狩野みきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
考え抜く、というのは具体的にどういう事なのか?
自分の意見を持つためには、まずその事態を理解しなければいけない。理解と言っても、わかったつもりではなく本当に理解しているか、自問自答しなければならない。その上で、わからないことを調べ、自分の意見を持つ。自分の意見については根拠を徹底的に明確にしていく。根拠に曖昧な部分はないか、事実と意見を混同していないか、違う立場の人はどう思うか、といった視点を広げて考える事も必要。また、先の予測をし、うまくいった場合、うまく行かない場合の行動も考える。こうして徹底的に考え抜かれた意見は自信を持って伝えることが出来るのである。
ん?と思ったらその疑問に気付く -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供に考える力を身に付けさせるために
親ができることを教えてくれます
考える力は親が子供に与えてやることのできる最大の財産
考える力は、毎日の生活の中でこそ生まれるもの。
家庭で考えることを習慣化し、クセにできるように
1、理解する
2、なぜそう言えるのか、そう思うのか
3、他の考え方もできるか
子供に答えをすぐ渡さない。
教育とは、知識や経験を持っているものが教えるのではなく、子供が自分で答えを出せるように黒子のようにそっと背中を押すこと
でも考えさせるとやらされ感で嫌になるので
考えることは楽しいと思うこと
親も子供の仲間になって一緒に考えて喜ぶ
正しい意見なんてない
それより説 -
Posted by ブクログ
自信について知りたくて読書。
師匠から学んでいることに近いのでサクサク読める。
自己分析を深め、自己客観視を高め、なぜを繰り返して自分を根底の欲をあぶり出していく。日頃思い悩むことの多くが実は起こりもしない恐怖や事実ではないことで占められている。そのあたりを書き出していくと整理でき、どこへ集中するべきかが明確になってくる。同時にイメージしていく。
4対96で常に4へ集中するようにする。
完璧主義に陥らず、まあいいっかと考える(私限定の考え方の矯正法)。
なぜを繰り返して深化させることで根拠とし、それが自信となる。この繰り返しがセルフイメージを少しずつ上げていくことで、決断に対して後悔 -
Posted by ブクログ
本当に理解できているかのチェック
5歳児に説明できるか
よい質問をするための12ヶ条
5W1H
なんのために?なぜそう言えるの?
情報にツッコミをいれる
必然性を問う
データの正当性、妥当性を問う
あいまいな言葉をチェックする
似て非なるものを引き合いに出す
物事の両面を確認する
きっかけについて尋ねる
なぜ今なのか?
長期的な展望について聞く
背景について聞く
事実と意見を区別する
事実は何らかの形で証拠を示せるもの
意見は人それぞれ違い得るもの
意見には根拠(なぜなら…)が必要で、
根拠は事実レベルまで落としこむ
意見を結論と根拠に分ける
結論→な -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本人には足らないと言われる、自分で考え発言し議論を戦わせること。
その具体的なノウハウがつまっている。都度見直し実践すべき書。
28 エクササイズ:★
ニュースを見て、そのニュースについてどう思うか自問する。その答えになぜそう思うのかという根拠を考える。できれば30秒ぐらいで。 結論=>根拠
ひとことですぱっというエクササイズ(p.85)
39 伝えるための2ステップ
理解する->相手目線で伝える
自分が伝えようとしている「何か」を自分でちゃんと理解する。5歳児にも教えられるぐらいに。5W1Hでつっこみする。
伝えるときは徹底して相手目線で。
「ちなみにxxってご -
Posted by ブクログ
プレゼンや話し方が苦手なので、その補助になればと思い購入しました。
プレゼンや議論は決して自己アピールの場所ではなく、意見や考えを出し合うことでブラッシュアップする場所であると言う考え方。意見に良い意見も悪い意見もないと言う考え方には救われた気がします。
議論である以上、その議論の本質に関係ないことは話さないし、人に自分の意見を分かってもらうには、きちんとした手順で相手の立場に立って話をすることも必要。そのあたりを意識できたらと思いました。そして、本を読むだけでなく実践や練習することも必要。
しかし、この本を読んで国会の議論がいかに建設的な意見の場所とかけ離れていることかと感じました。 -
Posted by ブクログ
ものすごく役に立つ本だ。
今教員をやってて思う。人に自分の話を理解してもらうのは、ものすごく難しい。
例え話している内容が良くても、話を聞いてもらうための雰囲気が作れてるか、相手が理解しやすいような話し方ができてるか、など様々な外部要員によって、ものの伝わり方はかなり違ってくる。
この本では、様々なケースにおいての伝え方が書いてある。具体例が豊富で、どのような手順で話を並べていくかわかりやすかった。
さらに、相手が聴きやすい環境作りの一言なども教えてくれる。そして、日常からできる練習法なども。
伝えることにおいて、ありとあらゆる角度から分析されているこの本は、一読の価値があると思う -
Posted by ブクログ
『具体と抽象』を読んだ後に読んだこともあり、抽象化や前提の一致等通ずる部分が多くあったように感じた。本書は自分で考えることと、それを強めるために議論することに焦点を当てている。日本人における意見交換は弱点のように感じられるのは、非常に共感できる部分であり、身に着ける必要性を感じる。この本を読んでいて感じたのは、主にビジネスマンの場面として思い浮かんだ。しかし、抽象化してみると他の人にも当てはまることが多いと思うし、日常生活で行かせる部分がほとんどであるように思える。また、意見交換時にあるマナーや心構えはしっかりと学んでおく必要があると感じた。
意見→根拠(事実)→証拠 この構造が必要。また、