あらすじ
警視庁捜査支援分析センターに配属された神尾文孝は、超記憶症候群の上司、羽吹允をコンビを組むことになる。配属初日、日野市で発見された女性の遺体は銀色の繭に包まれ、美しいとも思えるものだった。都内で連続する事件。羽吹の記憶と洞察力が冴え渡る。
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Posted by ブクログ
アイダサキ名義の小説初読み。(英田サキ名義は大ファンです)文章、推理、背景、キャラクター、全て素晴らしいです。特に主人公の羽吹允の能力、性格、背景、描写が素晴らしく…先生の作品の中の登場人物の中で一番大好きになりました。BL作品が好きな読者の方も、推理小説(死体が出てくるので)が大丈夫な方はぜひ読んで欲しい小説。そして羽吹さんが大好きな私はずっと続いて欲しいシリーズです。
良いコンビだなあ
BL小説ではないけど、そんな雰囲気もあり、ミステリーとしても楽しめてどちらも好きな自分にはお得な感じでした。見たもの全てを記憶して忘れない、というのは便利な気もしますが、辛い記憶や忘れたいことも忘れられないのはキツいですね。
Posted by ブクログ
すごくおもしろかった。警視庁特異犯罪分析班という部署の神尾とプロファイラー羽吹を主軸とした推理小説。BLの英田先生はよく読むけどBLじゃないアイダ先生は初読みです。記憶を忘れることができない長記憶能力を持ち性格も少々難あり、バックボーンも組織の人間的には面倒な盛りだくさんの羽吹とコンビを組むことになった神尾。なんだか苦労しそうですが、ちゃんとコンビだ!飴ちゃんの件とか携帯電話、最後の妹のところ、すごくよかったです。そして最後の数ページが不気味…。続きが読みたいです。
やっぱアイダさん面白い
アイダさんは別名義の作品、デッドロックシリーズでハマりました。一般向け作品を読むのは初めてでしたが楽しめました。私にとって羽吹の行動はツンデレのツンの部分に感じていて。いつか盛大なデレを見たいなと思っています。
羽吹の過去と合わせて最後の謎の人物が気になります。続刊が楽しみです。あと五十川ってやつ、なんか引っかかる、、、
ドラマのようなスリリンングな展開なので、刑事モノやサスペンス好きなら楽しめるはずです。
Posted by ブクログ
続きが気になる感じですごく面白かった。
序盤の主人公が初登場したページに登場人物が3人まとめて登場されて、そのあとのページにも複数人まとめて初登場されていて、これが別々のページになっていたら人物を確認するために何度もページをめくり確認しなくてはならないかと思って助かった。
そして、講談社タイガ初めて購入したけれど、紙の裁断が綺麗すぎてビックリ。
次巻も楽しみに待ってる。
面白い!!次回が楽しみ!
この本を読んで膨大な情報からプロファイルしているのだと感心させられました。新しく組む事になったコンビ刑事が連続殺人を追って、ギクシャクしながら犯人をプロファイルしていくのがとても面白いです。記憶を忘れられないプロファイラーが、小さい頃に巻き込まれた事件も凄く気になる事になっています。次のお話が早く読みたいです!
Posted by ブクログ
キャラクター設定がうまい。
さすがBLで書き続けてきただけあって、人物を書き込む力はあるな、という感じ。
それどけではなく警察組織のことや犯罪捜査のシーンなどもリアル。
帯に「サイコホラー、警察小説、キャラクター小説と3つのターボエンジン」という有栖川有栖の解説があるけど、まさにそれ。
羽吹の過去がシリーズの根幹にあるのだろうなと匂わせるラストシーンなどもうまい。
面白いシリーズが出てきたなと思う。
Posted by ブクログ
過去の事件がきっかけで忘却機能を失い、本人の意思関係なくなんでも記憶してしまうというスーパー記憶能力を持つ捜査官・羽吹。そして彼とバディを組むことになった配属されたばかりの神尾。バディものだけど、まだ仕事仲間の範疇かな。神尾の魅力が今回ではいまいちだった。
目がくり貫かれた女の死体が発見され、羽吹は第二第三の被害者が出ると連続殺人事件を示唆。特殊能力を用いて解析をするくだりは鮮やかでした。事件の裏で糸を操っていた人物=羽吹少年を誘拐した犯人?をこれから追っていくことを匂わせる終わりかた。次も読みたい。
Posted by ブクログ
「偏屈で協調性がない。人の話を聞かない。上司の言うこともきかない。自分の仕事以外は眼中にない。呆れるほど空気を読めない…」
もし、こんな人物が相棒だったり、上司だったり、部下だったり、あるいは、自分の周りをウロウロしていたら…。
ただ、こういう人間は、心に硬い鎧を着せていて、その中身は非常に柔らかく、もろいという筋書きに、大体なっている。
警視庁特捜斑犯罪分析斑に異動になった神尾文孝が配属されたのは、こんな人物の下だった。
その人物が、すぐれたプロファイリング力を示す羽生允。
羽生は実は、過去に巻き込まれた事件によって、心に大きな傷を負い、そのうえ、経験したことすべてを忘れることができないという、超記憶症候群を発症しているのだという。
神尾は配属初日、猟奇的殺人事件に臨場する。
発見された死体は、銀色の繭のように、ラップとしっかり包まれた、美しいものだった。
扱いずらい相棒に振り回されながらも、しっかり食らいつき、信頼関係を築きあげる、その過程も読ませる。
Posted by ブクログ
他の方がレビューに書かれておりましたが、序盤のほうで登場人物が一気に出てくるのと、警察組についての解説が入り混じって、「ちょっと待って!メモするから~」と焦りましたが、結果的にはメモしなくても大丈夫でした。SSBCの愉快な仲間たちのことはほとんど覚えられませんでした…。
とはいえ、いままで読んできた警察小説とは違う部門の話なので、知らないことが多くて面白かったです。あらすじを読むと奇を衒ったミステリーなのでは?という雰囲気がありますが、おどろくほど真っ当です。
BL小説をメインに作家活動されていただけあって、登場人物の心理描写は巧みです。いまのところBLっぽさは全然ありません(ちょっと残念かも)
続きがきになるので次作、次々作も読もうと思います。
匿名
ご都合主義がめだつのは否めないし、キャラも活躍しきれていないように思ったが、次巻以降に期待したい。普段私が手をつけないレーベルだったが、セール時に巡り合った。ちょっとした幸運に感謝したい。
……ん?
皆さんやけに高評価ですけど、むしろ私はキャラクターは人間味がないし、ストーリーは面白味がないし、馴染みのない単語や描写もいちいちそこまで説明する?てくらい過剰な気がして、おもしろいと感じませんでした。
キャラクターが量産されていたけど、個性がなくて、だれがだれやら…。
キャラが確立されてない感じです。
ストーリーもご都合主義だし、終始、無機質な機械仕掛けを読まされているようでした。
ありだけ組み込まれた文章はさすがだなぁと思いましたが。
英田先生名義は読んでいて、おもしろかったので、これが評価されてる理由が正直わかりません…。
星2にしようかと思いましたが、最後に謎が残されていて少し興味をそそられたので星3です。
でも主人公コンビも…。う~ん…ありきたりだし…。続編は読まないかなあ…。
Posted by ブクログ
警視庁捜査支援分析センターに配属された青年が、性格に難ありな超記憶症候群の上司とコンビを組んで特異犯罪の捜査に当たる。
経験したもの全てを忘れることができないスーパーサイメシアというのは初めて知ったので面白かった。
シリーズ化しそうなラスト。