D・キッサンのレビュー一覧
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購入済み
日常系平安貴族漫画
大好きです。
平安貴族といっても権力争いや宮中ロマンスとは遠い、中流くらいのお姫様の日常系漫画。
現代チックなゆるいギャグと精密な文化・時代背景の描写の差がすごい。
随所に出てくる細かすぎて伝わらない様々なジャンルからのオマージュが絶妙でクスリと笑えます。
一方で、主軸となるお話はロマンチックで感動的。
会ったこともない人と繋がれる現代。その日会った人とも二度は会えないかもしれない平安時代。
全然違うはずなのにどこか通ずるところがあり、その面が丁寧に緻密に描かれていて心揺さぶられます。
一巻はまだまだ日常系ギャグが中心ですが、話が進むにつれて後者のストーリーが色濃くなっていき
どんどん引き込まれますので、一巻をそこそこ楽しめた人は諦めずに続きを読んで欲しいです(笑)
自分が電子書籍サービスを使うきっかけとなったのも実はこの作品でした。
表装も綺麗で見開きの工夫もある作品なので紙媒体で欲しかったのですが、絶版となって手に入らない巻もあり…
電子書籍がある時代だからこの作品が読めたし、この作品で電子書籍を知って色んな作品にも出会えました。
飽きることなくずっと大好きな作品になると思います。 -
購入済み
最終巻で全てがすっきりとまとまっている印象でした。
今までのむずむず感やいつなんだ?いつ出会うんだ?というもどかしさを感じていたら、それは正解だったのだと…すべてがこの出会いのための物語なのだと思えました。
最後まで読んで良かったと思えました。 -
購入済み
1番良かった!
さすが最後の巻!ずっとどうなるのか気にしながら読みました。春雪さんがなぜ関わってくるのかもわかる巻だし、何より2人の行く末を見届けられて感無量です。登場人物みんなかわいい大好き。
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Posted by ブクログ
D・キッサン先生の最新作
こういう言い方は失礼かもしれないが、D・キッサン先生の作品って、不思議と躊躇なく買えちゃう
他の作品も面白いから、ってのもあるんだが、作品ごとに様々な顔を見せてくれるんだよな、D・キッサン先生って
この『告別にはまだ早い~遺言執行人リリー~』でも、今までになかった顔を見せてくれている
カメレオンや百面相って表現に届くほどではないにしろ、少なくとも、読み手を飽きさせないだけの数は持っている
作品の内容を上手く説明できない悔しさを味合わせてくれるのも、D・キッサン先生の作品らしさで、この作品にもある
シンプルに言えば、ジャンルはオカルトなんだけど、怖さやおぞましさはなく、むしろ、心が温まる系の不可思議さ
人の縁を描くのが上手い、と唸らされるのは毎度だが、この『告別にはまだ早い』は生きている者と死んでいった者の間にあった、小さくも深い所まで刺さっているトゲを抜き、絆を強く結び直してくれるストーリーなので、余計に、そう感じたのは私だけじゃあるまい
あくまで、私個人の印象によるお勧めだが、三三先生の『獣の形の女の子』や、逢坂八代先生の『瑠璃宮夢幻古物店』のストーリーが好きな人は、この味にも良い刺激を感じられるんじゃないだろうか
どの作品も心に響くが、やはり、掴みとしてバッチリな第一話である「完璧な遺言」はグッと来る
一話目にして、読み手の心を揺さぶれるのは、D・キッサン先生に実力がある証拠だ
周囲が望み、先祖に恥じぬよう、完璧な生き方をしてきた人間が、唯一、完璧な自分でいなくていい場所と恩人のために、遺したい、受け取って貰いたい、そんな望みを運ぶ、実に素敵なことだ
この台詞を引用に選んだのは、一理あるな、と思ったので
体を大切にする、それ自体は良い事だ。しかし、大事にし過ぎて、挑戦せず、変化も求めないと、心は錆び、魂は朽ちる
自暴自棄はダメだが、ちょっとくらいはギリギリを攻めた方が、人生は楽しい
それに、何事にもチャレンジできる高齢者ってのは、何気にカッコいいよな
ある意味、次を信じるジィさん、バァさんの方が、若者より輝いてる
そういう年の取り方をした人間になりたい。そんで、リリーとエーヴに遺言を託さずに済むような、心残りのない人生を締めくくりたいが、難しいかなぁ -
購入済み
千歳ヲチコチ
読了しました❗面白かったですー👌
最初はまったり楽しい平安時代の貴族の日常でしたが、後半は怒涛の展開で、いつ会うのかドキドキして読み進みました🎵
随所に散りばめられた小ネタも楽しいし、タイトルも見たことあるものばかりで面白いです👌
個性的なキャラクターばかりで、読んでて楽しかったです😊絶版なのが、残念です。 -
Posted by ブクログ
買って正解だった、と言える作品集だった
文句ではないけど、なかとかくみこ先生が表紙を描かずとも、売れただろう、これは
けど、『塩田ちゃんと雨井さん』のファンは、確実に買っただろうから、この判断は間違いじゃなかったんだろうな。編集さん、ナイス
しかし、問題は、どの作品も良すぎる。表紙を飾っているから、『塩井ちゃんと雨井さん』の特別篇がぶっちぎりだと思いがちだろうけど、他の作品だって負けてない
