許光俊のレビュー一覧

  • はじめてのクラシック音楽

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    クラシック音楽の初心者に向けて、疑問に感じがちな項目をやさしく解説した一冊。交響曲とは?絶対音感とは?など単なる教科書的な説明だけではなく、雑学的に楽しめました。知っておくべき作曲家や演奏家の解説もあるので、これからの鑑賞に役立てたいと思います。

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    2025年04月21日
  • はじめてのクラシック音楽

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    クラシックに関する本は、「やさしい」や「初心者向け」を謳っていてもある程度知っている前提に立っているものが多いように思ったが、この本はわかりやすくて読み易かった。
    作曲家等の解説と、交響曲等の概念の解説と全般的にあって「はじめて」というタイトルにふさわしくすぐに読み進められた。
    同じ作者の方の別の本も読んでみたい。

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    2024年12月03日
  • オペラ入門

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    270P

    これ思った。イタリアとドイツは見所のある都市が散らばってて観光時間かかるけど、フランスは南仏とか田舎の良さもあるけど、文化はぎっちりパリに詰まってる感じした。だから臭くて汚いんだけどずっと居るとクセになってくる。

    これほんと分かる。生みの親の地に行って見てやっと意味が分かったみたいなことあるよね。パリの芸術とか、スリランカのアーユルヴェーダの時も思った。生まれた土地から切り離して違う国に持ってきた時に抜け落ちたものって多いと思う。

    許 光俊(きょ みつとし)
    1965年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業。東京都立大学修士課程人文科学研究科修了。同博士

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    2024年06月19日
  • はじめてのクラシック音楽

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    これ読んでヴィヴァルディの四季をちゃんとコンサートホールに聴きに行きたいと思った。

    社会主義や共産主義は芸術が潰される。ハンガリーに数年共産党に支配された社会主義時代の建築が今も残ってて、オウム真理教のサティアンみたいな美的要素の無い殺風景で箱みたいな建築がある。

    これカルメン=パパ活女子、ホセ=パパと考えると、現代にも息づく物語なんだね。古典文学の普遍性は半端ないね。

    ヴィヴァルディ 四季
    メンデルスゾーン フィンガルの洞窟
    ブラームス
    グフタスマーラー
    スメタナ モルダウ
    ムソルグスキー
    セルゲイ・プロコフィエフ
    ジョルジュビゼー カルメン
    武満徹 弦楽のためのレクイエム

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    2024年05月16日
  • はじめてのクラシック音楽

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    クラシック音楽の入門として最適。堅苦しくなく難しくもなく読みやすい。作曲家や演奏者についても、好事家への目配せもありつつ、ほどよくライトな感じで好印象。

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    2024年05月01日
  • オペラ入門

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    原理主義に過ぎる面はあるけれど、オペラに対する著者の熱い思いが溢れている。時間軸に沿って作曲家、オペラ各曲が紹介され、最後にヨーロッパの著名なオペラハウスが紹介される。
    その語りは上手く、取り上げられている曲のすべてを聴きたくなるし、紹介されているオペラハウスに行きたくなることは必定。その意味で入門書としては成功ではないか。
    まあ、原理主義がすごいので受け入れられない人はいるだろうなと思う。

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    2023年12月22日
  • はじめてのクラシック音楽

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    クラシック初心者のために、著者が遠慮のない文章でそれを解説していく。
    前半はクラシックの歴史や基礎知識が述べられ、後半に時代ごとの辞典という構成だ。初心者に特に参考になるのが後半だろう。紹介されている曲をyoutubeやサブスクで調べながら読み進めれば、聴いたことがある曲がたくさん出てきて多くの発見ができるだろう。
    個人的な注文として、「〜短調」の意味も記載していただけるとよかった。オペラ編もあるようなので、いずれそちらも読むつもりである。

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    2023年08月20日
  • はじめてのクラシック音楽

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    この手の本は何度か読んだが、そんなにはまらず現在に至る。一方、クラシック好きは身近にいて楽しそうだし、興味はある。そんな恒にあって満たされないニーズで読んでみた。きっかけは書評。

    はじめに、おわりに、に本書の特徴が凝視されている。入門書や魅力を説く内容でなく、俯瞰的にクラシックをとらえて、面白さがわかるようなコンパスのような内容を目指したとのこと。クラシックでない、釣りの著者の体験が紹介されており、コツをつかめば沼にはまるという例えはその後の内容を読み方につながった。

    曲の種類から作曲家、楽器、演奏者の概説、おすすめ曲、世間一般の評価と著者の評価と、客観的つつ、著者の言葉も感じられる。

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    2023年05月23日
  • 世界最高のクラシック

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    完全に(作者の)趣味の本ですので、好き嫌いは分かれるかと思います。
    とにかく作者が(音楽に対して)暑苦しく、(音楽に対して)変態です。
    ただ、その変態さが面白いです。まさに音楽屋、という気がします。
    ちょっとオケとかやっている方と語りたいです。

    カラヤンとか有名どころはあまり好きではなさそうです。メジャーマイナー部分が大好きなのは、文体の勢いで伝わってきました。
    久々にこの系の本で笑ってしまったので珍しく5で。

