宇佐美典也のレビュー一覧

  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    総合的な観点から、年金などの社会保障から、安全保障、エネルギー政策などをまとめれる意見です。
    内容的に右左公平な感じですし、本来のリベラルの報道ってこうあるべきじゃないの?という内容でしたので好感を持ちました。
    4章にぶっちゃけわれわれの世代はどれくらいの年金がもらえると想定されるのか?という点は非常に理論的に算出されていて、老後資金が気になる人は参考にした方がいいと思います。

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    2021年05月08日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    とにかく、読みやすいです!
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    特に、これからの社会を担う20,30代の人に、読むことをお勧めします。
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    これからの日本を左右する、社会保障と安全保障の観点において、日本がおかれている状況を理解することができました。
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    この本を読むことで、短期的ではなく長期的な視点で日本の政治を考えることができ、また、倫理的・哲学的観点ではなく現実的に今後の戦略を考えることができました。

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    2020年06月25日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    日本では多くの課題が先送りされていることを指摘して、"個人として責任感のある政治家や官僚が、政府の組織としての無責任を助長(p41)"していると看破している.きちんとしたデータを基にした論考は信頼できるものと感じた.安全保障の問題で中国の動きを的確に捉えて、アメリカとの関係を今後どうするかを真剣に考える時期だとの指摘も納得できるものだ.日本のこれまでのあり方は、"自由貿易体制下で資源を輸入して、フルセット型の産業構造で国内の需要を賄いうる経済体制を整備し、余剰を輸出して貿易黒字を維持する(p232)"という経済安全保障のモデルであったが、これをどのように

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    2019年06月07日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    優秀な官僚たちはあえて先送りという戦術を取っている。
    アメリカが強制した憲法によって、戦争をしないですんでいる。
    目から鱗の連続。同世代の著者による日本の未来とは。

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    2018年10月04日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    日本の歴史や社会事象を表面的にしか捉えてなかったなぁと痛感。
    宇佐美典也氏のこの本は「学び」の連続だった。

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    2018年08月18日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    役所にいると「今の知識を使って起業できるんじゃないか」と思うことがあります。
    著者は勝算もなくやってしまうんですね。
    僕個人としても万が一何かがあればあいりんの辺りでなんでもやりながら生きていく気概はあります。
    でも好き好んでやるべきではないんですよねσ^_^;
    数年前の自分もこういうところがあったので今更ながらに反省します。
    そういう意味で司法試験を断念せざるを得なくなったのは天命かもしれません。

    その中で著者が行き着いた
    「セルフブランディング」
    は組織の中にいる僕にも大いに参考になります。
    自分が得意なことは何か。
    自分に何ができるのか。
    徹底的に考えることは生活に余裕があるうちにやっ

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    2018年03月14日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    元METIの宇佐美さんの話。自由の地獄に陥った経験を持つ筆者が這い上がるまでの話。メモ。(1)会社では目の前の仕事にしっかり取り組み、専門技能やマネジメントを習得。同時に在職中からセルフブランディングを展開し会社の暖簾を借りる形で独立、フリーエージェント化したら、もといた会社に恩を返す。
    ⑵会社にアイデンティティを求めるのが日本人。職業にアイデンティティを求めるのが欧米人。(3)日本の労働慣行は激しい労使紛争のトラウマと高度成長期の労働力不足の条件の組合せ。
    (4)日本のメーカーというのは例えるならば、それぞれが巨大なムラだ。ムラの中で起きる事は何でもそのムラに暮らす住人で解決するので、よそ者

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    2015年04月12日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    以前から著者のブログは読んでいましたので、ブログでのPRなどにうまい具合に釣られて購入。

    東大卒の若手エリート官僚が勢いに任せて退職してみたところが、それまでお付き合いしていた方のほとんどに相手にされなくて挫折みたいなお話は、すでにブログなどで知っておりましたし、官公庁でなくいわゆる名の通った大企業から独立開業された方からの同様のエピソードは過去にも目にしたことがありましたので、あまり目新しいものではありませんでした。

    が、しかし、それだけで終わらないのがこの一冊。

    第四章:なぜ「会社」と「国」に頼れなくなったか
    では、客観的なデータに基づいた現状と将来について述べられています。
    第五章

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    2014年12月31日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    元経済産業省の官僚であった筆者が、まだ在職中から書き溜めた文章を本にまとめたもの。現場の実情や、公務員として働いていたからこその意見に重みを感じる。大多数の、真面目に国のために働こうとしている公務員のモチベーションを削いでしまう現在の制度により、長い目でみて国民に不利益を被ることになるのではないかと思われた。

