【感想・ネタバレ】眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意のレビュー

あらすじ

ついに明かされる日本サッカー界、最高の“頭脳”である<遠藤保仁×西部謙司>による共著!

日本代表、ガンバ大阪での体験・経験を通じて、遠藤保仁が考える理想のサッカースタイル
その類まれなプレー理論やサッカー理論、戦術理論について稀代の戦術家である西部謙司が余すところなく解説。


試合中に遠藤が見ている世界とは?

「調子がいいときは“ここにいるだろうな”というところまでドンピシャでわかります。
そういうときはプレーが楽ですね。遠くのほうをしっかり見て、近くは残像で見る感じですかね。
近いほうは自然に目に入ってきますから」

【CONTENTS】

●第一章 『眼』

ピッチでは眼(視覚)で状況をとらえることからはじまる。遠藤は眼からどのような情報を集めているのか?
ボールやゴール、敵味方21名、時にはベンチにいたるまで。優位な戦況を作り出せるかどうかは眼で決まる。
遠藤が日頃から見ている試合の風景を紐解く。


優位な戦況を作る眼
少年が見ていたブランコと、敵の監督
ダイレクト・ロング・スルーパス
レシャックに出会って確信を得る
とられない の前提
量より質
こだわりのパス
楽しさの原点

●第二章 『術』

眼でとらえた情報だけではプレーできない。実行するには技術が必要になる。
一見すると、遠藤は派手なプレーをしない。それでも正確かつ大胆に淡々とプレーする。
遠藤がこだわる技術とは何か?
ゲームをあやつる術を解き明かす。


ゲームをあやつる術
プロゴルファー猿?
シュートはコース
守備での貢献
変幻自在のポジショニング
間で受ける
同数なら守れる
もし、遠藤保仁が監督だったら
ピッチで生きる「術」

●第三章 『戦』

サッカーにおける戦い方とは何か?勝つために効果的な「戦法」のことだ。
ただ遠藤が目指しているのはそれだけではない。戦術が楽しめること、そして観客を魅了することにある。
そこで遠藤に理想の戦い方について聞いた。


理想とする戦法
南アフリカW杯の成功と後悔
貫いてボロ負けしたほうがいい
日本代表の成熟
日本スタイルの現在地
強者の立場へ
奪えなかったゴール
フィジカルとの戦い
日本対策との戦い
ザッケローニ監督とチームメート
これからのサッカー、Jリーグ

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ザックジャパンの心臓と呼ばれる遠藤選手のサッカーへの見方、考え方などを、評論家の西部氏がインタビューをして構成した本。

プロになった時のレシャックとの出会い、G大阪での選手としての成長を経ながら、試合の見方、技術の磨き方、日本代表としての戦術論等がわかりやすく書いてある。

ちょっと量が足りないとも思うが、遠藤ならではの能力が分かって楽しかった。ただし、ブラジルW杯前に読むべきだったと思う。終わってからだと、意気込みの結果が分かってしまっているので、現実は厳しいことがわかる。

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2014年09月01日

Posted by ブクログ

テンポ良くサクサク読めて、正にこの本自体が「飄々としている」感じ。

秋の欧州遠征の詳細やフォーメーションの図解などもあるので自身がプレーする人にとっては興味深いこと間違いないでしょう!(私は体育の授業でしかサッカーボールに触れたことがないですが)

著者の他の本も読んでみたくなりました!

なんだかんだでW杯までもう一年!とりあえず、コンフェデ杯が楽しみだーーー!

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2013年04月12日

Posted by ブクログ

サッカー選手の本を読もうと考えたとき、
元日本代表の遠藤選手の本は外せないでしょう…、
という良く分からない勘が働いたので、読んでみました。

この本はちょっと古いのですが、
それでも遠藤選手の思想や価値観に振れることができる
面白い本です。
遠藤選手なりのオリジナリティを感じることができますし、
一つ一つの考えにしっかりとしたロジックで裏付けされている点が
サッカー素人の自分にはちょうど良かったです。

おそらくこの本が出たのが、
2014年のブラジルW杯の前くらいのタイミングで、
遠藤選手自身も脂がのり切っているくらいの時期。
その頃の考えや思想に触れることができる貴重な本です。

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2023年06月08日

Posted by ブクログ

遠藤が書いた本と違ってインタビュアーという第三者を挟むことによって、より遠藤の人間性を見ることができて面白かった。思ってた以上にヤットスタイルは凝り固まっていた。こんなに凝り固まっているのにずっと同じチームでやっている不思議。ある程度自由にやらさせてもらってるのかな?

思考は完全にバルサイズム。いいタイミングにレシャックと出会えたんだな。

小学生の頃から周りの景色を捉える訓練をしていたとは驚きだ。それを自分で考えて行動してるのもまたすごい。

パスカットを読んで行動を変えられる上手い選手が誰なのか気になりますwずっと意識して見てたら気づくかなぁ?

サッカーだけでなく日常生活にも生かせそうな考え方があって参考になった。

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2015年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠藤保仁×西部謙司。

ヤット選手のプレービジョンが見えて面白い。
ただ、まぁ、当たり前だけど、以前にどこか別の記事で読んだことあるな、という内容もある。

そう考えると、最近サッカーに興味をもつようになった人が読むと、いっそう面白い?
けど、サッカー知らないと「なるほどな~」みたいな驚きがないとも思う。。

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2014年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠藤の原点。2人の兄と毎日朝サッカーをしていた。横浜フリューゲルズの監督のレシェック。元バルセロナのコーチ。このコーチのパスサッカーに衝撃を受けた。パス回ししながらチャンスを待つのが美学。ディフェンスは同数OK。昨年のヨーロッパ遠征のブラジル戦はパスはある程度まわせたが相手の個人レベルが高すぎてプレーの絵が描けなかった。(確かに遠藤のところで何回かボールを失っていたような気がする。)日本代表の話 オシムさんのときが一番パスがこなかった今はだいぶ自分の事を判ってくれている。

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2013年07月14日

Posted by ブクログ

遠藤保仁の本ですが、まず字がデカイ、内容が薄いのか文字フォントがデカク行間が他の本より開いています。

遠藤の視野の広さ、10分位でピッチを把握してしまう能力、横パスの有効性など、なるほど!と思えるところも。

しかし…内容が薄く感じてしまうなぁ他のサッカー本とかと比べると。

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2013年06月09日

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