アイダサキのレビュー一覧
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「偏屈で協調性がない。人の話を聞かない。上司の言うこともきかない。自分の仕事以外は眼中にない。呆れるほど空気を読めない…」
もし、こんな人物が相棒だったり、上司だったり、部下だったり、あるいは、自分の周りをウロウロしていたら…。
ただ、こういう人間は、心に硬い鎧を着せていて、その中身は非常に柔らかく、もろいという筋書きに、大体なっている。
警視庁特捜斑犯罪分析斑に異動になった神尾文孝が配属されたのは、こんな人物の下だった。
その人物が、すぐれたプロファイリング力を示す羽生允。
羽生は実は、過去に巻き込まれた事件によって、心に大きな傷を負い、そのうえ、経験したことすべてを忘れることがで -
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Posted by ブクログ
ネタバレ他の方が書いているように、「ミステリー…ミステリーなんだろうか?」というのが感想を書こうとして一番に思い浮かびました。
主人公の夏芽ちゃんは幽霊は見えませんし、普通の女の子です。
訳があって居候することになったお寺の蔵に住んでいる男が幽霊が見えて幽霊関係の仕事を請け負っている。死んだ人の思い残したこと、死んだ人と関わることがミステリー要素…なんでしょうが、読んでいて怖くなることは全くありませんでした。
怖くなることはありませんでしたが、考えさせられる部分は多々ありました。
夏芽ちゃんが居候することになった理由、そしてそれに対する久良知の容赦のない、だけど正論な言葉。
読んでいて夏芽ちゃんの気持 -
Posted by ブクログ
他の方がレビューに書かれておりましたが、序盤のほうで登場人物が一気に出てくるのと、警察組についての解説が入り混じって、「ちょっと待って!メモするから~」と焦りましたが、結果的にはメモしなくても大丈夫でした。SSBCの愉快な仲間たちのことはほとんど覚えられませんでした…。
とはいえ、いままで読んできた警察小説とは違う部門の話なので、知らないことが多くて面白かったです。あらすじを読むと奇を衒ったミステリーなのでは?という雰囲気がありますが、おどろくほど真っ当です。
BL小説をメインに作家活動されていただけあって、登場人物の心理描写は巧みです。いまのところBLっぽさは全然ありません(ちょっと残念かも -
購入済み
……ん?
皆さんやけに高評価ですけど、むしろ私はキャラクターは人間味がないし、ストーリーは面白味がないし、馴染みのない単語や描写もいちいちそこまで説明する?てくらい過剰な気がして、おもしろいと感じませんでした。
キャラクターが量産されていたけど、個性がなくて、だれがだれやら…。
キャラが確立されてない感じです。
ストーリーもご都合主義だし、終始、無機質な機械仕掛けを読まされているようでした。
ありだけ組み込まれた文章はさすがだなぁと思いましたが。
英田先生名義は読んでいて、おもしろかったので、これが評価されてる理由が正直わかりません…。
星2にしようかと思いましたが、最後に謎 -
Posted by ブクログ
父の急な転勤に、東京に残ると言い張った女子高生・玉置夏芽は
中学に上がる前に亡くなった祖父・正吉の幼馴染である栄信のところへ
居候することになった。
居候する家は、栄信が住職を務める永弦寺。
永弦寺は、住職とその娘、副住職の孫と孫娘、ひ孫の双子と身内のような男・久良知の大所帯だった。
最初に出会ったのは、不潔な感じはしないが小汚く見える男・久良知だった。
その男は永弦寺の境内にある蔵で探偵事務所を開いていた。
永弦寺に住む双子の話によると、久良知は普通の探偵じゃないらしい。
久良知は探偵というけれど、難解な事件を解決するわけではない。
読み終わって、なんか拍子抜けしたな・・・と思ったけれど