本間龍のレビュー一覧

  • ブラックボランティア

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    2020年東京五輪は無償ボランティアを11万人募集
    感動詐欺、やりがい搾取と批判されている

    ボランティアは、自発性、非営利性、公共性などが本来の意味であり、そこに無償という意味は含まれていない。

    近年の五輪はスポンサー企業から多額の協賛金を得ているので、非営利性ではない。一方、災害ボランティアは人命救助などなので非営利性である。

    東京の真夏の過酷な日程での開催こそ、スポンサー企業の意向を重要視した金満組織の本性である。

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    2018年09月26日
  • ブラックボランティア

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    多少の誇張はあるかもしれないが、スポンサーがついているにも関わらず、ボランティア=無償を募るということのおかしさに初めて気が付いた。そうか、無償じゃなくてもいいんだ。組織委がいうように「感動を共有する」と言われれば、そうかと思って参加してしまう市民は絶対にいると思う。利益を手にしている人がいる反面、自腹を切ってボランティアをすることにおかしいとさえ気がつかなかった。たぶん、日本ってそういう風に教育されているんだろうな。

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    2018年08月12日
  • 原発プロパガンダ

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    「CMで(テレビで)やっていたから」
    賢いランクの高校一年生女子と話していて、よくこの言葉が出てきた。

    そして、この本。
    騙されていた、というか、自分がただ単に楽していた、という感じ。

    そりゃあ、相手の思い通りになるよな、と。
    でも、同じ手を見破られるようになりたい。今からは。

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    2016年10月31日
  • 原発プロパガンダ

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    原発プロパガンダ・・・は、定着しないだろうな。
    扇動広告とか新語を提示した方がインパクトがありそう。
    偏執狂的な文章もいただけないかも。

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    2016年05月17日
  • 原発広告

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    過去の原発広告がどのようなものか知りたかったので購入。マスメディアへの癒着具合の情報以上に様々な広告を知ることが出来た本でした。
    プロパガンダの一種として読み応えがありました。原発広告に携わった人達の言葉なども聞きたかった。

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    2015年04月10日
  • 原発広告

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    原発がどう宣伝されてきたか。雑誌や新聞広告から読み解く。
    その時は安全だと思ってたんだろうなー、まさか自分が生きてる間に事故が起きるとかも思ってなかったんだろうなーとか。

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    2014年03月21日
  • 原発広告

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    原発安全神話を作り上げた原発広告をプロパガンダの一種と見做し、その歴史と構造を探った書。

    1991年に作成された「原子力PA方策の考え方」は原発広告の舞台裏が垣間見えて興味深いし(p.48-64)、「私も脱原発だ」と公言して都知事選に立候補した舛添要一氏が過去にちゃっかり原発推進派のシンポジウムで基調講演を務めていた模様が収録されている点も見逃せない(p.244)。

    ただ、広告の分析は表層的で決して鋭いものではないし、事実なのか著者の臆断なのかよく分からない表現が散見されるのもいただけない。したがって、本書の価値は歴代の原発広告を多数掲載した資料性の高さにあると言って良いのだが、縮小された

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    2014年02月04日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    巨大広告主たる電気事業連合会と電力各社が、電通、博報堂の大手広告代理店を通じて、どのようにメディアを支配し、マスメディアで自分たちに都合がよい情報だけを流し、不都合な情報を流さないようにコントロールしているかという仕組みを解説した書籍。
    広告関係の仕事をしたことがない方にとってもふーんと読めると思います。
    本書の指摘で再度思ったのは、電通、博報堂がメディア広告業界を独占しているのにもかかわらず、独占禁止法上の問題がまったく指摘されていないこと。これが、日本の言論界(マスメディア)と政治権力をどれだけ支配しているかということの指標になるだろう。

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    2013年02月12日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    最初だけタイトル通りの内容。あとはずっと代理店の業務説明。とはいえ、状況はリアルによくわかるし代理店の業務を説明すればするほど、この「広告代理店」がいかに電事連やTEPCOを陰に陽にメディアにねじ込んできたかがよくわかる。これだけのパワーが注ぎ込まれていたのだと改めて実感。

