ブライアン・グリーンのレビュー一覧
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ブライアン・グリーンさんの本はどれも好きで、今回もとても楽しく知的好奇心を満足させてくれました。理系の本格的な本と違って、文章も文系の私でも入り込みやすく読みやすく、読んでいてとても心地よいのに知識の恩恵が受けられます。思い返したときに何度も読み返したい本です。Posted by ブクログ
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量子力学、エントロピー、多宇宙論、ホーキング放射などなど宇宙論が多彩に展開。読んでいてワクワクする。脳が沸騰しそうなほど難解な論理だが、読書しながら遥かの宇宙に自分が漂っている気がするほどのリアリティがすごい!Posted by ブクログ
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ひも理論と多宇宙、宇宙乗数、相対性理論。難解すぎて、笑っちゃうぜ。でも、読んでいて楽しい、夜空を見上げて「無限」な数の宇宙が「有限数」あることを思いワクワクだ。下巻も楽しみ。Posted by ブクログ
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理論物理学者のグリーンが描く宇宙の誕生から死への旅路。生命は必ず死滅する。生命だけでなく原子も電子も素粒子も死滅する。そんな膨大な時間の未来を描いてくれる。宇宙の誕生や生命の誕生は読んでいてワクワクするけど、死に向かっていく宇宙や心の話は、ちょっと重かったな。本も560ページもの厚さだった。疲れた。Posted by ブクログ
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上巻で息切れして、下巻はしっかり読めなかった。
若い頃に読めたら良かった。
今若い人はこれが読める事を思うと「巨人の肩の上」とはこういう事だなぁと思う。Posted by ブクログ -
年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。
という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
(複雑系とか、ネットワー...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に難解な最新の宇宙論をほとんど数式なしにわかりやすいたとえ話とともに説明してくれる。なんとなく概念はつかめて分かった気になれる。
上巻は様々な宇宙モデルの紹介とひも理論について。
とはいえやはり本格的に理解するには数式を追う必要がありそうだし、宇宙論で使われる数学は勉強してみたいと思った。Posted by ブクログ -
宇宙論の本を固め読みしたおかげで、超弦理論、膜理論、カラビヤウ空間、11次元時空間などの専門用語はだいぶ耳慣れてきたが、この本にはぶっ飛んだ。いろいろな種類!の並行宇宙を論じている。空想科学小説の世界とばかり思っていたが、真面目な科学の世界になっていたのか。脳みそが一瞬で時空間を飛び越えた。Posted by ブクログ
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上巻に引き続き、平行宇宙のオンパレード。述べられている仮説は証明可能なんだろうか?本当かもしれないが、そうで無いかもしれない。なんか腑に落ちない。Posted by ブクログ
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エントロピーと進化を主要な動力源として考える粒子のパターンの遍歴を扱っている。
個人的には、星の核融合がエントロピーと重力で説明できることに感動した。
全く違う内容の小話なのだが、途切れることなく語る著者の力量にはただただ感服する。
ちょうど母親が入院中で、心細いときに、この壮大なまでの時間ス...続きを読むPosted by ブクログ -
『私たちが今も、これから先もおそらくずっと、行くことも、見ることも、検証することも、支配することもできない一連の並行宇宙(中略)これは科学なのだろうか?』
科学者でなくとも、この世に100%なんてものは存在しないと理解している人は多い。
しかし、そんな人でも日常生活で落とした物をした時に、量子世界...続きを読むPosted by ブクログ -
我々の住むこの宇宙はただ一つの宇宙─ユニバース─では
なく、他にいくつもある多くの宇宙の中の一つに過ぎない。
その「多宇宙(=平行宇宙=マルチバース)」について様々
な考え方、理論を詳しく紹介する本。この上巻ではパッチ
ワークキルト多宇宙・インフレーション多宇宙・ブレーン
多宇宙・サイクリック多宇宙...続きを読むPosted by ブクログ -
下巻では量子多宇宙・ホログラフィック多宇宙・シミュレー
ション多宇宙・究極の多宇宙を扱う。最初の量子多宇宙こそ
目にしたことがあったが、その後の三つはほぼ初めて出会う
モノだった。特にラスト二つは科学というよりはSFに近い
感じ。この二冊を読んで一番心に残ったのは「コペルニクス
原理」。地球が太陽系...続きを読むPosted by ブクログ