許光俊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1045
270P
これ思った。イタリアとドイツは見所のある都市が散らばってて観光時間かかるけど、フランスは南仏とか田舎の良さもあるけど、文化はぎっちりパリに詰まってる感じした。だから臭くて汚いんだけどずっと居るとクセになってくる。
これほんと分かる。生みの親の地に行って見てやっと意味が分かったみたいなことあるよね。パリの芸術とか、スリランカのアーユルヴェーダの時も思った。生まれた土地から切り離して違う国に持ってきた時に抜け落ちたものって多いと思う。
許 光俊(きょ みつとし)
1965年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業。東京都立大学修士課程人文科学研究科修了。同博士 -
Posted by ブクログ
957
これ読んでヴィヴァルディの四季をちゃんとコンサートホールに聴きに行きたいと思った。
社会主義や共産主義は芸術が潰される。ハンガリーに数年共産党に支配された社会主義時代の建築が今も残ってて、オウム真理教のサティアンみたいな美的要素の無い殺風景で箱みたいな建築がある。
これカルメン=パパ活女子、ホセ=パパと考えると、現代にも息づく物語なんだね。古典文学の普遍性は半端ないね。
ヴィヴァルディ 四季
メンデルスゾーン フィンガルの洞窟
ブラームス
グフタスマーラー
スメタナ モルダウ
ムソルグスキー
セルゲイ・プロコフィエフ
ジョルジュビゼー カルメン
武満徹 弦楽のためのレクイエム
-
Posted by ブクログ
この手の本は何度か読んだが、そんなにはまらず現在に至る。一方、クラシック好きは身近にいて楽しそうだし、興味はある。そんな恒にあって満たされないニーズで読んでみた。きっかけは書評。
はじめに、おわりに、に本書の特徴が凝視されている。入門書や魅力を説く内容でなく、俯瞰的にクラシックをとらえて、面白さがわかるようなコンパスのような内容を目指したとのこと。クラシックでない、釣りの著者の体験が紹介されており、コツをつかめば沼にはまるという例えはその後の内容を読み方につながった。
曲の種類から作曲家、楽器、演奏者の概説、おすすめ曲、世間一般の評価と著者の評価と、客観的つつ、著者の言葉も感じられる。
-
Posted by ブクログ
「入門書。これほど空しい本はありません。」からはじまるクラシック入門書。どういうことやねん。
入門書というと、幅広い領域をカバーしあまり著者の感想などを書きすぎず、誰にとってもまるい本という印象だったのだが、冒頭の言葉の通り、それを良しとしない著者が書いたものなのでかえって面白い。皮肉の効いた主観的な文章で、クラシックとの向きあい方や音楽家たちの紹介が綴られていく。
明るく明快な曲よりも、抽象的・情緒的で奥行きのある音楽が好きだという著者の感性が、さらっと一読するだけでもうかがえる。深みのない派手さを重視する音楽には辛辣で、カラヤンという指揮者のことが大嫌い。こんなに主観をあらわにした入門書で -
Posted by ブクログ
クラシック音楽はいつも身近にあった。でも、反抗期を迎えてからは一切聴かなかった。それが変化したのは一人暮らしを始めた時。
初めて買ったレコードはグルダが弾くモーツァルトのピアノ協奏曲第20番、21番だった。それからというものフォークソングとクラシック音楽が肩を並べるようになっていった。
学生時代、ブルックナーの好きな友達がいて、私も影響を受けてよく聴いた。フルトヴェングラーに耽溺している友もいた。「亡き王女のためのパヴァーヌ」が好きな友人もいた。アリアや歌曲を朗々と歌う友もいた。クラシック音楽の生き字引のような友もいた。ピアノクラブでショパンを弾く友もいた。狭いアパートで、煙草を燻らせながらバ -
Posted by ブクログ
今まで学校でしか聞いた事のなかったクラシック。なんとなく興味があるなぁ、と手に取った本だったが、はじめにで「入門書。これほど空しい本もありません。」とバッサリきて面食らった。たしかに「好き」を認識する時って、何かを実際体験したり味わったりした時に自発的に思うもの。好き嫌いって運命的なんだな。
著者も語っているが、この本はクラシックに好奇心を抱いた人にクラシックの俯瞰的な見取り図を示したもの。
そもそもクラシックとはなんぞやからはじまり、聴き方や音楽の種類、はたまた具体的な作曲家について、時折毒づきながら述べていく。
つらつらと説明的にならず、作者なりの見解が随所にあるため飽きずに読み進めるこ