あらすじ
一つの会社で一生を終えることはもはや不可能。
究極の個人戦を生き抜く、新しい働き方とは――。
過去を捨て、変身し続ける勇気を持て。
長寿化の流れとともに、「教育→仕事→引退」と人生が3ステージだった時代は終わりを告げ、
仕事がずっと続く「生涯現役時代」に突入。企業寿命も短命化し、終身雇用という概念が崩壊
しかけています。これまでの働き方が「仕事1.0」だとしたら、これからは「仕事2.0」へ。
本書では、日本型雇用や医療費の限界を解き明かしつつ、筆者の豊富な取材例のなかから
、 パラレルワーク、W正社員、週末副業など、新しい働き方にチャレンジする実例を紹介。
さらに、100年時代を生き抜くために必要なスキルや心構え、つまりは“変身力”についても
具体的に明示していきます。
感情タグBEST3
生涯現役時代に向けて整理できる
長寿化に伴い、これからの人生は「生涯現役時代」であるとしています。
日本型雇用や医療費の限界について説明しつつ、パラレルワークや週末副業など新しい働き方の事例を紹介している本です。視野を広げ、これからの働き方を知っていく上でおすすめの本です。
自分の人生の経営もしっかり考えていきたいですね。
Posted by ブクログ
2018年、学生の7割が「成長よりストレスのない生活を求める」
予想より長く行きてしまう「生存リスク」
引退後の生活資金は年収の7割が必要(経済産業省)
無形資産は3つ、生産性、活力、変身
ソーシャルキャピタル
ダブルワークの疲労とストレスに対抗する3つの戦略
首都圏の部長クラスで、キャリアに目標がある人は4割
我が国産業における人材力強化に向けた研究会
経験獲得競争社会
タフ アサインメント
脳の稼働率120%
人の助けになろうとすることほど、自らの成長になることはない(ドラッガー)
成長とは出発点と到達点の差分であり、出発点を知ることで成長を自覚することができる。
自分の人生の主人公は自分
Posted by ブクログ
■感想
・LIFE SHIFTなどのこれまでの働き方の変革の本を多数引用しながら、わかりやすくこれまでと現在、これからを整理してくれている。
・特に、最後の大人の学びの章はよかった。性格スキル、体験総量を上げる、幸福度についてはとてもしっくりきた。
・自分を振り返るときにまた読みたい。
■特に勉強になったところ
・大人の学びの章
・性格スキルは、ビッグ・ファイブで決まる。真面目さが仕事のパフォーマンスに影響を与えている。
・真面目さはずっと伸びる
・対して外向性や審美眼、好奇心は20代以降伸びない(←これだとしたら俺やばいw)
・大人の学びとは体験総量の差
・体験とは、自分でやってみる、ということから、読書を通した代理体験まで幅広い。
→自分でやってみるにも、自己満足的に一人でやるものから、多種多様な目線にさらされて実施する勉強会やスピーチなどあるが、アウトプットを他者にするほうが体験総量は大きくなる。
・求められるのは問いを立てる力。世界にはテキストも先生もいなくただプロジェクトがある学校もある。
Posted by ブクログ
働きから改革を冷静に総括する本。アカデミア会員特典で少し早く手に入れました。
NewsPicks booksはじめ、働き方改革について読者の不安や世代の対立を煽る本が目立つ中、議論の流れを客観的にまとめつつ新しい働き方への軟着陸を誘導する本だと思う。特に海外の本は一冊一冊の分量が多いので、まずはこの本で概略をつかむのが良いと思う。
Posted by ブクログ
audibleにて。
今の時代にあった本だが、やや引用的な内容が多い印象。
メモ
・生存確率20%。
通常年収の6割近くの収入があると安心
95歳まで生きる想定をしておくべきでは。
・会社人間から複数のコミュニティで活躍する時代に
・定年までに貯金、資産運用、生活コストを下げる、支出を下げる。現役期間を延ばす
・子供1人1千万、私立なら1300万
・無形資産を蓄えることが重要。
Posted by ブクログ
日本型雇用システムが日露戦争、第二次世界大戦との絡みで定着したとは知らなかった。そんなに昔のことではないし、良い悪いは別として、やはり、戦争は社会が動いていくときの大きな力になるのだということを認識。本書が書かれた2018年の段階ではかなり無理して進めないと動かなそうだった働き方改革や柔軟な働き方に関して、コロナ禍で一気に進んだ。何が起こるか分からない未来のことは見通せない。
Posted by ブクログ
人生100年時代なのに、テクノロジーのビジネスに与える影響大きすぎて先が見えにくい。そんな現代でしたたかに生き残るための心構えと戦術について読み解く一冊。
