あらすじ
自宅で催される桜の宴で、実興と二人で番舞を舞うことになった亨。華やかな「陵王」と静謐な「納曽利」。自身の地味さを自覚する亨は、実興が「陵王」、自身が「納曽利」を舞うことを提案する。しかし稽古をつける雅楽頭(うたのかみ)が提案した配役は――?一方、チコの屋敷では彼女の様子が大豹変。虫に興味を失くし、琴の練習を始め、まるで「普通の姫君」のような振る舞いをするチコに動揺する周囲。その振る舞いは、彼女のある望みによるもので――? 大人気まったり平安絵巻、待望の第6巻!!
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動きそう
物詣から帰ってきて、動き出す予感のする巻。
虫愛づる祖母を持つ僧、春雪。
チコと祖母を重ねて、気にかけるどころか謎に急接近してくる。
享は花見の宴で行う舞を迷走しつつも練習中。
次巻、本番!