のアリス』のような古典的名作を思わせる、でも古くはない、新しいファンタジーを感じた。

    登場するキャラクターが非常に魅力的。

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    2015年06月27日
  • 影の妖精国で宴をひらいた少女

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    1作目でこの独特なリズムというか感じをつかめたので、前より身を入れて読めた。
    それでも分かりにくい言い回しは健在。思うに、分かってもらうことを前提とはしていないんじゃないか。なんというか・・・極端な言い方だけど、文章の「雰囲気」でも読める気がしてきた。
    主人公の少女セプテンバーは前作から1年経ったということで、ふたたびの妖精国に対してもちゃんと経験を生かして冒険を始めているところが好印象。
    でもやっぱりセプテンバー!だいじなところで勢いにまかせてバーンといってしまう、そんなところも愛すべき女の子。
    また、その性格を前面に出すことで、さとりきったふうの大人がいかに自分の望みや欲や意思を押し殺して

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    2014年02月19日
  • 炎と血 I

    購入済み

    氷と炎の歌、その前日譚をとある歴史学者の独り言のような形式で語っている内容です。
    これらはあくまであり得たかもしれない内容であって、本当にあった真実とは異なる場合もあると思って読まなければならないです。

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    2025年04月10日
  • 炎と血 I

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    ターガリエン家の治世を綴った本。「アーチメイスター」が書いたという設定になっていて、最初は歴史書を読んでいるかのように感じた。小説としては味気ないようにも感じたのだが、読み進めていくと、どんどん面白くなっていった。

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    2023年01月05日
  • 炎と血 I

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    ドラマ #ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の100年前、ウェスタロス大陸をターガリエン家が征服した頃からを記す歴史書。
    ゲースロの時代よりドラゴンのデカさも数も全盛期で戦の規模も壮大なので最高。
    2部からドラマで描かれる時代らしいので早く読まねば

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    2022年07月30日
  • セミオーシス

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    ネタバレ

    「地球の長い午後」を彷彿させる物語。だか、この長い本編は色々な顔をみせる。
    環境破壊、戦争などで地球を捨てて、この惑星にたどり着いた第一世代。着陸時の失敗で彼らは便利な物資を宇宙空間に取り残しており、ほぼ丸裸の状態から、この惑星で生活することになる。

    ここから始まり物語は、ファーストコンタクトや捨ててきた争いなどを含みながら、何度も視点変えて、百年続く。

    久しぶりに骨のあるSFを読んだとも思うが、流石に時間がかかってしまった。
    続編が出るということなので、彼らが新しい日々をどう過ごすか、見守りたいとも思う。
    「水と日光を」

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    2019年08月11日
  • セミオーシス

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    地球を出て別の星へ移住する。聞いたことのある設定だけど、詳細は初めての出会いだった。植物にそのままの生体の中で意識があったらこんなふうかもしれない。でも一体どの部分で考えてるのだろう?どうやって分子構造を変化させてるんだろう?等々思いながらも最後はそういうものだと思うことにした。未知の世界観はとても不思議で面白い。

    地には平和を

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    2019年02月27日
  • アルファ/オメガ

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    ネタバレ

    アルファ/オメガというのを聞くと、腐的にはオメガバースを想像してしまったのだが、なんかそういうのとは全然別物のえらいシビアできっつい設定だった。
    よくわからないままに終わったので、続きが気になる。っつか、お前はそこで死ぬんかいw というのが一番大きかった。

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    2016年08月31日
  • アルファ/オメガ

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    ディストピア小説。
    「爆発」のあと人類は必ず双子でうまれ、片方は
    「正常」、もう一人は「異常」、そして片方が死ねばもう片方も死ぬという世界。「異常」である片方には時に未来予知能力を持つ場合もある。
    「正常」な片方が「きょうだい」に煩わされず生活できる施策を取り始める中、「異常」なきょうだいは追い詰められていく。

    全3部作の1話目。
    ラストの展開は少し予想ついたけど、このあとどうなるの感がハンパない。続編の翻訳お願いします、早川書房様!

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    2016年03月13日
  • アルファ/オメガ

    ネタバレ

    ありきたりなSFかと思いきや

    今流行りの某オメ ガバー.スではない。
    爆発がどうとかそういうのはよくあるSF小説と変わりないと思ったが、この話については『双子』が大事な鍵となる。この双子設定が登場人物の思考感情全てに影響を及ぼし、この話に不可解で納得がいかない部分を増やしているといっても過言ではない。
    アルファとオメガ(正常な方と何かしらの異常を持つ方)は、さまざまな違いを持つ。オメガは『アルファが母親の胎内で吐き出した毒』という描写があるように、アルファよりも格下どころか触ると汚染されるというアルファによる共通認識まである隔離されるべき存在である。だが、双子の片方が死ぬともう片方も死ぬというこの世界では、オメガが死ね

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    2015年10月06日
  • 宝石の筏で妖精国を旅した少女

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    アオリ通り、まさに『21世紀の不思議の国のアリス』。
    元の世界の帰りたがらない主人公の、子供らしい無謀さと、子供らしからぬ度胸に、一緒になって妖精の世界を旅することができる本です。

    続巻の訳が待ち遠しい1冊。

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    2013年09月20日
  • 炎と血 I

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    久しぶりに「七王国」の世界に漬かった。
    トールキンを意識していると書いてあったがまさに、その通り。小説とはちょっと違うので、好みは分かれるとは思うが、これはこれでおもしろかった。

    が、とにかく、本篇早く書いてくれ!!

    〇インサーガのような、未完はやめてくれ!!
    あと2部、10年待っているが、寿命は持つのか?
    完結してくれ!!

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    2025年04月10日
  • セミオーシス

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    ネタバレ

    読みはじめてすぐに、本書帯にある『21世紀の『地球の長い午後』』の文言に共感することになる。確かに雰囲気が似ていると感じた。本書は異星への植民に形を変えたポストアポカリプスものの物語だ。地球産の優れた装置も知識も徐々に失われていく。植民世代が去ると大きく失われるものがある。体験を共有できないので全てを次世代に残すことができない。知識も急激にすり減り地球人はパシフィスト人へと変化していく。
    帯のもう一つの文言『新世代のル・グィン』は過剰な表現。本書著者にはル・グィンほどの切れ味鋭い観察眼は無い。例えば、本書は意図しているのか不明だがリーダーが女性ばかりである。その点についてル・グィンなら共感でき

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    2025年02月12日