月本ナシオのレビュー一覧

  • 花に降る千の翼

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    南の島国タリマレイの第一王女イルアラは太陽のような明るく活発な少女。代々王家に継承される能力を持たない彼女は、神代の地ラロヘンガよりやってきた鳥の神の息子エンハスを護衛に、王位継承者として認められるべく奮闘中。そんな折、隣の大国バラーバルがタリマレイを狙っていると知り…第3回ビーンズ小説大賞優秀賞中受賞作。魅力的なキャラはもちろんのこと、世界設定もしっかりしてて面白かったです。新人チェッカーの方、要チェックです(笑)

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    2009年10月04日
  • 冥恋十王帳2 ~彼岸の彼方も縁次第~

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    正式に『蝶』になるため、見習い期間を過ごす日々。
    そして、他の『蝶』に行方不明の者がいる事を知り…。

    ヒーローの、学び具合というか、ツンデレのデレ具合が
    結構進んできています。
    相手を大事に思う事、どれだけ前例を作るかという事。
    主人公もそうですが、皆さま突っ走ってます。
    何だかこう…最終的にはよい感じに終了してますが
    地獄大丈夫か?! と叫びそうです。
    残りの王の持ち回り、大丈夫なのでしょうか?

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    2017年05月29日
  • 冥恋十王帳 ~あの世の沙汰も恋次第~

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    突如の結婚話の相手が死亡。
    そしてその死亡原因が侍女だと言われ
    真犯人を探す事に。

    決意したのはいいものの、のっけから違う場所へ。
    地獄でどうしろと? という状態ですが
    確かに死んだ相手を探せば問題解決。
    簡単な事のはずが、探せば探すほど
    婚約者の聞いた話と違う話が。

    という本編も気にはなりますが、地獄の種類も多い。
    初っ端から、そんな行事があったのか、から始まり
    あちらこちらに存在する地獄の描写が…。
    代表的なものしか知りませんでしたけど
    とりあえず、想像して読まないようにしないとw

    無表情な十王が一人の、ヒーロー。
    会った王その後の呟きと、違う行動をしているので
    感情が先ですか?w 

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    2017年05月29日
  • 呪われ姫のハカリゴト2 ~正しい愛の誓いかた~

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    イラストレーターさんが好きだけど、筆者の過去作がすっごく合わなかった記憶があるので、警戒しつつ。
    なかなか思い切りが良いというか、シュールな展開。死の呪いがある世界なら、逆もありかな…。1巻目を読み終えた時点では、二人の関係に応急処置って単語が思い浮かびました。
    もろもろは2巻目でやっと解決。良かった良かった。
    やっぱり少し文章が好みじゃないけど、古代語、エイメリーの口づけ、魔女の呪いとか、そういう設定好きです。
    呪いが障害なので、人間関係の修羅場?はあまり無くて、そこがちょっと物足りないかも。

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    2014年10月06日
  • 呪われ姫のハカリゴト2 ~正しい愛の誓いかた~

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    ネタバレ

    前半は、シルヴィアとヴィークのいちゃつき→ヴィーク昇天→キスで復活って感じでしたけど、二人にかかった呪いの元っていうか、魔女二人が登場して、きちんと呪いがとけました。

    ヴィークの呪いの元のエイメリーは、実はいい魔女だったんだなっていうのもいい感じで、ほんとの悪い魔女カラカティアの悪趣味ぶりには笑ってしまいました。

    エリゼとブライエルの関係もいい感じになってきてて、ブライエルの思惑を知らないエリゼがブライエルに一服盛ろうとしているところは、期待したんですけど、ビーズログ文庫だとここまでかぁって、ちょっと残念でした。

    2巻で終わりですけど、いいまとまり方してると思います。
    池上紗京さんのイラ

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    2013年09月23日
  • 呪われ姫のハカリゴト1 ~愛しい王子の堕としかた~

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    池上紗京さんのイラストに惹かれて購入。
    最初のあたりは、「眠れる森の美女」って感じでしたけど、森の中で隣国の王子を罠にかけようと眠っていたシルヴィアに口づけた傭兵ヴィークには「首が7日で落ちる」っていう呪いが。

    話が違う!と魔王に抗議に向かう二人でしたが、道中積極的にシルヴィアに迫るヴィークがいい感じです。シルヴィアは口は悪いですが、それにも理由があるってことで、口先だけの悪態で心の中では愛してたりするのには呪いは発動しないのかなあって思いました。

