村田らむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレルポの王道、みたいな。
20年以上ホームレスを取材してきた著者が、公機関のデータとは別の視点でホームレスの方の生態(っていうか)を書いたものです。どんな人たちが、どんな生活をしているか。何が大変で、何が大変じゃないか。(気楽でいいわーと思って暮らしている人もいる、少数だが)。自治体が行うホームレスの支援がうまくいかない(ズレてる)理由や、高度経済成長期に仕事がたくさんあって、ホームレスの人が日雇い仕事に出かけて行った時代と、現代の違いなど。
時代が移り変わり、日雇い労働では生計がなりたたなくなり、ドヤ街も消滅、ホームレスも減少し、近々消滅するだろうとのこと。
なかなか面白い考察で、興味深かった -
Posted by ブクログ
前に読んだ「樹海考」は樹海で自殺者を探すのが趣味の、下劣な感じのする本であまり好きではありませんでした。あれで見切りをつけたつもりだったのですが、ホームレスをテーマにした本書は良く調べて書かれた本で、グッと中身の詰まった良書でした。見切らなくてよかった。
本書は1990年頃から少しづつ取材をしてきたものをまとめた本で、ホームレスをPOPに賛美する本ではなく、ホームレスという存在から見た社会の移り変わりを丁寧に、しかも読み物としての興味深さを失わずに書かれているので、意外と万人にお勧め出来る本です。
山谷、西成、寿町という日本三大ドヤ街が、労務者の高齢化によって存在意義を失いつつ有り、いずれ消滅 -
Posted by ブクログ
2026.09.08
恐怖をあおるような劇画的な表現がウソくさい気がして、これまで実話怪談を避けてきた。
大島てるさんの文章が、実話とはいえ正統派ミステリーのようでどれも引き込まれた。日比谷公園の話も京都の母親の話も、怖いけどつらくなる。村田らむさん大阪の話も怖いけど悲しい。実在の地名や事件名が出てくるので臨場感がある。これが実話だと思うと、怖くもあり、胸がしめつけられるように苦しくもなる。ある程度土地勘があるだけに、事件事故にまつわる心霊ものは本気でゾクっとした。
意外にも淡々とした文章が多くてとても引き込まれた。一話が短いのもいいね -
Posted by ブクログ
種族が違えば考えていることや生活も違いますし、動物には不思議な伝承や都市伝説も多いので、今回は少し霊的なお話なのかなと思っていました。
ですが、読んでみたらめちゃくちゃ「人怖」でした。動物にも不思議で怖いところは多少あるのかもしれませんが、結局のところ一番怖いのは人間ですね。
そういえば、前作までの人怖シリーズはあとがきまで面白かったのですが、今作のあとがきはあまり自分にはハマらなかったかもしれません。
本編に載りきらなかった怖いエピソードを紹介してくれているのですが、「これって本当に怖いのかな…?」と少し疑問に思ってしまいました。
動物絡みは色々思うところがあり、一気に読み進めること