Posted by ブクログ
「LIFE SHIFT」の要約+α のような本。
【学び】
・人生100年時代において長く働くために有形資産(お金、モノ)より無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産)を蓄える
・今の時代にあった生き方
-専門性の更新、領域の拡大、テクノロジーの対応
└市場にあったタグ(能力)と強みを掛け合わせる
-生息するコミュニティーの拡大
└コミュニティを持ち、スキルのアップデートする。新しい仕事との出会いの場にする
→ゆるいつながりを持つことの重要性
・現代のニューエリートは持続的に成長する存在
└多く経験を積んだ存在よりも変化の激しい時代では常に新しいものを学ぶスタンスが大事
・今後は性格スキル(特性)が重要視される
-ビック5
1. 真面目さ(自己規律、粘り強さ、熟慮)
2. 開放性(好奇心、想像力、審美眼)
3. 外向性(積極性、社交性、明るさ)
4. 協調性(思いやり、やさしさ)
5. 精神的安定性(不安やイライラが少ない)
【NA】
・マッチャーにて21卒との繋がりを1週間に1人作る
・英語を勉強し直す
Posted by ブクログ
これからの時代の流れと共に、今からどうしていくかのエッセンスが詰まった本。
勉強会で教わった内容が深掘りされていた。
人生100年時代と言われる昨今、まさに注目すべき本だと思う。
近いうちに何度か読み返して、自分の糧としたい。
Posted by ブクログ
2019年から実践的専門職業大学がh時丸
三井物産の人材育成のキーワードは、修羅場、土壇場、正念場。
性格スキル:
まじめさ(計画性、責任感、勤勉、自己規律、粘り強さ、熟慮)
開放性(新しい経験に開放的、好奇心、想像力、審美眼)
外向性(積極性、社交性)
協調性(思いやり)
精神的安定(不安が少ない)
Posted by ブクログ
様々な本からの引用でこれからの働き方に関しての思想を語っている本。
伝えたいことは、副業などのパラレルワークや、終身雇用制度の終焉とともに、ずっと働き続けることになるかもしれないということについて、大人の学び因子。
とにかくやってみよう!と一歩を踏み出すことをうたっており、今の環境を変えたい人にとって、読みやすくわかりやすい本だった。
いろんな名著からの引用が役立って、踊り場にいる時自分にとって、背中を押してくれるような役立つ知識も得られ、関連の本についても読んでみようと思った
Posted by ブクログ
・共働きでキャリアを追求したいと考える一人として、「シーソーカップル」という言葉は希望があった。
・今コンフォートゾーンを抜け出しておかないと、後で困ってしまう。
Posted by ブクログ
内容としては軽い内容でさらっと読めた。前半の事実の整理と分析はやや冗長に感じたが後半の内容はデータ・事実に基づく提言であってとても参考になった。特に働き方改革、自由なワークスタイルのメリットデメリット両面が示されておりバランスが取れていたと思う。具体的な名前としては挙がっていなかったが、僕がよく愛読する藤原和博氏の著書の提言と共通点が多かった。
Posted by ブクログ
人生100年時代を生き抜く上で、個人や会社はどう変わるかを示した本。
学び続ける力や人からの刺激は絶対に必要だし、多少のコストを払ってでも一歩踏み出すべき。
副業やリカレント教育等のキャリアについてもわかりやすい事例がある。
一番心に響いたワードは『ルーキー・スマート』
Posted by ブクログ
今後のライフスタイルの参考になるのではと読んでみた。
真面目
知的能力
行動力
この3個の大切さを知る。
AIには、できない仕事。心の通うもの、精神的なものはこれからもマンパワーの需要が大きいだろう。
100年時代をどう生きていくかの、ヒントがあったように思う。
Posted by ブクログ
日本型雇用の限界、その先にある働き方の中で生きていくにはどのようにすればよいか書かれた本。
特筆すべき内容はなかったが、普段、仕事をする上で、なんとなく考えているこのままじゃだめだどうしようという「どうしよう」の部分を端的にまとめられていました。
Posted by ブクログ
なるほどとしか表現しようがない。あまり前向きな評価ができないのは、こういう内容の本につきものの、2.0と言う前に1.0すらままならない現状への洞察が欠けているからだと思う。
Posted by ブクログ
Audibleで聞いた感想メモ
■大人の学びとは
体験総量を上げること。
現場での実践や行動によって自論化することが大事。
