大塚志郎のレビュー一覧
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購入済み
漫画家さんの身に起こる少し非日常な出来事を綴ったお話。大事件、とかではないんですが、話の盛り上げ方が上手で小さなエピソードもワクワクしながら読めました。とても面白かったです。
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ネタバレ 購入済み
勝利も敗北も知り、逃げ回って
涙を流して……漫画家は一人前になる。
ボツのショックで、絶望と嫉妬、感情が爆発したシホ。
掲載を勝ち取った作品の酷評アンケートを送りつけようとしたり、身内票を頼もうとしたり、嫌がらせや不正行為で道を踏み外してしまう寸前まで行ったが、思いとどまった。
そして、自分の先を越して掲載を勝ち取った後輩の前で号泣する。
溜まりに溜まったわだかまりを飲み込んで我慢し過ぎて、爆発した。
謝恩会で、現場で喧嘩沙汰を起こしたアシの顔を見ては逃げ、嘘をついて辞めたアシスタント先の先生に顔向けができないと逃げるなど、弱さ、脆さを見せることに怯える、そして人を信じきれないシホの弱さが1巻より強く描かれている。
ワン -
ネタバレ 購入済み
漫画家志望者必読!
漫画業界を舞台にした漫画というと、バクマン。が真っ先に挙げられるが、こちらはアシスタントから見た漫画業界の話。
誇張はあるにしても、極めてリアル。
漫画家の先生、同僚アシとの人間関係。
漫画を舐めているアシや漫画家をバッサリ切っていくのは爽快だ。
嫌味なライバルと、仕事を口実に先生そっちのけで決闘を始めてしまったりと、時には暴走してしまうが、本当はお互いを認めあっている。
息抜きに遊びに誘ってくれた後輩アシにいじられたりと、ウブなところもある。でもその休みの経験をヒントに、挑戦したことのないジャンルの漫画のネームを作ってみたりと、鋼鉄のメンタル。
ライバル曰く「昔の(主人公の)ネー -
購入済み
趣味で同人誌などをデジタルで描いている者です。
何かいい感じに整えるための漫画の描き方がおさえられるような本ないかな〜と思って探していた時に見つけて購入しました。終始マンガ形式で進み、内容も面白くて読みやすかったです。為になることも多く載っていました。アナログに対しての説明が少し多いですがそこも私は新鮮で面白かったです。 -
ネタバレ 購入済み
421号🤣🤣🤣🤣
この数字を見ただけで、続きが気になります……
絶対に面白い展開……失礼! 過酷な展開に違いない。
ああ、来月が楽しみ……もとい心配だ!
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Posted by ブクログ
漫画アシスタントを描いた業界物漫画はこの二巻で完結である。ちなみに「売れない漫画家の日常編」を同人で描く旨のコメントが添えられているが、軽く調べた感じでは現時点で出ているかどうかは確認できなかった。
前回が様々な漫画制作の現場に話を絞っていた一方で、今回はより広く業界の話を描いている。
ただ、住居の選び方や出版社主催のパーティ、同人誌即売会の現場など業界的な話も多いのだが、印象が強いのは登場人物らが見せる苦悩や葛藤だろう。
短期連載が長期連載へと変わって、主人公のシホへと土下座してチーフアシを頼むライバルのショーコの姿や、自信作が没になったことであふれ出る闇を抑えきれずに採用された漫画 -
Posted by ブクログ
漫画業界をアシスタント側の立場から見たコミックエッセイシリーズの一巻である。全二巻構成で、元々は同人誌として発表された内容の連載版のようだ。ちなみに同人版もこの巻に収録されている。
業界物としても読めるし、漫画業界を目指す若人へのアドバイス本としても有用な一冊だろう。
様々な漫画家の姿・漫画製作の現場が描かれる一話完結式であり、ライバルキャラを描くなどストーリーの体裁が整えられている一方で、技術的な側面にもかなり触れているのが特徴的である。
正直、技術的な側面については評価の仕様がないのだが(絵を描かない人間なので)、興味深く読ませていただいた。裏表紙に描かれているような「ペン先復活の