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    2012年12月16日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    タイトルで電通悪みたいに見えてしまうけど、本当に叩かれるべきは電力会社のメディアへのプレッシャーだろう、と思う。

    この本は電通、というかテレビの広告枠を買う広告会社はどのような仕事なのか、という紹介本として読むと面白い。

    逆にメディア側の立場になったとき、メディアが広告費をもらうことで起こりうること、営業はどこまでクライアントファーストにして編集に意見を通すのか、そういった事を考えると面白い視点が生まれる。

    あと、デンパクがそれぞれcciとDACを立ち上げた、というくだりがCAとDACを立ち上げた、というとんでもない誤記になっていてビックリした。

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    2012年12月08日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    勇ましいタイトルですが、「原発」の割合より「電通」の割合が圧倒的に多い。表紙にそれが現れてますね。謝罪会見やイメージ回復キャンペーンなんかも広告会社の「お仕事」になるそうで、こと原発報道関係については読んでいて腹立たしくなることが多々あります。そういえば、原発意見公聴会の取り仕切りも博報堂だったし、他に入札したところは電通だけだった。
    著者も断っているように、第五の権力ともいうべき広告会社の側面を紹介する、というもので、原発事故以外の、広告会社とメディアの話がほとんど。商売とはいえ、嫌な話ですよ。

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    2012年12月07日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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     中国で起きた大規模な反日運動がその翌日に急速に収束するのに役立ったのは政府が国民の大半に向けて送ったショートメールだったという。国民の大半にメールを送れること自体も驚きだが、ITが支配に利用される現実を見せつけられた気がする。言論統制の最終段階の一端を垣間見た。
     さて、わが国には言論の統制は存在しないのだろうか。一般に報道の自由という言葉は普及しているがその実態はどうなのだろうか。その答えの一つを本書は示してくれる。
     東日本大震災に至るまで、原発はクリーンエネルギーとして好意的に報道されてきた。新聞各社は電力会社やその関連団体の出す全面広告をしばしば掲載し、特に地球温暖化問題が周知されて

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    2012年09月22日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    広告代理店の仕事の内容をつまびらかにしていくことで、メディアが支配されていく様を描いている。
    クライアントの意向を必要以上に気にするがあまりの偏向報道はけしからんが、システムとしてそうならざるを得ないことのほうが根が深くて大きな問題である。原発の報道に関しては、事の重大性からこの裏の仕組みの部分が大きく取り上げられたが、これは最初で最後の例かもしれない。

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    2012年08月19日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    ネタバレ

    ツイッターにしろブログ界隈にしろ、兎に角世界は常に何者かのあくどい陰謀によって支配され、陰謀者は美味しい思いをして、我々貧乏人は徹底的に搾取される、そんな話が絶える日は無い。

    ある一面に於いてそれは確かにその通りではある。弱肉強食の現実は間違いなく存在し、そこには所謂勝ち組と負け組がいる。そして勝ち組は益々勝ち、負け組はどんどん負けるという残酷な現実も存在はする。

    しかし、もう一つの側面から現実社会にアプローチすると、また違った面も見えてくる。それはどんな光景か?自らに課せられた義務を果たすため、世界が滅ぼうが人が死のうが、兎に角自身のミッション達成のためにがむしゃらに突き進んでいる人たち

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    2012年07月12日
  • 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

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    題名には「原発」とありますが、メインは「電通」及び広告業界の話です

    広告業界は全く門外漢ですが、漠然と抱いていたイメージと大きくは違わず、「さもありなん」と思わせるものでした

    「自分の意見」と思っているものも、何らかのインプットから成っているわけですが、そのインプットが誰のどういう意図で作られ伝えられたものなのか、意識することも必要だなと再認識。




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    #1

    私の大学時代の友人が編集に携わっている本です。

    「多くの版元が刊行拒否した渾身の一冊」とのこと。

    ご興味もたれた方はぜひ読んでみて下さい。

    とりあえず宣伝として。

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    2012年07月13日