森山大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多数の生徒が影響を受けた大事件、重症者がほぼ居なかったのは吉報である筈なのに、翌日には普通に授業が再開される運びは何とも気味が悪い
これで表面的には事件の理由が説明されているならまだしも、鑑識すら見当が付けられていない状況のまま日常へ戻っていくってどういう事なの……。それともこういった光景すら聖杯戦争の一環なのだろうか…?
ライダーとそのマスター・慎二は退場した。だからこそ問題となってくるのはキャスターと正体不明のマスター
目下の容疑者が柳洞寺に住まう一成というのは判るのだけど、彼の無実を晴らす為に身包み剥がすって凄い事してるなー(笑)
また、もう一つの問題と言えるのは士郎達の知らぬ処で -
Posted by ブクログ
表紙がイリヤなのに中身には居ないのは何故⋯⋯?
前巻にて士郎・アーチャー間に埋め難い因縁が生まれたと思いきや、その主である凛とはかなり良い関係に
てか、元々脇が甘い人物ではあったけど、ラブコメ漫画みたいな振る舞いしてる⋯
ただ、凛としては甘い思惑で士郎を誘ったのではなく、同盟相手をアーチャーが斬り捨てた点への申し訳無さが強いのか。一歩間違えれば死んでいたかもしれない一瞬、後に大量の重症者を見て凛が震えたように人の死に対する準備が弱い彼女だからこそ許し難いのかもしれない
一方でそうしたアーチャーの行動や、原因になった士郎の甘さを追求し過ぎないのは彼女の美点だろうね
アーチャーに述べるように -
Posted by ブクログ
お姫様のように攫われた士郎を助けるのは仲が良いわけでもないアーチャー。その為か戦闘中も憎まれ口を叩くし、別に協調行動が取れるわけでもない
この二人はとことん相性が悪いなぁ(笑)
そんなコミカルな険悪さがシリアスな険悪さへと変化するのがアーチャーと『正義』の価値観が全く異なると知れてから
アーチャーは聖杯戦争を勝ち抜き最終的に救われる者が多くなるなら現状の犠牲を許容する。士郎は目の前に在る命を救う為に聖杯戦争に参加しているのだからどんな犠牲も許容できない
反りが合わない『正義』は二人の志向の違いを反映したと言えるけど、英霊にまで至ったアーチャーとこの前まで普通の少年だった士郎という比較で見るな -
Posted by ブクログ
士郎って聖杯戦争における実力として弱い方だと認識していた為にライダーの攻勢を切り抜けた点はちょい驚き
相手が本気でなかったとしても幾度も攻撃を弾いた点には何か理由があるんだろうか……
ただ、戦いそのものは凛の助けが無ければ死んでいたもの。また、凛自身も士郎に助けられた側
二人は対立しなければならない筈の間柄なのに、不思議な運命に拠って協力関係が続いてしまうね
そうして近づけば見えてしまうのが凛と士郎の魔術師としての違いか…
血の繋がり以上の魔術の繋がりを親から与えられ魔術師として育った凛、血の繋がりが無くても本当の親子のように人間として育てられた士郎
二人の境遇は大きく異なり、それ故に断絶 -
Posted by ブクログ
さすがに絵も構成もきれいで見ごたえがある。
かっこいいとこは格好良く。
かわいいとこは可愛く。
バトル展開は。
冒頭の士郎 VS ライダー。
最後のキャスター VS アーチャー。
あ、裏表紙で槍に魔力まとわせてるランサーは今回まったく出てきません。
…回想で槍の穂先だけなら出てくるかな?
巻末の「とおさかべ」は…。
刑部姫に英霊の座よりの入電で、サンタムと名乗る謎の英霊が接触してくる。
果たして、サンタムの指令に従い、刑部姫と凜は聖杯戦争を勝ち抜いていけるのか!?
次巻が待たれる。
今回が比較的幕間の回だとしたら、次はかなり派手な戦闘から始まるはずだし。 -
Posted by ブクログ
既に幾つもの襲撃を体験しつつも状況は一つの休息点を迎えた今巻、まるで普通のラブコメのような光景が展開されている……!
士郎の料理に舌鼓を打つセイバーには和まされるし、彼女を過度に見せまいとする士郎の慌てぶりにほんわかとした気持ちにさせられるね
それでも秘密にするにも限度がある。だから大河や桜に知られたのは仕方なかったのだろうけど、その仕方の無いという流れの勢いで桜達も同棲を始めるってどういう展開だ(笑)
状況の賑やかさ的に羨ましい気がしないでもないけど、直前の不穏さを思うと単純に胃を痛めるイベントにもなりそうな……
代わりに深刻さを増していく状況に対処する役目を担うのが凛か
魔術師の痕 -
Posted by ブクログ
バーサーカーの登場によって本格的に幕を切って落とされた聖杯戦争。それにしては最初に士郎が戦う相手がバーサーカーという化け物だなんて相手が悪いにも程があるけど
セイバーは士郎の援助は望めず、手助けする凛の攻撃だって梨のつぶて
イリヤとバーサーカー、凛とアーチャー、それらの隙の見えない最良のコンビを前にすると士郎とセイバーがどれだけ歪で未熟なコンビであるかが見えてくるね
士郎は聖杯戦争に挑むにはあまりに力不足。凛から逃げろと忠告されるのも当然というもの
そこで逃げずにセイバー達を追うのは主人公然としているが、一方で蛮勇でしかない
それでも彼の素質を何か見出すとしたら、セイバーとバーサーカーの戦 -
Posted by ブクログ
原作ゲームは2004年、劇場版は2010年、TVアニメは2014・15年。UBWルートだけでもこれだけの変遷を経て、今となってはFGOの方が人気ではないかと思えるというのに、今になってUBWをコミカライズするとは挑戦的な。しかもあの森山大輔先生が担当しますか!
コミックとして大胆な絵の運びが素晴らしい事は勿論として、時折挟まれる凛の気の抜けた表情等もとても良いね
UBWの物語はTVアニメくらいしか知らなかったりするので、懐かしい気持ちになりつつ読んでいきたい感じ
魔術師として聖杯戦争に挑む凛が召喚した記憶喪失の英霊アーチャー
肝心な部分がちょっといい加減な凛と謹厳実直で皮肉屋のアーチャー