許光俊のレビュー一覧

  • コンヴィチュニー、オペラを超えるオペラ
    許さんの、オペラ演出家コンヴィチュニーについての本。面白かった!
    私はどうやら結局コンヴィチュニーオペラ1個しか見てないみたいだけど。ドン・カルロスをウィーンで見て面白かった!エボリちゃんがかわいくってめっさ好みだった!ついでにカルロスくんとお友達の何たら君がホモホモっぽかった!カルロスくんはぽちゃ...続きを読む
  • 生きていくためのクラシック~「世界最高のクラシック」第II章~
    いいタイトルだよね・・・(涙)とってもとってもとっても楽しみにしていたジャニーズコンサートが外れて悲しみに打ちひしがれていたら、このタイトルが胸にしみたよ。いいこと言うなあ許さん!(て言われても嬉しかないだろ)生きていくことに意味なんてあるのか??という疑問が根本にある。その疑問を一時的に払拭してく...続きを読む
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    クラシック評論でお馴染み許さんの日本文学評論本。やっぱり許さんらしく、読みやすくって面白かったけど、クラシックに比べて、こっちは誉めてるのばっかりだから、パワフルさが負けるな〜と(笑)基本的に、あんまり読書家ではない若者に向けての紹介本なんで、比較的メジャーで、短い読みやすいの中心に載ってます。私が...続きを読む
  • はじめてのクラシック音楽
    取り上げない名前に個性が出てる。

    テレマン、コレッリ
    ワルター、トスカニーニ、クレンペラー
    ベーム、ヴァント
    ジュリーニ、アバド、シノーポリ、シャイー
    ギレリス、ブレンデル、アシュケナージ
    シェリング、グリュミオー
    クレーメル

    逆に、作曲家をリュリとラモーで始める当たりが「歴史観」なのかな。
  • 世界最高のクラシック
    「世界最高のクラシック」というタイトルだが、トスカニーニからラトルまで、著者が最高だと考える26人の指揮者を取り上げ、好きなCDを紹介しているだけの本である。

    まず、指揮者の紹介をして、名盤紹介という構成で、指揮者によっては、その特徴をうまく捉えていると思う記述もあった。名盤紹介のような本は好きな...続きを読む
  • クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学
    たくさんの同曲異演盤を聴き比べて楽しんでいるクラシック音楽マニア向けの本である。

    取り上げられているのは、ヴィヴァルディの「四季」より「春」、スメタナの「モルダウ」、ベルリオーズの「幻想交響曲」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」の4曲だけである。割合は、「春」と「モルダウ」はそれぞれ約70ページ、「...続きを読む
  • 世界最高のピアニスト
    個人的には新たに気づかされる様な点はなかったにせよ、なかなか面白く読むことができた。

    文章はこの著者らしく、さらさらと読み進めることができる。その反面、考えさせられる様な鋭い指摘や、深みがあるわけではない。

    かつて、この著者の初期の共著作などを読んだときは、なんとも気をてらった様な物言いや、軽い...続きを読む
  • オペラ入門
     小学生に説明するように噛み砕いた語り口のオペラ案内。ただし、所々で著者特有の「毒」はいつものごとく滲み出る。ワーグナーは「指環」以降の後期の大作よりも「オランダ人」や「ローエングリン」を買い、リヒャルト・シュトラウスは「ばらの騎士」までしか評価しないし、チャイコフスキーのオペラへの評価が頓珍漢で、...続きを読む
  • オペラ入門
    著者の嗜好とは合わないけど、いろんな作品を教えてくれる。特に20世紀以降の作品には、興味がそそられる。入門のタイトルで現代作品まで紹介しちゃうのだから凄いよね。
  • 世界最高のクラシック
    クラシック音楽の評論は著者の感性や好みによる。読んでから聴くのは先入観の追認に、聴いてから読むのは自己の感性とのバトルになる。著者の好みが本書を通して透けて見える。指揮者の性格、音楽への向き合い方が詳述され、著者自身の素直に受け取らない逆説的な評価もある。ここで取り上げられた曲目を聴いて始めて、自分...続きを読む
  • クラシックを聴け! お気楽極楽入門書
    ★3.5やね。
    クラシックは結局縁がなかった当方ですが、読み物として面白い。多分キワモノ的な本じゃないかと思うんですよね。詰まる所、世を斜めから見る思考回路がよく理解できるんですよ。
    故に本書の正しい読み方は、吠えてる奴がいるなと大きな態度でそのクラシック愛を許容す、じゃないかと思われ。
  • 最高に贅沢なクラシック
     うーむ、なんというか単なる一俗人の好みの披露、という感がぬぐえない(著者はそうではないとあとがきでも再主張しているが、それはちょっと違うのでは?と反論もしたくなる)。が、音楽通史として読めるし、なるほど面白いという点も多く、楽しめた。確かにいんちきくささがある、というのは納得できる。が、フォローで...続きを読む
  • オペラに連れてって! お気楽極楽オペラ入門
    オペラを気軽に楽しむための入門書

