ブライアン・グリーンのレビュー一覧

  • 隠れていた宇宙(上)

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    難解ですが、諦めることなく再読して理解したい。
    最高に面白く、楽しくて興味深い最新宇宙論。
    検証方法すら確定していない、宇宙哲学とも言うべきか?!

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    2025年05月20日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    仕事に振り回されている時に読むには、あまりにも分厚い本だった。ということで、読むのにとても時間がかかってしまった。しかし、内容はものすごく刺激的だった。こんな本を書ける人がいるという事がまず驚き。

    同じ著者の『エレガントな宇宙』は、現代物理を数式を使わず、丁寧に説明されていて、読んだ後、すっかり物理の勉強に気持ちを向けさせられた。

    この本は、少し違って、宇宙の始まりから、生命の誕生、意識の発生、言語と物語、脳や宗教、芸術の起こりの意味、宇宙のその後、ボルツマン脳やマルチバースなどの紹介をして、時間の終わりまで、エントロピーと進化を軸に、世界を物理的立場から説明している。とにかく、ありとあら

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    2025年03月31日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    実にスケールが大きい。エントロピーと進化の2つの力を主役に、何もかも説明してやろうというような心意気。中盤の、意識、言語、宗教や芸術のあたりは少し迫力が目減りするのだが、それでもこれらを論ずる必然性はある

    最後には、ヒッグス場の相転移やボルツマン脳みたいなケレン味のあるネタも盛り込んで読ませてくれる

    なお、著者のことをワタクシのYoutubeにちょいちょい出てくるブライアン・コックスという方と混同していました。専門がよく似ているが別人

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    2025年02月22日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    表層的ではあるが平行宇宙に対しての考え方がわかった(気がする)
    大学以来物理学や数学に傾倒出来ていなかったが、これを機に一から学び直そうと思えた

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    2025年01月26日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    この著者のこれまでのものに比べると、対象がより一般的・普遍的になっている。これまで得た、量子物理学の知識をもって、空間や時間など、より、ある意味で身近なものを取り上げて考察した一冊。
    著者のこれまでの専門的な著作のような緊張感はあまりなく、言い方は正しくない気がするが、哲学的な話題について著者なりの科学的なアプローチで迫った、世界とは何かについての書、といった印象。

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    2024年07月05日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    ブライアン・グリーンさんの本はどれも好きで、今回もとても楽しく知的好奇心を満足させてくれました。理系の本格的な本と違って、文章も文系の私でも入り込みやすく読みやすく、読んでいてとても心地よいのに知識の恩恵が受けられます。思い返したときに何度も読み返したい本です。

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    2023年07月24日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    量子力学、エントロピー、多宇宙論、ホーキング放射などなど宇宙論が多彩に展開。読んでいてワクワクする。脳が沸騰しそうなほど難解な論理だが、読書しながら遥かの宇宙に自分が漂っている気がするほどのリアリティがすごい!

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    2013年10月02日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    ひも理論と多宇宙、宇宙乗数、相対性理論。難解すぎて、笑っちゃうぜ。でも、読んでいて楽しい、夜空を見上げて「無限」な数の宇宙が「有限数」あることを思いワクワクだ。下巻も楽しみ。

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    2013年08月20日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    熱力学第二法則の説明にも軽い興奮を覚えたけど、それが宇宙の成り立ちのストーリーにまで発展することに本当にワクワクさせられた。頭の良い人にありがちな、話の論理展開が飛び過ぎてて追えないということがなく、同じことを様々な角度から適切な比喩を持って解き明かしてくれるので、素人にもリーダブル。
    他方、専門外と思われる分野への言及は少し説得力に欠けていたかも。

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    2024年06月19日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    理論物理学者のグリーンが描く宇宙の誕生から死への旅路。生命は必ず死滅する。生命だけでなく原子も電子も素粒子も死滅する。そんな膨大な時間の未来を描いてくれる。宇宙の誕生や生命の誕生は読んでいてワクワクするけど、死に向かっていく宇宙や心の話は、ちょっと重かったな。本も560ページもの厚さだった。疲れた。

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    2023年08月24日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    上巻で息切れして、下巻はしっかり読めなかった。
    若い頃に読めたら良かった。
    今若い人はこれが読める事を思うと「巨人の肩の上」とはこういう事だなぁと思う。

