佐藤留美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の年功序列の働き方の限界を、人生100年時代の話と組み合わせながら書かれてました。
それに対して、副業を通じて自分の価値やスキルを向上していくことを提案している内容です。
また、学習する機会として大学院や社外インターンにも触れて記載。
箕輪さん編集の本を集中的に読んでるので、会社員だと安心という前提ははやく捨てるべきだと感じた。
そして、自分がどうなりたいのか、何をやりたいのかを常に考えることが大事。
闇雲に副業しても、それにどんな価値があるかわからないままだとパフォーマンスも下がる。
印象的だったのは、
今後は学習ログがつくこと。
自分が何を勉強してきたのかがブロックチェーンの技術を通じて残せるようになる。
そうなると、東大出身に価値があるよりも、東大で何を学んできたか、社会人になってどんな勉強をしてきたかが重視される。
そしてそして、AIによって自分が学ぶべき内容を提案もされていく世の中になるらしい✨
いずれにしても、常に自分の心の声に耳をすませることを大事にして、自分にとって大事な価値は何か、自分はどうなりたいのかを考え続けることが大事だと感じた! -
Posted by ブクログ
社会派のライターによる国家資格についての本。弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士の資格保有者の実態について書いている。定量的なデータはほとんど示されておらず、ライターらしく聞き取り情報を基に結論づけているため、学術的ではないし論理的でもない。したがって説得力がないのだが、実態としての一面は理解できる。内容は薄い。
「ロールクールは本場アメリカでさえ、とうのとっくに破綻危機に直面しているのだ」p31
「旧司法試験では、上位者と下位者の点数の開きはさほどありませんでしたが、新司法試験の点数のばらつきは凄まじく、司法試験成績上位者は、上位校の成績上位者が独占している。だから、大手の採用は、トップスクール出身の成績上位者を採るだけ」p48
「以前、東大の学生と話す機会があったのですが、その中に、司法試験に受かれば年収数千万円の未来が約束されていると思い込んでいる学生たちがいました。だが、現実には年収数千万円の弁護士など、いわゆる四大事務所のピラミッドの頂点、パートナーくらいなものでしょう。四大法律事務所に所属する弁護士がざっくり1500人、その中でパートナーにあたる弁護士が1/3くらいとすると、500人。日本には弁護士が約3.3万人いますから、四大事務所のパートナーになれるのは、その中の1.5%程度です」p49
「合格後、監査法人で2年間の実務を行い、修了考査に合格して初めて資格が取得できる。ところが、監査法人に就職できず、実務経験を積めないために、資格取得ができない人が急増している。2010年の合格者で就職できなかった人は53.2%、11年は46.1%もいて、11年末時点の待機合格者数は1300人にのぼる」p82
「国税庁に23年以上勤務し一定の要件を満たした人、公認会計士、弁護士は「試験免除者」となり無試験で税理士になれる」p107
「一般的に、公認会計士試験にパスするには平均3600時間、税理士は2500時間の勉強が必要だという」p179 -
Posted by ブクログ
現在のビジネスパーソンを取り巻く現状認識から、100年人生を楽しみながら生きるための実践編を語った内容。
編集者らしく、様々な人が言っていることをまとめた本という感じ。真新しいことは無いが、上述のテーマがまとまっていると思う。
危機感から入り、我々一人一人が変わっていく必要があることを説いており、一見しんどい未来をイメージさせられるが、最後に救いがある。それはそもそも人は成長を自覚するころで幸福感を感じる生き物であるということ。うまく目標を定めることができれば、大変革自時代においても、変化を楽しみながら幸せな人生を歩めるのではないかと思った。
★現状認識
◯危機
・終身雇用を支持する人の割合は87.9%(JILPT)、若者の安定志向
・昭和の人生すごろくは成り立たず、過去のロールモデルも無いほどの急速な少子高齢化
・会社は社員を支えきれないから自立して下さい