    魔王の元にたどり着いた二人。首が落ちる前に何かあるのかと思ったけど、あっさりヴィークの首は落ちた様子。それにもかかわらず意外と冷静だったシルヴ

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    2013年07月06日
  • 花に降る千の翼

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    ネタバレ

    たぶん、この話は完結してるよね…。
    と思いながら自宅の本棚で見つけた本。5冊目ぐらいまでそろっていたけど、なぜか読んでいなかったシリーズ。きっと出たころには琴線に触れなかったのでしょう。ビーンズ文庫がいろいろ出していた時期だし。

    ということで、読んでみる。
    活発でちょっと鈍い、南の島国の王女。神々の一族だけど暗い過去もちの青年。うわ、なに、こう書くとかなりツボな設定じゃないか! と今思った。

    お話もテンポ良く、難しいこともなくさらっと読める感じです。
    父王が穏和に見えて隠れ意地悪なところが笑えます。妹姫も姉姫といい感じで対照的。
    しかし物書きさんって一話完結と思いながらも、絶対続きの設定を

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    2013年01月14日
  • あやしの恋: 1 螺鈿の君と春雷の怪

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     妖まみれの生活を送ってきたヒロインという設定は好きだけどストーリー自体は可もなく不可もなく……。あんまり記憶に残らない。もふもふな妖の毛皮に顔をうずめて眠る少女という絵は良かった。

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    2013年01月08日
  • 狐と乙女の大正恋日記 貴女に、永遠に憑いていきます?

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    最終巻。帯に「駆け落ち!?」って大きく書いていたんで、ちょっと期待したんですけど、予想通りというか、いい雰囲気だったのに、あれで終わり?

    それに、冬馬が駆け落ちに了承しないだろうっていうことは分かりますけど、そこでなぜか九尾を呼び出して、一緒に出かけるってのは、なんだか違和感がありました。冬馬は九尾に最終的には身体を乗っ取られるかも?っていう流れできているのに、それを阻止しようとする企みに協力するってのが、どうも納得できなかったです。

    悪魔との対決も意外とあっさり終わって、最終的には九尾は冬馬の中に小さく眠るってことになりましたけど、なんか中途半端っていうか、もやもや感が残りました。

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    2012年12月15日
  • 狐と乙女の大正恋日記 貴方、歌劇場に憑いてます?

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    ネタバレ

    2巻目。鎌鼬が起こす事件がメインです。
    やっぱり表紙の冬馬は九尾の方ですかね。

    かっこいいのになんか影が薄い冬馬と意外としっかりものの佳乃子だと、佳乃子の方が主導なんですよねぇ。これが九尾に乗っ取られた冬馬と佳乃子だと、佳乃子が九尾に翻弄されちゃって、九尾と佳乃子のいちゃつきがもっと見たいって思ってしまう私がいます。

    今回、冬馬が女装してるんですけど、あのイラストはちょっとなぁ・・・。文章ではきれいなはずなんですけど、どう見てもコメディにしか見えないです。ちゃんとした美しい冬馬の姿にして欲しかったです。

    あと事件の犯人のイナサと真知花ちゃんののイラストも見たかったです。
    次巻では是非。

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    2012年08月25日
  • 狐と乙女の大正恋日記 貴女、憑かれてますよ?

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    ネタバレ

    月本ナシオさんの新シリーズ。大正ものはあまりいい作品に出会えてなかったので、あんまり期待してなかったですが、出だしとしてはまあまあかなって思いました。

    ただ、表紙の冬馬のイラストからすると、結構オレサマ系を期待していたんですけど、優しい、影の薄い子で、佳乃子の方がよっぽどしっかりしてました。(あとがきを見ると、表紙の彼は冬馬じゃなくて、九尾だったみたいですけど)

    佳乃子は、猪突猛進系じゃなくて、結構しっかりしてる子でしたんで、私的には好感度高いです。九尾に乗っ取られた冬馬が佳乃子にちょっかい出して、佳乃子が冬馬と九尾のどっちを好きになるのか気になります。

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    2012年07月22日
  • フォーチュン・オブ・ウィッカ6 タロットは愛を結ぶ

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    完結巻。アイリ鈍感過ぎる。ダリウスの想いも気付かれないままかなー。ハイヅカ、さらりとちゅーし過ぎだ。チームとしての仕事は一応ある程度片付いたんだろうけど、まだ書けそうな終わり方だったな。

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    2012年04月05日
  • フォーチュン・オブ・ウィッカ5 タロットは運命をためす

