中森明夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アイドルになりたい子へのアドバイス。
アイドルという職業が生半可ではできないことがよく分かる。
なので、この本を読んでアイドルになりたいと思うのであれば、かなり意志が固いだろう。
アイドルとは「好き」になってもらう職業
好きになってもらうには個性が必要。
アイドルにとっての個性とは「魅力的な欠点」。
アイドルには運が必要。
その運を引き寄せるためには努力をしている必要がある。
これは、サッカーでなぜかゴール前にいて点を入れられるFWのよう。いつでも、ゴールの可能性があるポジション取りをする努力をしている。
アイドルは天然と腹黒しかいない。
そのままで魅力的でないなら腹黒になるべき。
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Posted by ブクログ
人間を追い詰め狂わせるもの。
それにはいくつかあるけど、大きな要因の一つは「寂しさ」だと私は思っている。
たとえば、寂しくて、家出する。
寂しくて、不倫する。
寂しくて、アルコール依存になる。
寂しくて、人を殺す。
寂しくて、自殺や自傷行為に及ぶ。
寂しさは人をおかしくさせる。
そんなわたしたちの心を時々支配する「寂しさ」という感情について知りたくてこの本を読んだ。
しかし、読み終えると本著で著者は「寂しさ」を精神的飢えとして前向きにとらえている。
「寂しくてもいいんだよ」という寂しさ肯定の姿勢の本として読みたい人には良さそう。
それに「飢え」が成功や表現の原動力になるのはすごく同感で -
Posted by ブクログ
前田敦子の卒業後はじめてとなる総選挙と、その後に指原莉乃のスキャンダルおよびそれにともなう彼女のHKT48への移籍の発表があった2012年に刊行されている本で、いずれもAKB48を愛する論客四人の座談会が収録されています。
「まえがき」で小林よしのりは、「我々は「あえて」嵌っているのではなく、「マジ」で嵌っている」と語っています。ただし、その「マジ」の中身にも論者によってちがいがあります。小林は、『ゴーマニズム宣言』でもくり返し語っていた彼自身の信じるプロフェッショナリズムにもとづいて、スター性をもたない少女たちが「ガチ」で芸能界という舞台で夢をめがけるすがたに声援を送っているように思えます -
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Posted by ブクログ
面白かった。
普通の人にしたら4人のおっさんが若いアイドルに熱を上げて口角泡を飛ばして議論するのなんてキモいだけだろうけど、これは女について語ってるのではなく、AKBと言うシステムについて語ってる。
アキバ系アイドルと思われていたAKBが今日の日本社会とどの様にコミットしているのか、4人の論客が喧々囂々。それぞれが別々の専門分野を持ってるからいろいろな見方があって、ヒートアップし過ぎて所々で論理が飛躍してしまってる(笑)のにも、その場の熱さとか思いの深さによるものだろう。
文中にある“「俺はこいつを推せる」そう思えた時、人間は初めて本気を出す”。AKBに限らず、みんな自分の大事なものには本気を -
Posted by ブクログ
ネタバレ漫画家の小林よしのり氏やサブカル評論家の人達 計4名が、AKB48について熱く論争した本。議論は、AKB48の魅力・アイドル論から、政治・メディア・宗教論へと展開していく。
最も印象に残ったことは、中森明夫氏の「アイドルは価値の創造(ねつ造)」であるという主張。私も同じようなことを考えていた。
小説などの「近代文学」にはもともと価値は無いと考えられていた。最初は大衆だけに受けて知識人にバカにされていたジャンルが、数百年かけて高尚な文化としての地位を勝ち取った。他の芸術のいろいろなジャンルもそうだと思う。
マンガ・アニメ・ゲームと同じく、アイドルというジャンルも、今その過渡期で摸作中な -
Posted by ブクログ
AKBは「生きる歴史」で、AKBの運動が世界を変える。
さらに、三島由紀夫がAKBを見たら、天皇よりもこっちの方がいいと言ったかもしれない、と気鋭の社会学者?野智史は宣っております。AKBはナポレオンで、舞台の上にいるのは世界精神なんだとも言い出しかねない勢いです。
本書にはその他に漫画家の小林よしのり、元祖アイドル評論家中森明夫、若手批評家の宇野常寛が参加しています。論争というより座談会ですね。我ら如何にしてAKBにはまったか。それも「あえて」でなく「マジで」・・・
AKBは誰もがアイドルになれるカルチャー・フォーマットで、「絶対に必要な条件はない。実は美人である必要もない。その子がアイドル