・リンダグラットン「ライフシフト」では無形資産の貯蓄が肝要だと言っている。生産性資産(スキルや知識)、活力資産(健康、友人関係、家族)、変身資産(人的ネットワーク、挑戦意欲)の中でも最後が一番重要
・明確なゴールが見えず、職業寿命が短い➡︎職を変える必要が出てくる➡︎複数のコミュニティがあり、多様な情報があるのが大事。会社の平均寿命は23.5年。平均4サイクルすることになる。
・役職者の高齢化で管理職の割合が低下(1995年5.7%➡︎2015年2.4%、国政調査)
◯日本型雇用の終わりの始まり
・個人が力を持つ時代、個人でなんでもできる
・メンバーシップ型の日本的雇用は時代に合わない(人手不足、三無(職務、勤務地、勤務時間)、業績縮小でも解雇しにくい
・日本型雇用の始まりは、日露戦争後、一部の大企業がより忠誠心の高い職工を養成するために定期採用と定期昇給、退職金を導入したこと。WW2期に厳格に統制された事実上の年功序列が完成。戦後生活給の思想が広がる。
・ジェネラリストの仕事が機械化され、採用の入口から専門化が進んできた。優秀な人材の獲得競争時代へ
◯働き方改革
・日本の生産性はOECD内20/35で、先進国で最下位。理由は
1. ビジネスモデルが変わらない
2. 村社会で多様性に乏しくイノベーションが起きない
3. 年功序列でエンゲージメントが低い
4. 時間給なので長く働いた方が得
5. 解雇しにくい、社内失業者は460万人以上
6. 年金や退職金の設計上転職しにくい
7. 整理解雇がしにくく、成長産業へ人材がシフトしない
8. トレーニング予算が低く、スキルアップしない
9. システムに投資されない
・国が年金や医療費を支えきれない、人生100年時代、働き方改革、一億総活躍に込められたメッセージは健康で長く生産的に働き、自立せいということ。すなわち日本型雇用からの脱却。解雇規制も緩和路線。
★実践編
◯100年時代を生き抜く働き方
・学ぶことを放棄した大人は、次世代の子供以下に劣化する。変化を受け入れ、変わり続けられる人材がこれからのニューエリートに求められる条件。
・入社1年目に集中投資され、その後放置、体系化された知識がなく場当たり的な仕事を重ねスキル不足
に陥る。そして一通り仕事を覚えた30代のモヤモヤ病が発症する。
・自身の能力開発につながる働き方は、学びとなる経験の総量を増やし、内省をすること。
・人は観客のまなざしに晒されたときこそ成長する。さまざまな舞台に上がれ。
・日本のオジさんは世界一孤独、ソーシャルキャピタルが欠落し、ネットワークがない。副業は有効なアプローチ。
・労務管理、過労が副業の課題。本業と関連のあるものを選ぶ、趣味に走る、余白を残す、嫉妬されないよう周りに隠す、奇人枠のポジションになるのが戦略。
◯大人の学び
・日本のサラリーマンは、先進国一勉強しておらず、目標もなく、活躍してない人が大半?
・仕事と学びが循環しない、インセンティブがない、大学院に行くには退職しないといけない、学びたくても学べない環境。
・人が成長するのは修羅場経験、すなわち前例の無い仕事、経営人材を創る最良手段。
・大人のインターンや読書でも学びは得られるが、ただ鵜呑みにするだけでは何も残らない。本とケンカせよ。
・ワークショップも読書も仕事に活かして、法則を持論化するクロージングが重要。
・非認知能力、性格スキル(特に真面目さ)が職業人生に影響を与える。真面目とは計画的で責任感があり、勤勉なこと。
・成長を自覚することや、その過程そのもの、そして目標を持って努力することが本人の幸福度を上げる。 -
Posted by ブクログ
副業が一般化する社会がすぐそこまできている。
そのためには、自分の市場価値を把握する場を設け、学び続けること、変わり続けることが幸せな人生を送る上で大切。
一点、違和感を感じるところがある。
市場価値を把握し、レベルアップし続けることは大事だと思うが、それが全てではないはず。
理念・ビジョンに賛同して、その実現をともに目指す会社はある。
理想的なのは、自分の理念と会社の理念が一致し、その会社に属して、理念実現のために自分の力を最大限発揮し、自分も会社も成長期し続けられること。
そういう働き方はあるはず。