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    ある意味、アダムさん特集な巻。「恋愛は……究極の迷子だな」ってセリフに噴いたw そして、徐々に見えてくる過去。相棒解消?!ここでそれはないよ>< 短編、いちごケーキが食べたくなっちゃう。

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    2012年03月26日
  • フォーチュン・オブ・ウィッカ6 タロットは愛を結ぶ

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    ネタバレ

    最終巻です。
    アイリとの相棒を解消して出て行ったハイヅカが、あんな感じで戻ってくるのは意外でしたけど、それ以降は予想通りの展開で終わりました。

    最後の結婚式が主任と室長ってのはちょっと予想外でしたけど、こっそり指輪をはめるなんて、意外とハイヅカも器用だなぁと。

    最後には、アイリとハイヅカがはめているブレスレットについての番外編もありました。

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    2012年01月21日
  • フォーチュン・オブ・ウィッカ5 タロットは運命をためす

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    ネタバレ

    今度はドロップパレスに一行は向かってます。
    だんだん「ウィッカの予言」にかかわる人間の過去が明らかになってきてますけど、アイリとダリウスの過去にはちょい驚きです。前巻でダリウスの手に出て来ていた印とあの不思議なハジャインも謎も明らかになってます。

    ただ、そっちはいいんだけど、アイリとハイヅカの仲はまったく進まず。ラブ度足りないです。ハイヅカがもっと押せばいいのに・・って思うのに、逆に離れていっちゃうし。うーん、物足りない。

    次巻は最終巻ということですけど、ラブ度UPでお願いしたいところです。

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    2011年12月08日
  • あやしの恋: 1 螺鈿の君と春雷の怪

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    記憶喪失になった女の子が金髪美形と青髪?ワイルド系の2人に求婚されて3角関係って感じなのかと思ってたらあらあら?な展開。

    なんだか金髪ヤンデレがなんだか報われてなくて可愛そうでした。
    いや、まぁ青髪?な大きい猫(爆)もなんだかんだで報われてないような気がしないでもないんですがね。

    怪好きな人、もしくは獣ラブな人は読んでも面白いかも?
    人が好きな人はやめたほうがいいかもですw

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    2011年11月14日
  • ミリセントと薔薇の約束 追憶の花ひらく博覧会

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    3巻から続いて盛り上がってきた感じです。

    クッキーは前巻からフラグ立ってたから、納得がいったな・・

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    2011年09月22日
  • ミリセントと薔薇の約束 社交シーズンは魔法と共に

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    ネタバレ

    2巻目です。
    小さいときのミリセントとアンセルの描写もあって、アンセルってほんとに幽霊なのかなぁって思ってきました。実はどこかで本体は寝ているとか?
    グレンもなんだかミリセントに惹かれているような感じもしないでもないし、この三角関係、どっちに軍配があがるのか気になります。

    あと、ミリセントの「薔薇封じ」とグレンの「薔薇の騎士」もなんか複雑に関係してそうで、これがどう展開していくのか、楽しみです。

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    2011年06月08日
  • ミリセントと薔薇の約束 幽霊屋敷の優雅な執事

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    ネタバレ

    月本ナシオさんの作品は、前作「花に降る千の翼」以来ですが、そちらに比べると、中世ヨーロッパっていう感じで、世界観が馴染みやすかったです。

    ミリセントの性格も嫌いじゃないし、幽霊屋敷の住人も面白いし、あとはグレンとアンセルのどちらとくっつくのかなというところです。(アンセルは幽霊だから却下かもしれないですけど)

    5冊買ったので、次巻も楽しみにしてます。

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    2011年06月08日
  • フォーチュン・オブ・ウィッカ2 タロットは初恋を告げる

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    ネタバレ

    まだまだ読みづらい部分はありますけど、ちょっと慣れてきたかなぁ。

    アイリと一緒にいることで、不幸が減ってきたハイヅカですけど、アイリが攫われた途端に、雷の直撃を2回も食らうなんて、不幸っぷりは健在です。

    この巻ではアイリの過去とハイヅカの過去、またチラチラ出て来ていた「落日の礼拝」が誰のせいで起こったかなんてのも出て来てます。「ハイヅカ」とカタカナで書かれているけど、本当は「灰塚」なんですね。ハイヅカの不幸の原因も明らかになり、一気に話が進んだ感じがします。

    ハイヅカはなんとなくアイリに好意を寄せている感じの描写が増えてましたので、期待してましたけど、まだまだアイリの方は自覚してない感じ

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    2011年04月21日