宇佐美典也のレビュー一覧

  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    〈目次〉
    はじめに
    第一章 肩書き捨てたら地獄だった
    第二章 たどりついた「セルフブランディング」という戦略
    第三章 これからの働き方~フリーエージェント論
    第四章 なぜ「会社」と「国」に頼れなくなったのか
    第五章 そして、その頼れない世界で生き抜く技術

    〈内容〉
    東大卒の元通産省キャリア官僚が、組織に居続けることへの疑問から退職したが、プライドが邪魔をして自立に苦労するが、「腐れ縁」と「セルフブランディング」によって、自立の道に成功したという話。現状の日本社会の分析などよくできている。何よりも苦労がヒトを作った感がある。
    今後の日本において生きていくための知恵

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    2015年02月10日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    [雑感]
    ■新たな知見はなかったが,読後感はよかった。
     ので,すこし高めの評価にしました。

    [備忘録]
    ■セルフブランディングの最終目的とは,
     背伸びをしていない自分そのものの人生を
     理解してもらい,他人を巻き込み,
     応援してもらえるかということ。
     その際に最も有効なツールは「コンプレックス」である。
     (p72)
    ■安定というものは誰かが与えてくれるものではない。
     自分自身でどの市場に向き合うか覚悟を決め,
     多くの時間をかけて学び,発信と認知を繰り返して
     やっと獲得できる。(p176)
    ■「戦う市場を見つけ,そこで発信を続けて評価される
     セルフブランドを作る」ことこそが本

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    2015年01月07日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    資格も資金も持たない著者が「経産省官僚」という肩書きを捨ててからの2~3年の間に、どういう道程を歩んできたか、ということが、生々しく語られている一冊。

    著者自身も認めているとおり、元いた場所の「特別なブランド」が、今の成功につながっていることは明らかで、独立を目指す全ての人に普遍化できる話ではないが、肩書きを捨てた後の人脈の築き方や、「かつての肩書き」とどう付き合いながらセルフブランディングしていくか、という考察のあたりは、一読する価値はあると思う。

    ちなみに、「アンチグローバルマッチョ」のくだりは、自分も大いに共感(笑)。その思考に共感できるかどうか、も、本書の評価には多少なりとも影響す

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    2014年12月14日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    読み物として非常に面白かった。ドン底から復活する人生の話。今ドン底にいる人には役立つヒントを、そうでない人には危機感を与えるものだったと思う。
    組織に属していても、決して安心してはいけないということは、肝に銘じたい。

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    2014年12月13日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    ネタバレ

    ○元経済産業省職員である宇佐美氏の著作。
    ○経済産業省職員としての仕事経験や生い立ちなどに触れつつ、「国のためにすること」、「官僚の仕事」、「政治家の仕事」などについて、当事者としての視点で描く。
    ○社会に関わりながら生きる以上、利害の対立は常に起こりうるものであり、誰かが調整をしなければいけないもの。それを行う公務員の仕事について、具体的な仕事の内容を分かりやすく説明しており、仕事のイメージがつきやすかった。いわゆる「官僚」の日常や仕事を知るには良い本だと思う。
    ○著者のやりたいことが極めて抽象的であるので、役所を辞めた理由や、これからやりたいこと、役所では出来ないことについて、もう少し触れ

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    2013年10月25日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    1.個の前に国がある。国を支える歯車として役割を果たさなくてはならない。「自分は批判されてもいい。それでも少しは社会の進歩になるのなら」の公共精神。
    2.これからの官僚は、未来を開拓する勇気を持った国民に対して、情報提供や実行面でサポートする「重要な脇役」である。
    3.自分の意志で何かをするよりは、与えられた枠組みの中で、国の方向性を社会に実装するための機械集団であるべき。
    4.「尊敬できる先輩とは?」「信頼を保ちながら、相手に不利な条件を呑ませられる人」
    5.縦割りの前提は認めるべき。必要であるなら、省庁再編等により省庁の役割分担は不断に見直していけばよい(現実の社会問題と各省庁のミッション

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    2014年05月11日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    制度の弁護などもありつつ、建設的な提案がなされている印象。
    そして官僚の仕事の醍醐味が少しだけ伝わってきた気がする。

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    2013年01月25日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    元経産官僚の書いた体験記や提言。
    内部にいた人の観点から天下りや採用制度、人事制度などの制度面についての記述が特に参考になった。我が国の官僚制に興味がある人にとっては面白いと思う。

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    2012年11月08日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    第1章
     この本に求めていた内容ではなかったので読み流す。キャリアへの自負が鼻につく。自負を持つ事自体は悪くないがこの本の中で書く事ではない。

    第2章・第3章
     社会保障と安全保障について。コンパクトにまとまっていてこの本の核となる。

    第4章
     原子力発電についての考えは自分と異なる所もあるが、原子力の尻拭い技術大国を目指す視点は自虐的にありかな、と思った(著者はそんな意図はないかも知れないが)

    高久書店にて購入。

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    2022年04月10日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    元官僚のわりには非常に読み易い。政治システムの不備には激しく同意。エネルギー安全保障はなるほどなと。ラストのモーニング娘。の話はふざけ過ぎやな。なんというか、こういう頭のいい人ってたまにアイドルの話出しがちだし、何故かそれを日本の行く末とか壮大なものにリンクしがち苦笑