今回は個人にフォーカスがあたったテーマだったからだろうが、会社もこの本と同じように社会の変化に合わせて変わり続けなければいけない。
その変化のなかで、自らの考えと一致しなくなったら辞めればいい。
個人と会社が対等な関係になることは大賛成。 -
Posted by ブクログ
弁護士の8割は個人事業主として活動しているが、その2割は「所得100万円以下」だという。弁護士法の改正により報酬規定が変わり、買い叩きやダンピングが横行するようになった。さらに弁護士の数がわずか10年で2倍となった。当然、仕事は細る。登録をキープするため協会に収める会費が月数万円。加えて奨学金の返済まであってはたまらない。弁護士でこのありさまでは、つぶしの効かない会計士、マイナンバー制度でお先真っ暗の税理士、もともと食えない社労士なんてさらに悲惨。ましてやちょっとTOEICの点数が上がったくらいで職にありつけるわけもない。お金や時間を費やして資格をとっても報われない。「資格にこだわり過ぎず、まずは就職を」と著者はアドバイスするが、そもそも就職が大変だから資格をと……あれ? オレ、どこで間違ったんだろう。
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Posted by ブクログ
これだけ頭も体も酷使して、仕事、子供、休養(これを度外視する人もいるが、早晩燃え尽きる)、不測の事態に対応するには相当なモチベーションが必要で、モチベーションを得るには仕事と生活が楽しくて仕方がない、と思えなくては始まらなくて、「楽しくて仕方がないこと」に全力投球するには、「楽しくて仕方がないことに全力投球すると楽しい」ということが体で分かっていないとできない。
こうなると男も女も無いが、大人になるまでに、
「楽しくて仕方がないことに全力投球すると楽しい」
「全力投球できる環境を作るところからが事のはじまり」
ということが経験ができている人が少ないのが問題なのかなー、と思ってしまいました。 -
Posted by ブクログ
「資格を取ると貧乏になります」という、まさにその内容が滔滔と書かれている。法科大学院の失敗や余った弁護士が借金やらB型肝炎やらに群がっていたりするのは知っていたが、公認会計士も税理士も、こんなことになっていたとは。
冒頭に民間のバカ資格をあげて、そういうバカは放って置いて、問題は国家資格までそんなことになっていることだ、とあげている。まあ、バカはどこにでもいるし、母集団のアタマがよくたってどうしてもバカは湧くのが世の中の仕組みである。
本書のほとんどは、資格貧乏の悲惨さと食うためのあまり気分の良くない手口がほとんどで、解決策というか、光明は最後に少し述べられている。それは有資格者とか関係なしに、普通の仕事のやりかたなのだけど、資格を取ったら尊敬されてウハウハ、みたいな感覚の人がいたとすると、その人たちにとっては耳が痛いことだろう。
たいした資格もない僕がいうのも申し訳ないが、仕事というのはもうちょっと成り行きでジタバタやればいいのに。資格の先にまだ見ぬ希望がある気がしている人は、たぶんつまんないのだ。それは資格の問題では無いのだが、お上が資格を緩めたばっかりに、資格が蔑まれてしまう。
寒い時代だと思わんか。
そういうことを書いた本。あとがきは明るいけど。 -
Posted by ブクログ
弁護士等士業が悲惨な現状にあることをこれでもかと記載した本です。
この本で取り上げられている資格を目指そうと考えている人は是非一読してほしいと思います。
合格するだけでも大変なのに、首尾よく合格しても、待っているのはバラ色の道どころか、茨の道。
それでも自分はこの職業を選択したいのか、本気の覚悟を試されます。
自分が幸せにした人の数だけ収入もついてくる、これは理想論に過ぎないのかもしれません。
それでも、好きな仕事をしているときは稼ぎが気にならない程の充足感を得られることは確かです。
夢中になって仕事をし、ふと気がついたら、経済的にも充足していた…というのが何よりも幸せな働き方なんだろうな、などとこの本を読んでつらつら思いました。
本の最後の資格職で生き抜くためのアドバイスは、それほど目新しいものではなく、やはり大事なのは、与えらた機会や縁を積極的に活かしていくことなんだろうと、自分なりに解釈しました。