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    2022年03月08日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。

    という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
    (複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。)

    というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。

    物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション

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    2017年05月01日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    非常に難解な最新の宇宙論をほとんど数式なしにわかりやすいたとえ話とともに説明してくれる。なんとなく概念はつかめて分かった気になれる。

    上巻は様々な宇宙モデルの紹介とひも理論について。

    とはいえやはり本格的に理解するには数式を追う必要がありそうだし、宇宙論で使われる数学は勉強してみたいと思った。

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    2016年09月28日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    上巻に引き続き、平行宇宙のオンパレード。述べられている仮説は証明可能なんだろうか?本当かもしれないが、そうで無いかもしれない。なんか腑に落ちない。

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    2015年09月06日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    宇宙論の本を固め読みしたおかげで、超弦理論、膜理論、カラビヤウ空間、11次元時空間などの専門用語はだいぶ耳慣れてきたが、この本にはぶっ飛んだ。いろいろな種類!の並行宇宙を論じている。空想科学小説の世界とばかり思っていたが、真面目な科学の世界になっていたのか。脳みそが一瞬で時空間を飛び越えた。

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    2015年09月06日
  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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    エントロピーと進化を主要な動力源として考える粒子のパターンの遍歴を扱っている。

    個人的には、星の核融合がエントロピーと重力で説明できることに感動した。

    全く違う内容の小話なのだが、途切れることなく語る著者の力量にはただただ感服する。

    ちょうど母親が入院中で、心細いときに、この壮大なまでの時間スケールを見て、不安感や焦燥感も感じた。

    時間の始まりの方がよく話題になる中で、終わりをテーマとするのが面白いと思った。ただ疑問なのは時計の問題だ。何を根拠に時間を測っているのかわからない。太陽系がなくなれば年単位の時間もなくなるはずだ。

    にしても、自分の有限性を知るとともに、自分のいない世界まで

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    2023年11月06日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    『私たちが今も、これから先もおそらくずっと、行くことも、見ることも、検証することも、支配することもできない一連の並行宇宙(中略)これは科学なのだろうか?』

    科学者でなくとも、この世に100%なんてものは存在しないと理解している人は多い。
    しかし、そんな人でも日常生活で落とした物をした時に、量子世界の狭間に落ちたかもしれないなんてことは考えもしない。
    では、その僅かな可能性であり、検証すらできない0.0000001%以下の世界を想像して仮説を構築することに、なんの意味があるのだろうか?

    無限の遠くにある無限遠宇宙、次々と宇宙が誕生するインフレーション多宇宙、高次元に並列的に存在するブレーン多

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    2023年08月26日
  • 隠れていた宇宙(下)

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    下巻では量子多宇宙・ホログラフィック多宇宙・シミュレー
    ション多宇宙・究極の多宇宙を扱う。最初の量子多宇宙こそ
    目にしたことがあったが、その後の三つはほぼ初めて出会う
    モノだった。特にラスト二つは科学というよりはSFに近い
    感じ。この二冊を読んで一番心に残ったのは「コペルニクス
    原理」。地球が太陽系の中心ではないように、太陽も銀河系
    の中心ではなく、さらにはその銀河も宇宙の中心ではない。
    我々は特別ではないのだ。

    本当は単行本が出た時に読もうとリストアップしたこの本。
    結局文庫版が出てから読むことになってしまった。ホント、
    とっとと消化していかないと、だ(^^;

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    2016年03月05日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    我々の住むこの宇宙はただ一つの宇宙─ユニバース─では
    なく、他にいくつもある多くの宇宙の中の一つに過ぎない。
    その「多宇宙(=平行宇宙=マルチバース)」について様々
    な考え方、理論を詳しく紹介する本。この上巻ではパッチ
    ワークキルト多宇宙・インフレーション多宇宙・ブレーン
    多宇宙・サイクリック多宇宙・ランドスケープ多宇宙に
    ついて扱っている。どの理論もどこかで一度は目にしたこと
    のある理論だったので復習しているように読み進めることが
    出来た。ただし、それほど簡単な内容ではないので注意。
    読み進めることはできるがかなり頭を酷使した感じ。まぁ
    久しぶりの宇宙論の本だったというのもあるだろうけど。

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    2016年03月05日