カトキハジメのレビュー一覧

  • 機動戦士ガンダムUC3 赤い彗星
    福井晴敏版、正統ガンダムの第三巻です。細部にまでこだわった描写は、さすがに福井晴敏だと思わせてくれます。“赤い彗星”フル・フロンタルも本格的に登場し、物語は一気に加速していきます。しかも、あのハサン先生まで登場・・・う〜ん、懐かしいです。
  • 機動戦士ガンダムUC3 赤い彗星
    シャアの再来と呼ばれるネオジオンの首魁「フルフロンタル」が赤いモビルスーツ《シナンジュ》に乗って登場。通常の3倍の速さ宇宙を駆けるその動きにネールアーガマは手も足も出ない。少女オードリーの正体が明らかになり連邦軍がその身柄を利用しようとしたその時、バナージは再び《ユニコーン》に乗り込むことを決意する...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下)
    工業コロニー「インダストリアル7」を舞台にいよいよ物語が動き始める。予期せぬコロニー内のモビルスーツ戦に巻き込まれ、謎のモビルスーツ「ユニコーンガンダム」に乗ることになる主人公バナージ。ガンダムものの「お約束」を踏襲しながらも陳腐な二番煎じに陥ることなく読者を引き込んでいくのは、著者の熱い文章のなせ...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上)
    映像にしたら5分で終わりそうなプロローグ。ちょっと冗長かなと思いながら読み進んでいるうちにUCの世界観に入り込んでいた。宇宙世紀を「理解」している著者によるガンダム小説の序章。
  • 機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下)
    読み終わったー!!!!!(早すぎる



    そんなワケで2巻もサクッと読み終わったよ!!2冊同時発売ってんで焦ったけど、文章量は普通の小説の半分ぐらいだったんで実質は2冊で1冊ぐらいだと思います。
    思ってたほどボリューム無いのでちょっと拍子抜けかも?



    ただ、さすがに福井さんと言うべきか随所随所の...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下)
    「ガンダム」という大看板の前に福井晴敏の味が消されるのではないかと心配したのですが、それは杞憂に終りました。これはまさしく正当な「ガンダム」であり、「亡国のイージス」等に連なる福井晴敏の色を存分に残した小説です。物語は、まだ始まったばかりです。福井晴敏による「ガンダム」を読める幸福・・・感無量です。...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムNT(12)

    ようやく

    過去の回想が終わり、ようやくもビルスーツが復活。劇場版と同じだとするとクライマックスシーン。マンガ版はビアデッキがいるので、どんな結末を迎えるのか…。
  • 機動戦士ガンダムUC episode EX2 獅子の帰還

    後日譚

    この作品だけをみると内容はそれほど面白いとは言えないが、ガンダムUCの後日譚としては楽しめる作品だった。
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11(2)
    各シリーズとも長く続いてきたクロスボーン・ガンダムの中では2巻で完結という久しぶりに短い話となった。
    その分、主人公サイドでの死者は・・・。
    次期シリーズは果たしてあるのかなぁ?
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(15)
    『ラプラスの箱』最後の鍵に迫る直前に状況を無視して戦いを挑んできたリディはもはや無茶苦茶な存在
    けれど彼の視点に立ち物語を見返してみると、何となく理解できない部分がないわけではない

    マーセナス家の人間として『箱』の因縁やそれに纏わるアースノイドとスペースノイドの対立に縛られていた。それは簡単に受け...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(11)
    軍属ではないバナージ、宇宙世紀の鍵となるユニコーン。当初は連邦の船に乗りジオンと戦っていた彼らが今やジオンと協力し連邦と対立している
    その時々で主義が変わったのではなく、必死に今できる事をやり、何とかして戦闘を止めさせようと繰り返してきたからなのだろうね。だからその時々で戦闘回避の道に最も近い人物と...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(10)
    表舞台に出てきたビスト財団の女帝、マーサはその権力を背景に人々を掻き乱していく存在だね。唯でさえ『ラプラスの箱』という不確定要素によって掻き乱されていた面々は更に厄介な状況へ追い込まれていくわけだ
    そんな中でマーサと対峙し行動を制限されつつも、密かな逆転の一手を打ち始めるブライトは頼りになるね。さす...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(9)
    ガーベイによるダカール侵攻。それは『箱』の謎を解くという当初の目的を越えてあまりに凄惨な虐殺を生む戦場となってしまったね
    そうなったのはマハディ・ガーベイの中に渦巻く復讐心が周囲の想像を超える淀みを持っていたと言えるし、同時に連邦が行ってきた傲慢な振る舞いがそうした者を生み出してしまったとも言える
    ...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(8)

    アニメの補完として

    劇場番、テレビ番とも違う展開で描かれなかった部分が記される。ロニの内面、連邦の政治的な動きなどが描かれます。キャラクターをより深く知ることができるのでアニメを楽しんだ方にもぜひ読んでほしい作品です。
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(8)
    荒涼たる砂漠を歩むバナージの姿、自分が進むべき道に迷う心境をそのまま表しているかのよう
    ただ、彼にとって不幸中の幸いと言えるのはその無限に思える旅路にを共に歩むジンネマンの存在があったことか。ギルボアの件が有ったから何もかも心を預けられる相手ではない。けれど大切な者の死や自分が助けられなかった命への...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(7)
    人を殺したくないこだわりと自分を中心に戦場が構成される無慈悲さによるジレンマ。殺しを避ける為に加減しても意味を成さず、むしろ追い詰められてしまう
    バナージ一人で出来る事なんて限界を迎えていたと言えるわけで。傍で見守るダグザが行動に移るのはある意味当たり前なんだけど、MSに白兵戦を挑むなんて無謀が過ぎ...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(4)
    シャアの亡霊フル・フロンタルに襲撃されるネェル・アーガマの乗員たち
    亡霊なんて本来は見えてはいけない代物。けれど実際に見えるしリディ達に襲いかかる
    だから対処しなければいけないけれど、見えてはいけないものが見えてしまっている誤りを自覚しないと対処法まで正しい形を取らなくなる

    その誤りの代表格が「姫...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(3)
    遂に全貌を現したユニコーンガンダム。通常状態だと地味な見た目のMSが覚醒状態に入れば馴染み深いガンダムの形に変形する流れは燃えるね
    また、それが読者・視聴者側だけでなく、戦況を見守っていた周囲の人間に対してもガンダムの登場が特別な意味を持って受け止められている。それはガンダムが強い機体というだけでな...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(2)
    迫り来る戦争の足音……を前にしてカーディアス・ビストを目指すバナージと「姫様」の道中はけれどお出掛け模様のように映ってしまうのは面白い
    ここで「姫様」があの映画の看板を見て「オードリー」と名乗った点含め彼女の正体や後々の展開を思えば、このバナージとの短い道行きは本当に尊い時間だったんだろうなぁ……
    ...続きを読む
  • 機動戦士ガンダムUC7 黒いユニコーン
    再読

    初読はもう数年前になるかな。当時は「福井晴敏の作品を読みたい」という気持ちから、wikiやら何やらで大急ぎにガンダムワールドを予習してからこの作品を読み始めた。

    付け焼き刃のガンダム知識ながらも福井ガンダムワールドにどっぷりと浸り楽しめた。ついでに、それまでは「アニメオタクのやつ」と若干蔑...続きを読む