    しかし書かれたのが1997年と20年前
    世相が反映された内容でバブルがはじけた後とはいえ
    「草食系男子」なんてことばは存在しなかった時代
    文章にあちらこちらに「たっぷりお金をかけてオペラを
    楽しもう!」という雰囲気があり懐かしさを感じました

    最近発行された文庫版...続きを読む
  • 最高に贅沢なクラシック
    著者は冒頭で「学生食堂でご飯なんか食べていたら、プルーストはわからないよ」と言って大顰蹙を買った学生のことを引き合いに出して、返す刀で「電車に乗って通勤している人にはクラシックはわからない」「トヨタ車に乗って満足している人にはクラシックはわからない」と言い切ってしまう。

    裕福な生活の中で作曲され、...続きを読む
  • 世界最高のピアニスト
    「聞いてみたい」「聞いてみようか」と思わせる記述がたくさんあって参考になる。ピアニストの選択も著者の評価に基づくもの。
  • 世界最高のピアニスト
    このタイプの本は久しぶり  で、読んでみて、買って聴いてみたいと思ったCD

    ポリーニのバッハ平均律クラヴィール曲集

    ピリスのショパンノクターン
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    近代文学小説をあまり読まない人でもとっつきやすく(ようは短くてわかりやすい。難解じゃない。)面白い作品を引用を交えて、あらすじ、見所などが紹介されている。

    三島由紀夫の「憂国」に関しては著者とおんなじ様なことを感じていた。ていうかこの作品、学生に人気あるのか・・・。

    紹介されていたものはほとんど...続きを読む
  • 生きていくためのクラシック~「世界最高のクラシック」第II章~
    [ 内容 ]
    「生きていてよかった」―のっぺりした人生に命を吹き込む指揮者13人の至高の名演ガイド。

    [ 目次 ]
    第1章 精神のバロック、官能のバロック、退廃のバロック
    第2章 歌の恍惚
    第3章 東西武闘派対決―音響の快楽
    第4章 岩のブルックナーと絹のブルックナー
    第5章 明晰という美徳、また...続きを読む
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    私はここに出てくる日本文学、どれも読んだことがありませんが、これを読んで武者小路実篤さんの「お目出たき人」というのは非常に読んでみたくなりました。

    著者いわく「日本文学史上最悪の主人公はこれだ」ですよ。
    解説を読むと、なるほどタイトルどおり非常におめでたい人でした。

    あと、江戸川乱歩さんの「芋虫...続きを読む
  • クラシック反入門
    クラシックはそんなお上品な音楽じゃないのよ!!!
    あんな爆音の演奏を、長々とひたすら聞き続ける…
    全て聞いたからこそ得られる境地…
    「入門」だなんて、一朝一夕で理解出来るほど軽くないのよ!
    なめんな!

    サクッと言ってしまうと、クラシック音楽の権威の著者の皆さんが、最近の簡単なクラシック入門書へのア...続きを読む