狩野みきのレビュー一覧
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1.自分の意見が他人と同じようなことを言っていることにショックを受けて、自分独自の考えを伝えるためにはどうしたらいいのか、そもそも、自分の考えを組み立てるにはどうしたらいいのかを学ぶために購入しました。
2.作文指導をしている著者が考えを作るためにどのようなトレーニングをしていけばよいのかをまとめた本です。まず、自分の考えを組み立てるにあたり、理解していることとしていないことを分類していくことから始めます。次に、理解していないことは調べて、1つ記事ないし1冊の本を要約していきます。最後に、自分はどの立場で発言するのかを決めます。このように、一見簡単そうに見えるのですが、わからないことを「わか -
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世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業
著:狩野みき
グローバルな舞台で活躍する人々は、一人一人が明確な意見を持ち、じっくりと考え抜くためのスキルを身に付けている。これは彼らが受けた教育のためである。エリートと呼ばれる人たちの多くは、アメリカやヨーロッパなどの良質な学校に学んでおり、そこで習得するのが「考え抜く力」なのである。
その考え抜く力が「クリティカルシンキング」である。それは、じっくりと主体的に考えるための思考法であり、ひとりよがりではない、健全な「自分だけの答え」や「意見」をもつための必須スキルである。
本書の構成は以下の6章から成る。
①自分の意見の作り方
②理解 -
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■視点の増やし方
・人類学者のスケールで、当事者が見落としがちな点を見抜く
①その情報の中身を、「人類の歴史の一部」として100年後の視点からとらえるとどうなるか
②その情報が言っている内容は、他の国でも重要な問題となりうるか
③その情報には、大前提となっている文化的背景があるのか
【例:託児所を社に置いたり、小さい子どものいる母親が在宅勤務をすることについて】
①
ex. 託児所が会社にある社会を100年後に「人間の歴史の一部」として見てとらえた場合、人間の進歩とみなせるか
→子どもが母親と同じ職場にいるという枠組みは、かてて農村で田んぼに赤ちゃんを連れて行ったことと同じ
②
ex. 託 -
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ネタバレ自分の考えを伝える力の授業
自分は説明が下手だと思っているから読んだ。
また、仕事で何かについてDiscussionをする機会が多い中で、自分の発言を誰も聞いてくれていない、議論に有意義な発言をできていない、自分の言いたいことを伝えられていないように感じる部分があったことも、この本を読むに至った理由の一つ。
特に刺激を受けたのは以下の3つの記載
●間違った意見はない
今の会社に入って「自分のValue(価値)とは?」と考えることがすごく増えた。
答えは「自分であること」に尽きると思う。
こんなこと言ってもいいかな。といって発言することに怖気づくのはもったいないと思った。
●議論している -
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「正しい意見も間違った意見もない。」と筆者は言い切る。「意見は正しいか否かでなく、説得力があるかどうかで判断されるもの。」
では、モヤットした自分の考えを、どうすれば説得力のある意見に変えることができるのか?
筆者が失敗と試行錯誤を繰り返しながら学んできたエッセンスが、この本には詰まっているように感じました。
自分の中でのディベート系のバイブルとも言えるくらい多くの気付きを与えてくれた一冊です!
【心に残った部分】
~何かを説明する手順~
*まず重要度の高い「結論→定義→根拠」
*詳細情報は、中心となる情報と周辺情報に分けた上で、「いつ、どこで、誰が、どのように」の大きな枠から説明する。
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購入済み
心が晴れた気がします
意見と自分は違う事は理解し少し自信がつきました。まだまだ否定されることがこわいので、紹介されていたエクササイズを日々実践し少しずつ頑張っていきます。購入して良かったです。
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購入済み
とても参考になりました
私も会社の会議でなかなか発言が出来なくて困っていました。間違ったらどうしようとの思いが強く思考が停止する事も多かったですが、意見に正解は無いとの言葉で少し勇気が出ました。内容も分かり易く満足しています。