久織ちまきのレビュー一覧
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耳なし芳一の印象が強いが、牛若丸とかは平家物語の人なのか、と驚きから始まった。『平治物語や『義経記』『吾妻鏡』などの物語を加えているとあり、どこを読んでも有名なエピソードで面白い。
平清盛の専横が酷い影に隠れてるけど、源氏も一族で殺しあったり血生臭い。
平家と源氏の武家争いだけでなく、頼朝は平家vs源氏vs後白河院等貴族の三つ巴で戦っていたのだと解った。最後の仲違いは頼朝は総領として義経に話をしてやれよ、と思った。頼朝の「日本の国を半分いただけますか」という取引は、ドラクエ1を思い出した。
平清盛の息子重衡は「蓮の花の上〜」と仏教思想が見えたので育ちの良さを感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、大人になってから読むと
子どものころとは違った視点で読むことができます。
一緒にお子さんと読んで感想を共有しても面白そうな
シリーズじゃないかな。
ところどころに今起きている問題が隠されています。
フラム国は実をいえば、私たちが今住んでいる地球
そのものなのかもしません。彼らほどではないにしろ
私たちも限りなく自然環境を壊していることには
間違いのない事実ですからね。
今回はパセリにとっては非常につらいものになります。
ミモザの手によってことごとく方向は悪い方に向きます。
だけれども、よく読んで気付くはずです。
彼女の使っているミラクル・オーはおそらく、このまま使い続ければ必ず自 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはとてつもなく切ない…信じていたのに裏切られるという。
パセリが正直すぎたのも原因だけどね…
でも世の中にはこういう人はいっぱいいるのよ。
そしてすごく考えさせられるのは、
ミラクル・オー=大きな力 の使い方ね。
これをノンフィクション=今に置き換えると
なんかすごく違和感を覚えますよね。
きっと著者はその違和感を大事にしてほしいんだと
思っているんだろうね。
そして、本当に強い人はその力を
本当に使いたい人に使うということ。
それがつながったとき、ミラクル・オーはきちんとした力を
発揮してくれるわけで。
先が気になるな。 -
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