■学びには3種類ある
1.ラーン:学ぶ
2.アンラーン:脱学習・一旦捨てる・学習棄却・学び壊し
3.リラーン:学び直す
大人の学びは2.3が大事。
■非認知能力(人間性・好奇心・レジリエンス・倫理・リーダーシップなどを指す)はAIで置き換えられない
非認知能力は大人になってからの人生に大きな影響を与える
非認知能力が高いと認知能力も上がる
非認知能力=性格スキルは大人になってからでも伸ばせる
ビック5の中で職業人生に大きな影響を与えるのが「真面目さ」
仕事のパフォーマンスに影響を与える順
1. 真面目さ(計画性、責任感、勤勉、自己規律、忍耐、根性、粘り強さ、熟慮)→何歳でも伸ばせる
3. 外向性→大人になると伸ばしにくい
5. 精神的安定性(自力本願、行動や評価を他人より自己に求める傾向、自尊心)→何歳でも伸ばせる
4. 協調性→何歳でも伸ばせる
2. 開放性→大人になると伸ばしにくい、審美眼とか。
■性格スキルを伸ばす方法
成長(出発点と到達点の差分)。内省をすることが重要
■体験の総量を上げて成長する=幸せ
成長を自覚すること、その過程そのものが本人の幸福度を上げる
成長とは、学習や変化を通して自分がよりよくなることを目指すこと。
幸せな人が持つ性格・行動特性は4つの要素に集約される
1.やってみよう因子(強み、自己実現、成長、夢) ←最も幸福度に影響がある
2.ありがとう因子(繋がりと感謝)
3.なんとかなる因子(物事を楽観的に捉える、前向き)
4.あなたらしく因子(自分で物事が決められる、独立とマイペース)
何か新しいことを学ぶ、人と出会い話をすることで自分の強みを見つける、それを極めていくプロセスこそが幸せな状態。
■「ワークショップ温泉」という言葉を初めて知った。
参加するだけして気持ちよくなって実際の仕事に活かせていないことを言うらしい。
自身も本を買って満足していることがあるので気をつけたい。
Posted by ブクログ
日本の年功序列の働き方の限界を、人生100年時代の話と組み合わせながら書かれてました。
それに対して、副業を通じて自分の価値やスキルを向上していくことを提案している内容です。
また、学習する機会として大学院や社外インターンにも触れて記載。
箕輪さん編集の本を集中的に読んでるので、会社員だと安心という前提ははやく捨てるべきだと感じた。
そして、自分がどうなりたいのか、何をやりたいのかを常に考えることが大事。
闇雲に副業しても、それにどんな価値があるかわからないままだとパフォーマンスも下がる。
印象的だったのは、
今後は学習ログがつくこと。
自分が何を勉強してきたのかがブロックチェーンの技術を通じて残せるようになる。
そうなると、東大出身に価値があるよりも、東大で何を学んできたか、社会人になってどんな勉強をしてきたかが重視される。
そしてそして、AIによって自分が学ぶべき内容を提案もされていく世の中になるらしい✨
いずれにしても、常に自分の心の声に耳をすませることを大事にして、自分にとって大事な価値は何か、自分はどうなりたいのかを考え続けることが大事だと感じた!
Posted by ブクログ
【感想】
人生100年時代においては、教育→仕事→引退 という3ステージの生き方は通用しなくなる。
仕事のステージが長くなるので、いかにして自分を変えてキャリアを積んでいけるかが重要。(変身資産)
【目次】
1.現状維持では老後崩壊、今そこにある危機
2.日本型雇用の"終わり"が始まる
3.本当は怖い「働き方改革」の話
4.100年人生を生き抜く働き方
5.人生100年時代の「大人の学び」
Posted by ブクログ
働き方についてまとめてあり分かりやすい。学び続け、変化することを恐れず自分の市場価値を高めていきたい。日本の社会人は学ぶ時間が少ないとのこと。今が差別化のチャンスかもしれない。
Posted by ブクログ
現在のビジネスパーソンを取り巻く現状認識から、100年人生を楽しみながら生きるための実践編を語った内容。
編集者らしく、様々な人が言っていることをまとめた本という感じ。真新しいことは無いが、上述のテーマがまとまっていると思う。
危機感から入り、我々一人一人が変わっていく必要があることを説いており、一見しんどい未来をイメージさせられるが、最後に救いがある。それはそもそも人は成長を自覚するころで幸福感を感じる生き物であるということ。うまく目標を定めることができれば、大変革自時代においても、変化を楽しみながら幸せな人生を歩めるのではないかと思った。
★現状認識
◯危機
・終身雇用を支持する人の割合は87.9%(JILPT)、若者の安定志向