全てが、読み手の心を打ってきて、完全な一位は決定できない。この優柔不断さは直した方がいい、と分かっちゃいるんだが、どうにもなあ
執筆勢が豪華すぎるにも程があるだろう。よく集められたな、こんな実力者ばかり。編集さんの努力には脱帽だ
とりあえず、断言できるのは、教師と生徒の恋愛は王道ってこと。ハッピーエンドなら、尚更にグッと来る
あれかね、現実的にはタブー視されているからこそ、ある程度までは何でも許される漫画の世界の中でくらい、夢想に浸りたいんだろうかね、皆さん
イーストプレスさん、第二弾を出してくれないかな。かなり難しいかも知れないけど、今度はクール教信者先生にも執筆してほしい。ラブコメの名手であるクール教信者先生が描く、女教師と男子生徒のいけない純愛、たまらんな
もし、第二弾がないなら、もう一つの王道カップリング、ヤンキーと委員長orお嬢様のアンソロジーも希望したい
この台詞の引用を選んだのは、単純にガツンと来たので。恋する女の子は無敵で、躊躇しない。大事な物一つだけのために、鎖を切り、枷を砕き、荷を捨て、荒れた道を全力疾走できる、それは確固とした強さだ -
Posted by ブクログ
(3)が出て、嬉しいよりもホッとした私
自分でも性格が悪いかもなぁ、と思ってしまう
異種恋愛を面白い、最高だ、と思っている自分を恥じた事はない
しかし、未だに世間一般的に受け入れられてないな、と感じる事はある。オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』や、影山理一先生の『奇異太郎少年の妖怪絵日記』などが、種族の壁を超えた恋愛の良さを説いてくれ、株こそ上がっているけど、やっぱり、イロモノ扱いだ
人が人を好きになる事は普通だ、と常識的な人は言う。でも、その「普通」の根拠が何なのか、が私には分からない。人が人でない者に惹かれてはいけない理由も分からない
人は自分が持っていない長所を持っている他人に敬意や思慕の念を抱き、その情がいつの間にか、恋心に形を変えていくのだから、人の理の外に存在し、力強さを有する異種生物に憧れが芽生え、それが愛情に育っても、何らおかしくないはずだ
「普通」と「異常」の差などありはしない、と自信を持たせてくれるのが、このアンソロジーコミックだ
『人外の嫁といちゃいちゃするアンソロジーコミック』のレベルは高かった
ただ、個人的にストーリーの良さで勝っている作品は、コチラの方が多い、と思う
絵柄やラストで好みは、人外好きでも別れると思うが、私的に推したいのは、晴智先生の『先生と恩人さん』だ。このアンソロジーコミックを次に飛び出すのは、この作品だな、と読み終わった後に感じたのだ
視力にハンデを抱えながらも、決して、己が生きる意味だけは見失っていない元・物書きの男と、そんな彼に醜い姿を見られずに済んでいる事を安堵し、同時に真実を打ち明けたいジレンマを抱える毛むくじゃらの怪物の娘、この組み合わせにグッと来ない訳がない
何より、“先生”の笑顔が最高なのだ。彼の誇りを踏み躙ってしまう気もするが、コトバよりも笑顔が思い悩み苦しむ者の心を晴らす事もあるのだ
この台詞を引用に選んだのは、もう、ほんと、シンプルに心を揺さぶられたから。真の忠義とは、形などには囚われぬ。年齢も性別も種族も関係ない。守りたいモノを揺るがぬ信念と実力で守ってこそ、真の忠誠だ -
Posted by ブクログ
完結にして、大円満っっ
文句なしで、殿堂入りである
資料がそう簡単にゃ手に入らない平安時代を舞台とし、ここまで、現代人の心に響くラブコメを描き切られたら、漫画読みとして感服するより他ない。しかも、くっつくべき男女が、色々とあった末に結ばれるのだ、殿堂入りにしない方がおかしい
柔らかいんだけど、意外と吃驚するくらい、ガッツリとした芯が通っている絵が、仕事や友情、そして、恋愛と言ったピースを組み合わせたストーリーの魅力を奥底から全て引き出し、読み手に雅な夢を見せてくれる
改めて、一巻から読み直したくなった。正しい(?)意味合いでの、萌えがあったように感じる
『堤中納言物語』の“虫愛ずる姫君”を軸にしてるので、きっと、この『千歳ヲチコチ』を読んで、心に何らかの刺激を受けた人間は、この時代の他の名作も読みたくなったに違いない
『信長の忍び』は日本史の授業で使ってもらいたいが、こちらは古文の授業で用いて欲しいもんだ。極端な話、どんな教科も興味を持つ事が、成績を上げるコツであり、まず、生徒に「これ、面白そう」と思わせるのが、教師の仕事だ、と私は思うんだよな
次回作が実に楽しみだ。個人的にゃ、四コマ漫画で、今作のような、ややこしめなラブコメを描いて欲しい。しかし、まず、先にゲットすべきは『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会』、略して、「どろ高」だ。D・キッサン先生の作品はこの『千歳ヲチコチ』や『矢継ぎ早のリリー』、『ゆり子には内緒』と、どれも面白いが、最も好きなのは、「どろ高」なのだ
この台詞を引用に選んだのは、ただでさえカッコいい亨が男前に見えたから。こんな事を言われたら、父親としちゃ、私情より、娘の幸せを想って潔くなれちゃうわ。実際、この台詞で、亨に惚れ直したから、感想を書く手・・・指にも力が入った