許光俊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
たくさんの同曲異演盤を聴き比べて楽しんでいるクラシック音楽マニア向けの本である。
取り上げられているのは、ヴィヴァルディの「四季」より「春」、スメタナの「モルダウ」、ベルリオーズの「幻想交響曲」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」の4曲だけである。割合は、「春」と「モルダウ」はそれぞれ約70ページ、「幻想交響曲」は約100ページ、「展覧会の絵」はおまけ程度で約30ページである。
許氏の本は何冊か読んでいるが、いつもと比べ、気取った文章で、言い回しや、表現がわかりづらいところも多く、読みづらかった。
あとがきに相当するエピローグには、“私は本の形によって内容を決める。メチエと言う新しい枠組みを -
Posted by ブクログ
個人的には新たに気づかされる様な点はなかったにせよ、なかなか面白く読むことができた。
文章はこの著者らしく、さらさらと読み進めることができる。その反面、考えさせられる様な鋭い指摘や、深みがあるわけではない。
かつて、この著者の初期の共著作などを読んだときは、なんとも気をてらった様な物言いや、軽い文体が好みに合わず、一時期避けていたが、その後の著作は、一般向けにシフトしてきた感がある。
紹介されているCDは、ピリスの「ショパン:夜想曲全集」やツィメルマンの「ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番」など、世間的評価が高いメジャーな名盤が多くを占めていた。
この本は取り上げられているピ -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
著者は冒頭で「学生食堂でご飯なんか食べていたら、プルーストはわからないよ」と言って大顰蹙を買った学生のことを引き合いに出して、返す刀で「電車に乗って通勤している人にはクラシックはわからない」「トヨタ車に乗って満足している人にはクラシックはわからない」と言い切ってしまう。
裕福な生活の中で作曲され、裕福な暮らしの人に供された音楽は、そのような環境で楽しまなければわからないという訳だ。
そんな視点から香港・オーストリア・イタリア・ドイツ・フランス、そして青森県の六ヶ所村の音楽ホールと、オーケストラ/オペラとレストランについて語った一冊。
常に上から目線で語り下ろす口調はあとがきで書いているよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
「生きていてよかった」―のっぺりした人生に命を吹き込む指揮者13人の至高の名演ガイド。
[ 目次 ]
第1章 精神のバロック、官能のバロック、退廃のバロック
第2章 歌の恍惚
第3章 東西武闘派対決―音響の快楽
第4章 岩のブルックナーと絹のブルックナー
第5章 明晰という美徳、または地中海的リアリズム
第6章 日本で燃え上がった二人の巨人
補章 これを聴きもらすのはもったいない!
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