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    2013年10月28日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    官僚として働くことの喜びや悲しみ。
    また、どんな人が官僚にむいているか。
    など、多くの知られざる現状が記されていて、最後には提言も含まれている。

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    2013年02月05日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    ・簡単な背景を説明しますと、当時は安倍政権下で、小泉政権の新自由主義的な政策の反動からか、地域と都市の経済格差に対する批判が激しくなってきたころでした。また、次の年に参院選を控えていたため、経済産業省としても政治的に何らかの地域活性化策を打ち出すことが求められるようになり、急きょ政策の検討が始まったのです。
    →省庁で政治的に政策を打ち出す必要性を感じるんだ!なるほど。

    ・平成23年度末に決まった公務員給与の一律大幅な削減の決定は、若手官僚が霞が関から離脱する一つの契機になりそうです。これまでは、政治家が官僚のバッシングに加わることがあっても、労働条件に直接に手を出すことはありませんでした。

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    2013年12月29日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    著者のこれまでの作品よりもずっと良い。
    日本のシステムの限界をわかりやすく述べている。著者は日本の未来に希望を捨てていないが、その点には首肯しかねる。自分が生活保護行政に携わっているから故の厭世観かもしれないが。

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    2022年11月07日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    covid禍以前の2018年刊行だが、元経産省の官僚だった著者の政官界の状況に対する分析は今も全く違和感がない。

    我が国の財政状況や安全保障についての状況分析も的を射た中庸不偏なもので、わかりやすいし、納得感がある。

    今後について書かれた3章は著者の性格なのか、読者へのサービスなのか、やや楽観的に思えるが、将来は未確定だし、「先送り」が奏効することもあるという著者の指摘も踏まえれば、本書の締めくくりとしては妥当と思える。

    これからの社会に生きる人は所属する組織から適切な距離をおき、自己の市場価値を高めなければいけないという著者の指摘は全くその通りだと思う。

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    2022年01月05日
  • パチンコ利権 - 瀕死の業界に未来はあるのか? -

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    パチンコ要らんよね、と思ってたけど読み終えても意見は変わらず、やっぱいらんよね。娯楽とは言え、生み出すものが何もなく、社会に対するマイナス影響が大きすぎる
    ただ政財の利権の大きさに誰も手がつけられないんだよな。NHKぶっ潰す前にパチ業界ぶっ潰すの方が票取れると思うよ。
    知らなかったこと
    ・北朝鮮との関係はだいぶ薄くなっていること
    ・隣の選挙区の平沢勝栄がパチンコの大ボスだということ(功罪有り)

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    2021年11月23日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    2019.6.26

    健康とスキル、そして資産運用をする術を持つ
    愛や友情も資産になるのね
    世間のこと何にも分からなかったけど、すこしだけ政治や経済に興味が持てた

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    2019年06月26日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    労働環境はやはり良くない。
    肉体の余裕は失われ、健康も損ねる先にあるものはなにか。
    それまでしてもやることなのか。
    私心を殺して折衷案を作る究極の調整仕事。

    いかに大臣や副大臣が省庁をこえた調整を主体的にするかが大事。

    ただ、あまり労働環境をよくすることについての具体的なことは書いてなかった。

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    2019年04月26日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    ネタバレ

    先送りの構造で財政は破綻して安全保障も危うい。
    そんな悲観的な話は数多の書籍で紹介されているが、これほど明確で解りやすい記述はなかなか無い。

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    2019年01月23日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    経産省を退職してから危機的に貧しい暮らしを乗り越えフリーランスとして軌道に乗るまで。
    元官僚の使える専門性と使えない専門性。仕事の人脈は退職と共になくなると考えるべき。

    日本で終身雇用が定着した歴史的背景とその成功の時代、崩壊の経緯。
    組織に依存できない今、将来のフリーランスを念頭にするべきことは、
    ?専門性を身につける
    ?セルフブランディング
    ?ネットワーキング

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    2018年11月23日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    流石の官僚出身で今後の日本社会の問題を端的にまとめてくれている。ところどころ元官僚としての自意識が出ている点が好き嫌いありそう。ロスジェネ必読。欲を言えばもう少し個人のキャリア形成について提言が欲しかった。

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    2018年10月10日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    ネタバレ

    元経産相官僚の方でいまはフリーランスでエネルギー関連の仕事をしているかた。
    日本的な働き方、企業に忠誠を誓いその見返りとして肩書や地位とサラリーを与えるという形がどういう風に生まれて、どういうメリットデメリットがあるのかわかって面白かった。

    段階的ではあると思うが将来的に企業ではなく人や仕事が重要になる社会は訪れると思うので、自分の専門を磨いて緩いつながりで仕事をするようになるのではないかと思った。

    「グローバルマッチョ思想」←面白かった。

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    2016年01月13日