・昭和の人生すごろくは成り立たず、過去のロールモデルも無いほどの急速な少子高齢化
・会社は社員を支えきれないから自立して下さい
・リンダグラットン「ライフシフト」では無形資産の貯蓄が肝要だと言っている。生産性資産(スキルや知識)、活力資産(健康、友人関係、家族)、変身資産(人的ネットワーク、挑戦意欲)の中でも最後が一番重要
・明確なゴールが見えず、職業寿命が短い➡︎職を変える必要が出てくる➡︎複数のコミュニティがあり、多様な情報があるのが大事。会社の平均寿命は23.5年。平均4サイクルすることになる。
・役職者の高齢化で管理職の割合が低下(1995年5.7%➡︎2015年2.4%、国政調査)
◯日本型雇用の終わりの始まり
・個人が力を持つ時代、個人でなんでもできる
・メンバーシップ型の日本的雇用は時代に合わない(人手不足、三無(職務、勤務地、勤務時間)、業績縮小でも解雇しにくい
・日本型雇用の始まりは、日露戦争後、一部の大企業がより忠誠心の高い職工を養成するために定期採用と定期昇給、退職金を導入したこと。WW2期に厳格に統制された事実上の年功序列が完成。戦後生活給の思想が広がる。
・ジェネラリストの仕事が機械化され、採用の入口から専門化が進んできた。優秀な人材の獲得競争時代へ
◯働き方改革
・日本の生産性はOECD内20/35で、先進国で最下位。理由は
1. ビジネスモデルが変わらない
2. 村社会で多様性に乏しくイノベーションが起きない
3. 年功序列でエンゲージメントが低い
4. 時間給なので長く働いた方が得
5. 解雇しにくい、社内失業者は460万人以上
6. 年金や退職金の設計上転職しにくい
7. 整理解雇がしにくく、成長産業へ人材がシフトしない
8. トレーニング予算が低く、スキルアップしない
9. システムに投資されない
・国が年金や医療費を支えきれない、人生100年時代、働き方改革、一億総活躍に込められたメッセージは健康で長く生産的に働き、自立せいということ。すなわち日本型雇用からの脱却。解雇規制も緩和路線。
★実践編
◯100年時代を生き抜く働き方
・学ぶことを放棄した大人は、次世代の子供以下に劣化する。変化を受け入れ、変わり続けられる人材がこれからのニューエリートに求められる条件。
・入社1年目に集中投資され、その後放置、体系化された知識がなく場当たり的な仕事を重ねスキル不足
に陥る。そして一通り仕事を覚えた30代のモヤモヤ病が発症する。
・自身の能力開発につながる働き方は、学びとなる経験の総量を増やし、内省をすること。
・人は観客のまなざしに晒されたときこそ成長する。さまざまな舞台に上がれ。
・日本のオジさんは世界一孤独、ソーシャルキャピタルが欠落し、ネットワークがない。副業は有効なアプローチ。
・労務管理、過労が副業の課題。本業と関連のあるものを選ぶ、趣味に走る、余白を残す、嫉妬されないよう周りに隠す、奇人枠のポジションになるのが戦略。
◯大人の学び
・日本のサラリーマンは、先進国一勉強しておらず、目標もなく、活躍してない人が大半?
・仕事と学びが循環しない、インセンティブがない、大学院に行くには退職しないといけない、学びたくても学べない環境。
・人が成長するのは修羅場経験、すなわち前例の無い仕事、経営人材を創る最良手段。
・大人のインターンや読書でも学びは得られるが、ただ鵜呑みにするだけでは何も残らない。本とケンカせよ。
・ワークショップも読書も仕事に活かして、法則を持論化するクロージングが重要。
・非認知能力、性格スキル(特に真面目さ)が職業人生に影響を与える。真面目とは計画的で責任感があり、勤勉なこと。
・成長を自覚することや、その過程そのもの、そして目標を持って努力することが本人の幸福度を上げる。
Posted by ブクログ
副業が一般化する社会がすぐそこまできている。
そのためには、自分の市場価値を把握する場を設け、学び続けること、変わり続けることが幸せな人生を送る上で大切。
一点、違和感を感じるところがある。
市場価値を把握し、レベルアップし続けることは大事だと思うが、それが全てではないはず。
理念・ビジョンに賛同して、その実現をともに目指す会社はある。
理想的なのは、自分の理念と会社の理念が一致し、その会社に属して、理念実現のために自分の力を最大限発揮し、自分も会社も成長期し続けられること。
そういう働き方はあるはず。
今回は個人にフォーカスがあたったテーマだったからだろうが、会社もこの本と同じように社会の変化に合わせて変わり続けなければいけない。
その変化のなかで、自らの考えと一致しなくなったら辞めればいい。
個人と会社が対等な関係になることは大賛成。