本間龍のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スポンサーから多額の金を募った世界最大規模の商業イベントであるオリンピック。なぜそこにボランティアが必要なのか疑問でしょう。
オリンピックの理念に協賛してそこに参加するというボランティアの方の気持ちは尊重すべきものですが、その一方で大手広告代理店の電通は億単位の利益を得ているという。
莫大な労働力を無料で提供させる一方で利益を貪るというのはさすがにバランスが悪い。
やりがいやスポーツへの参加が目的なら、電通の人間も組織委員会の人間も全員無償で勤務すればよかろう。
開催直前にも多額の中抜きが問題になった。金に汚いオリンピックの印象しか無い。
金にまつわる問題が検証される日は来るのだろうか?
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Posted by ブクログ
「電気を大切ね」。テレビ・コマーシャルで語りかけていた
東京電力のキャラクター・でんこちゃんは、あの原発事故
から姿を消した。
本名は「分電でんこ」。描いたのは内田潤菊。どうやら家族も
いるらしい。でも、今は家族ともども行方不明だ。
でんこちゃんと同じように姿を消したのが、オール電化住宅
のコマーシャル。これだって、原発ありきの商品だものな。
福島第一原発事故以前、メディアには電力会社や電気事業
連合会、資源エネルギー庁の広告が溢れていた。
原子力発電はエコです。クリーンです。安全です。事故は起こり
ません。万一、事故があっても放射能を封じ込める対策が出来
ています。
約40年に渡っ -
Posted by ブクログ
読む前から読んだら暗くなるのがわかっている本を読むことが多く、どうしたものかと自分で思っている。
そして、実際読んだら、想像以上にひどいことが書かれていてますます暗くなる。
国民をなめているのか。
特に、主婦(女性)や子供をなめているのかと思うかつて国が委託した団体の報告書(今も似たような感じかもしれない)があって、バカにするのもいい加減にせえと、とても腹立たしかった。
震災以前の関電の原発CMに星野監督が出ておられた時、ガッカリしたのを覚えている。
それはもう仕方がないとして、まだこれから原発推進のCMに出る人は、ちょっとなあと思う。
こんなにも大がかりに、国、大手メディア、広告代理店 -
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白くて、一気に読んだ。
博報堂から見た、巨大な電通像を、現場から、冷静に映し出している。
謀略史観みたいなのじゃなくて、現実的な職場からの視線が良い。
電通と博報堂、凄まじいデッドヒートを繰り広げている。
その中で精神を病む人や、血管系の疾患で倒れたり亡くなる人もいるという現実。
以前、電通の新入社員が働きすぎて鬱病になって自殺して、家族が裁判を起こして労災に認定されてたけど、広告代理店って、クライアントによっては、ほんと命が縮むくらい忙しい。
オレの知ってる人も資生堂のCM担当になったら、24時間働いてて、昼も夜もなかった。
大手出版社から、電通を批判した本が、ほとんど出ていな -
Posted by ブクログ
四国の山々に囲まれた
小さな村に行く機会があった
その日は
ケニアのキベラ・スラムで30年間もの間、
そのスラムに暮らす人たちと遺書に支援活動を
されている方のLIVE&トークの会であった
感動的なお話しが終わった後
質問の時間があり
その中の質問の一つに
「アフリカに国が54か国もあるなんて
全く知りませんでした」
そのあと
「二年後に東京でオリンピックがありますが、
できるだけたくさんの国が参加できたら
いいな、と思います」
と 結構な年配の女性がお話になった。
こんな風に無邪気に
おっしゃる善意の人たちに
「(東京に限らず)オリンピック」って
とんでもない問題を抱 -
Posted by ブクログ
端的に問題点がまとまっているという点では岩波ブックレットの方が使いやすかった。
本書の特徴はブックレットには収めきれなかった広告業界の生々しい現実をふんだんに書いているという点。そのような観点から、本書は広告業界のを志す就活生が読んでおくべき本でもある。こういう情報を知っておいて適切なタイミングで適切なやり方でアピールすることは、他の就活生と比べ相対的に突出するために必要だと思う。
自分が使うという点では、ブックレットの方を使う際に補強材料として用いることが考えられる。
しかし相変わらず絶望するなーこの本を読まずに署名運動とか地道にやってる人に対して何を語ればよいのか。少なくとも根拠なき楽観論 -
Posted by ブクログ
2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故が起きる前から、
原発の安全神話については懐疑的だった。原子力だよ?核だよ?
安全対策は万全だというけれど、地震列島・火山列島の日本に
人間が制御出来ないモノを作って本当に大丈夫なのか…と。
だから、新聞紙面に掲載されていた電力会社の広告も胡散臭く
感じていた。専門家だとか、有名人だとかが、原発の必要性や
ら安全性を説いていても「本当かよ」って感じだった。
広告業界の片隅にいたから分かる。畳みかけるように何かを
主張する広告ほど、危険なものはない。著者の一連の原発広告
関連の書作を読んでいると「やっぱりな」との思いを強くする