    ただし、本当に読む人の趣味によります。
    この評価はあまり信じないで下さい。

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    2015年06月27日
  • クラシックを聴け! お気楽極楽入門書

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    クラシックを聞き始めて、割合初めの頃に読んだのだけど、この本のおかげでずいぶん聴き方が変わった。 5曲だけに絞って解説し、クラシックの極意に迫る。 文化としてのクラシック音楽を切る断面としては、エキセントリックではあるが説得力があった。 サブタイトルに反して全然お気楽じゃないけど。最後に作曲家や評論家を辛口に斬ってゆくのも面白くて参考になった。 一番大きな影響は、それまでブルックナーの交響曲8番はまったく良さがわからなかったのに、この本を読んだ後はまさに次元の違う感動を感じるようになったこと。

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    2014年07月12日
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~

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    紹介されている本も然ることながら、著者の紹介の仕方がうまい。
    全部読みたくなってくる書き方。
    紹介される本も著者自身にも好感触。

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    2012年07月30日
  • 生きていくためのクラシック~「世界最高のクラシック」第II章~

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    「最高」よりもっと個人的な思いが詰まった書かれ方で、演奏家を紹介。垣間見られる紹介文中には、ためになる文章が交じっていました。

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    2009年10月04日
  • オペラ入門

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    筆者の前著『はじめてのクラシック音楽』が面白かったのでこちらも拝聴。初心者にはオペラなど縁遠い世界でしたが、名作のあらすじや作者についての解説など基礎知識を得るのに最適な一冊でした。

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    2025年05月21日
  • はじめてのクラシック音楽

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    優れた入門書。クラシックのしきたりから予備知識そして名音楽家、名指揮者、名演奏家の紹介など申し分ない充実した内容だった

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    2025年05月05日
  • 毛皮を着たヴィーナス

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    ネタバレ

    自分の思うマゾヒズムを味わえるかと思って期待していたら、最後に裏切られてしまった……。
    とても残念だなと思ったけど、後書きが非常に良くて残念な気持ちも吹き飛びました。

    人生に起こる出来事がすべて既知の繰り返しに見えるから、とゼヴェリン(マゾッホ本人?)を評価していて、自分が思い当たることも多いです。
    日が経てば経つほど、この本の後書きに納得の気持ちが強くなります。

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    2025年04月01日
  • はじめてのクラシック音楽

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    クラシック音楽はいつも身近にあった。でも、反抗期を迎えてからは一切聴かなかった。それが変化したのは一人暮らしを始めた時。
    初めて買ったレコードはグルダが弾くモーツァルトのピアノ協奏曲第20番、21番だった。それからというものフォークソングとクラシック音楽が肩を並べるようになっていった。
    学生時代、ブルックナーの好きな友達がいて、私も影響を受けてよく聴いた。フルトヴェングラーに耽溺している友もいた。「亡き王女のためのパヴァーヌ」が好きな友人もいた。アリアや歌曲を朗々と歌う友もいた。クラシック音楽の生き字引のような友もいた。ピアノクラブでショパンを弾く友もいた。狭いアパートで、煙草を燻らせながらバ

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    2024年12月04日
  • はじめてのクラシック音楽

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    今まで学校でしか聞いた事のなかったクラシック。なんとなく興味があるなぁ、と手に取った本だったが、はじめにで「入門書。これほど空しい本もありません。」とバッサリきて面食らった。たしかに「好き」を認識する時って、何かを実際体験したり味わったりした時に自発的に思うもの。好き嫌いって運命的なんだな。

    著者も語っているが、この本はクラシックに好奇心を抱いた人にクラシックの俯瞰的な見取り図を示したもの。
    そもそもクラシックとはなんぞやからはじまり、聴き方や音楽の種類、はたまた具体的な作曲家について、時折毒づきながら述べていく。
    つらつらと説明的にならず、作者なりの見解が随所にあるため飽きずに読み進めるこ

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    2024年11月09日
  • オペラ入門

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    とにかくバロックオペラに興味をもったし
    ワーグナーは偉大、おそらくヨーロッパ語を学ぶ=オペラの真髄に触れる事で言語学に精通してる頃から言語=芸術なのかなと思ったり...衰退してる印象ではあったけど伝承/更新に近いんだな
    芸術の新しい門が開けた気がする、興味がない人でも芸術が好きなら絶対ハマる

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    2024年10月28日
  • はじめてのクラシック音楽

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    この本は、クラシック音楽初心者向けの皮を被った
    許光俊氏が初心者向けの本を書いたらどうなるか
    という本である。

    だから、見えない毒がどこかしこに現れている。
    (特に指揮者・演奏家紹介の部分)
    私はそういうのを探すのが好きなので、
    面白いと思いながら読んだわけだが…。

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    2024年08月15日
  • 究極!クラシックのツボ

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    昔の作曲家への辛口コメントはなかなか痛快だけれど、演奏家に対しての辛辣コメントは、自分が演奏するわけでもないのに、よくそこまで言い切れるものだなと、逆の意味で感心する。でも、「辛口で」コメントすることが求められている「仕事」なのだろうと想像する。20年前の本なのでさもありなんと思うけれど、今の時代、もう少しマイルドな方が好まれるんじゃないかと思う。

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    2023年10月01日