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    2022年02月02日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    経産省官僚をやめていまは実業家、コンサルタント、コメンテーター、著述業などしている著者のほんのしばしの窮乏をして「肩書捨てたら地獄だった」とのこと。もっと大変な境遇の人がいっぱいいるだろう。この本を手に取るのって、東大卒の官僚だったやつがつらい思いしてるなんていい気味みたいな気持ちじゃないかな。そんな意地悪な気持ちが満たされるかというと全然。ちゃんとあっという間に自分を立て直していまに至るという感じで、正直なところこれのどこが地獄なのって感じ。
    後半は著者が現代日本を分析し、これからの時代はどんなふうに生きていくべきかを論じていらっしゃるんだけど、まあどこかで聞いたことのある話ばかり。唯一とも

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    2021年08月19日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    この人がブログでいろいろと発信し始めたとき、けっこう話題になったよなぁと懐かしく思う。書いてあることはだいたい間違っていない。公務員の良さというのは、批判ばかり受けるけれども、あくまで実行者として予算にしろ法律にしろ、決めることができるということだと思う。そういう意味でも、辞めたあとに同じ業界で評価者として生きていくのはどうなんだろうか。楽しいのかな。どうしても売れるためには過激な方向に行かざるを得ないし、けっこう大変そうだ。

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    2019年07月06日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    元経済産業省のキャリア官僚。勢いで退職したものの、その後苦労したという話。自由という立場がどれだけ大変かということだろう。

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    2019年06月27日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    00619「逃げられない世代」宇佐美典也
    「2」問題提起はありきたり 解決策は皆無
    経産キャリア崩れ

    日本の課題「短期志向」政治も官僚も 
    →長期視点の欠落、先送り体質
    財務省 今年度の繰り回し=国債利払いの極小化
    低金利が最大ミッション 財政再建ではない

    社会保障の自然増加

    2025年日本の転換点と誰もが言う
    団塊の世代が後期高齢者になるから
    しかし長期的な抜本策は日本は苦手

    官僚は2 -3年で実現できる対症療法しかできない
    短期志向の政治とセットで先送りの構造 
    堺屋太一さんと同じ論

    人口減少超高齢化の転換点で先送りを続けると国家は破滅する
    財務省も国債の残高よりも単年度の予算が

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    2019年06月22日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    議員も官僚も長期的展望は持てない仕組みのため、政府は先送りを繰り返してきたが、先送りが奏功した時期は過ぎた。人口構造による社会保障費、アメリカが安全を保障してくれた時代の終わり。市井の人々の知恵や活力を知ることで、国も何とかなるのではないかと楽観している。

    逃げられない暗い未来。何とかなるという確信。知りたいのはその間なんだけど、自分で考えなさいってことよね。当たり前だけど。

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    2019年04月14日
  • パチンコ利権 - 瀕死の業界に未来はあるのか? -

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    私事であるが1989年から2010年までホール企業に約20年間勤務していて、離職後にパチンコもパチスロも打たなくなり、当節の業界事情に疎くなっていたので読んでみた。著者は「不正釘問題」に関する2016年4月27日当時民進党高井たかし議員の国会質問原案作成に関わったユーザー側の当事者であり、その後「ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表と歩調を合わせ行動している。「考える会」とパチンコ業界側の寄付交渉の場において冷たく門前払いを食わされるくだりは読んでいて情景が目に浮かんだ。
    元業界人として業界側を擁護するつもりはサラサラないのだが、おそらく「寄付」を「要求」されたその瞬間に、態度の如何に

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    2019年03月07日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    東大経済→経済産業省キャリア
    仕事内容、政治とのからみ。特に民主党政権時
    キャリア官僚制と天下りの必要性、功罪

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    2018年11月23日
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)

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    元官僚の目から見た日本の先送りシステムについてはとても分かりやすく書かれている。限界がいつ頃くるかが具体的に書かれている点は貴重ですね。
    安全保障の部分は少しかったるい。
    最後に「我々世代がどう生きるべきか」ということだが、まあ色々な本に書かれている通り、今のシステムの延長上の生き方をしていたらドツボにハマることは目に見えていますね。自分の頭で考え、変化に対応していくことが必要ですね。
    この本の結論としては、今のシステムの限界はどこかで来るけど、そんなに悲観的になる必要はないですよ、ということかな。

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    2018年10月27日
  • 肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方

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    日本では最初に入社する会社が若造を一人前まで育ててくれる。その恩に対し、ある程度成長して仕事で貢献できるようになるまで頑張り、会社を卒業、初めは会社のブランドを借りながら徐々に自分のブランドを形作り、フリーエージェント化して生き抜く。

    本の半分は、これからの時代の生き方、働き方やそのノウハウについて書かれているのだけれど、地獄のインパクトが強すぎて、会社にしがみつかなくちゃと読まれてしまいそう。

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    2018年10月13日
  • 30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

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    まさにタイトルの通りの内容でした。
    この年代のキャリア官僚の回想本はなかったので、貴重な一冊かと。
    官僚の役割や仕事、キャリア制度や天下り制度など、かなり率直に語っており、興味深く読ませていただきました。
    著者のブログもあるそうなので、お邪魔してみようかと思います。

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    2017年05月07日