西部謙司のレビュー一覧
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遠藤が書いた本と違ってインタビュアーという第三者を挟むことによって、より遠藤の人間性を見ることができて面白かった。思ってた以上にヤットスタイルは凝り固まっていた。こんなに凝り固まっているのにずっと同じチームでやっている不思議。ある程度自由にやらさせてもらってるのかな?
思考は完全にバルサイズム。いいタイミングにレシャックと出会えたんだな。
小学生の頃から周りの景色を捉える訓練をしていたとは驚きだ。それを自分で考えて行動してるのもまたすごい。
パスカットを読んで行動を変えられる上手い選手が誰なのか気になりますwずっと意識して見てたら気づくかなぁ?
サッカーだけでなく日常生活にも生かせそうな考え方があって参考になった。 -
Posted by ブクログ
ここのところ小難しい本が続いたので気分転換にササッと読んでみた。
本書は過去(1920年ころ)から現在に至るサッカー戦術の変遷、中でも「トータルフットボール」という定義について焦点を当てて解説された一冊である。
・クライフのトータルフットボールとはなにか?
・クライフより過去のトータルフットボールの原点とはなにか?
・クライフ以後のトータルフットボールはどのように進化したか?
について解説されています。
本文中にフォーメーション図などが出てくるのですが、サッカーというテーマを扱うにはちょっと画像情報が少ないかなーという感触。特にクライフ以後のトータルフットボールにおいてバルセロナが辿った道とミランが辿った道についての解説はとても分かりやすい、これを更に深める為に(やや乱暴なのは承知の上で)家系図的な表現があっても良いんじゃないかと感じる。
本書で語られる通りサッカーというスポーツは戦術システムという面では非常に貧弱であり、だからこそメタ的な戦術解釈が行われたり、スターの力があり得ない程に輝いてしまう事がある。そこから大きな揺らぎが生じるのが面白いというスポーツだ。
だからこそ素人においても戦術理解が他のスポーツに比べると若干優しく、サッカーに興味を持った人がこのような本に出会える環境があるのはとても有意義だと思う。 -
Posted by ブクログ
サッカーを戦術的に観戦する視点を高める一貫として本書に興味を持った。結果としてその考えは完全には満たされなかった。本書は現代戦術についてメインには取り扱っておらず、むしろ過去の戦術(1972年西ドイツ等)から現在の戦術(ガスペリーニのジェノア等)に至るまでの歴史書という扱いが妥当である。もちろん、これはこれで面白い。
基本的にサッカーというスポーツは他のスポーツに比べると「戦術」という概念が幼稚であると言われる。たしかにその通りだとは思うが、だからこその面白さがある。戦術が革新、変化されるタイミングというのは殆どの場合が「既存の戦術が破壊された時」であり、その破壊される様と新たな戦術が創造される様子は観戦者にとって大きな楽しみであるといえる。
しかしながらサッカーの戦術というのは理解するのが難しい。個人的な間隔として難しいというより「認識しづらい」という方がしっくりと来る。これはサッカーが野球等と異なり攻守が明確に別れておらず流動的に攻守が入れ替わる事が大きく関係しているだろう。守っている時も攻める場合を想定したり、逆もある。もちろん、守ってる時はある程度あきらめて攻撃に全精力を傾けるチームも有るなど様々だが、素人(玄人もか?)が試合観戦を通じてチームの戦術をしっかりと理解するのは難しい。だからこそサッカー観戦後の議論というのは大いに盛り上がるものだと思う。
さて本書は次回の日本代表戦を見る上での戦術理解に役立つかというとそうでもない。歴史書を読めば直近の政策立案に役立つわけではないように即効性のある内容ではない。しかしながらこれからサッカーの戦術理解を深めていく上で「過去に何があったのか」という事を知っておくのは有意義だと言えるであろう。実際に1972年の西ドイツの戦術は読んでるだけでワクワクするような内容だ。この考えの本質自体は現代戦術、例えばいまのバルセロナなどにも受け継がれていることが見て取れる。
サッカーをより深い理解で持って観戦する事を希望するならば一度は読んで置いて損は無い本だろう。ただ、戦術本なので図解による説明やケーススタディをもう少し盛り込んでも良かったのではと思うところがちょっと残念な点だ。 -
Posted by ブクログ
この本を読んでみようとしてみたきっかけは少しでもサッカーのことを理解したからだったのですが…。正直に申し上げますとある程度の知識がある人向けで全くの素人がこれを読んでも理解することは難しいでしょう。
この記事を書く前日、サッカーの日韓戦が行われていましたが、僕は試合結果だけを新聞で聞いて、華麗にスルーしています。今から各記事は、そんな男が書いたものです。僕のサッカーに関する知識は『キャプテン翼』と『シュート』のなかで完結しているのだ、ということを僕はこの本を読んで痛感しました。とにかく、書かれている言葉の意味がわからない。「ゾーン」ですとか。「プレッシャーをかける」という言葉に始まり、おそらく陣形を意味するであろう4-4-2などの配置に関する言葉。それをおそらく僕はまったく理解し得ないまま、僕は最後まで読み終えています。
あ、申し送れましたがこの本は世界最高峰といわれるサッカーのクラブチーム、スペインはバルセロナの戦術に関することをサッカージャーナリストの筆者が詳細に解説したものです。なんで僕がこの本を読もうとしたきっかけはサッカーが今、いろいろと取りざたされていて、こういう本を読んで少しは偏屈といわれる人間性を是正しようと努力しようと。そう思ったのがきっかけでしたが…。あまりに詳細な解説なので、逆にほとんど知識が無い人間にはかなり敷居が高い一冊なんだな、というのが一読した感想でした。
きっと、僕が「NUMBER」誌か何かを愛読していて、サッカーのサムライブルーが活躍する試合にはどんなに現地との時差があろうがそれをものともしないで彼らと一緒に戦うんだ、という人間だったら、おそらくこの本を読んで『なるほどなぁ』なんていうことができるのでしょうが…。でも、この本を読んでわずかながらわかったことはサッカーというものは個人の資質や体格などではなく、チームスポーツであり、そして戦術がものをいうのだと。それだけはようやく理解できました。
現在のバルセロナの戦術のルーツはオランダにあるそうですが、模倣を繰り返して、オリジナルを超えるというのは、こういうことなんだな、ということでした。