木爾チレンのレビュー一覧

  • 哀を飲む

    Posted by ブクログ

    初期の頃の、チレンちゃんを思い出すようなお話ばかり。でも好き!っておもうには私が歳をとりすぎたかな。

    (それにしても…二人一組に〜って売れたの?なんか最近読む本に大ヒットみたいな文言ついてるから)

    0
    2025年12月23日
  • 静電気と、未夜子の無意識

    Posted by ブクログ

    なんだろう。この、うまく掴み取れない気持ちになってしまうのは。忘れられない想いは、自分1人のものとして、抱えていく。その秘密がそっと撫でられたような、そんな感覚に陥る作品。

    0
    2025年12月23日
  • 静電気と、未夜子の無意識

    Posted by ブクログ

    ふわふわとした夢の中で起きている出来事のような不思議な物語だった。前編を通して主人公・未夜子の主観で描かれていてリアルなような、とりとめもないようなそんな文章で描かれている。こんなに誰かに執着する気持ちは私自身は全然わからなくて。
    途中脱落しそうになりながら読んだけどラストの終わり方は素敵。
    作家さん自らが長いあとがきが付いていて、14年前に書かれたデビュー作であることを知り、腑に落ちた。物語中の未夜子の成長がチレンさんの成長でもあるんだなとすっと納得できました。

    0
    2025年12月13日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    続きが気になって一気読みだった。
    足りない部分が後半パートで足される感じで、面白かった。
    何でそうなるのと歯痒いところもあったし行動の理由が分からないところもあったけど、結局はきちんと話し合えていたら、につきる気もした。
    実際のところ、話しが出来たとしても、自分の思いがちゃんと相手に伝わるって簡単ではない。読者は2人の視点両方で読めるから、話し合ってさえいれば、と簡単に思ってしまうのかもだけれど。
    少し物足りない感じは、3つ目の視点というか、茉莉さん目線の話もあったら良かったな、と思った。

    0
    2026年09月16日
  • 静電気と、未夜子の無意識

    Posted by ブクログ

    無意識に落ちた恋は未夜子にとって苦しいもので、亘は未夜子で未夜子は洋で、それぞれの気持ちが上手くいかない。無意識に嫌いになれたら楽なのに、それも難しい。亘によって初めて呼ばれた未夜子、名前の由来を考えてくれ、未来の夜って意味だと言われ初恋が終われそうな予感で終わり、未来が明るい感じで良かった。

    0
    2025年10月14日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とてもとても,恋愛だった。
    愛、というより、恋愛。

    未夜子は可愛くて男の子から引くて数多。好きですと言われて断るより、OKするほうが楽だから9人とお付き合いしてた。名前を間違えないように全員を「君」と呼ぶ。そして9人には「秘密の恋」として、他言無用にしていた。そんなことだからもちろん,女の子には嫌われる。友だちはひとり、イケメンだけど心は乙女の睦っちゃん。睦ちゃんは「好きな人に好きといえない」という。
    大学でイケメンに囲まれてる時に見つけた男の子に夢中になる。彼はイケメンではなく、むしろ変。
    眼鏡をかけて英語の教科書を見ながら歩いてぶつぶついい、頭にはふりかけぐらい桜の花びらが乗っかってた。翌日彼のリュックに「亘」と書いてあったので名前を知った。とてもダサい格好で教科書に顔を埋めるようにして歩いていた。
    3ヶ月ほと観察して、彼を追い履修してない授業まで受け、終わってから「メールアドレス教えてください」と声をかけたが「ヤダ」と返ってきた。電話番号もダメ。でも住所は教えてくれた。
    プリント書いたその文字すら、特別になった。
    夜、家を訪ねていく。「何しにきたの?」「エッチしにきた」「そっか」
    それからその部屋で11回エッチした。でも、無理矢理連れ出した夏祭りの夜、金魚掬いをしている間に亘は消えた。生き物が嫌いだと言ってたから?
    それとも、少し前に電話で引っ越すと明るく話をしていた相手がいるから?
    電話もメールも返ってこない。新しい家も教えてくれない。未夜子のまえから渡るがいなくなった。

    短大を卒業して会社に入ったら、やっぱり男子社員にチヤホヤされて女子社員にはハブられた。でもいい。
    未夜子の中にはまだずっと、亘がいて、亘しかいない。誰とでも寝る女だったけど、亘としてからはだれともしなかった。
    お盆休みに帰ることにする。あの日の金魚は亘をなくしたショックで餌も与えずすぐに死んだ。名前もつけなかった。土に埋めたけど、掘り起こして川に返してあげた。その金魚のお墓参りをしようと(タテマエ)

    地元で亘に似た人がいた。よく見たら全然違うのに、目だけがそっくりだった。彼は亘の兄で、11回エッチしたあの亘のアパートに住んでるらしい。
    亘じゃないけど、亘と同じ目に映りたい。すっかりあの時と違う部屋で、亘の目に・・で、兄の洋とエッチした。ずっと皮膚と皮膚が擦れ合ってるエッチだった。
    夏祭りに行こうと誘われて嫌だった。そこで亘はいなくなったから。でも行ってみた。
    群衆のなか、花火に照らされた人々のなかに亘がいた。発作のように過呼吸になる。洋がびっくりして発作を止めようとキスをされた。でも,目は亘を見ていた。亘は「ヤメトケ」唇が動いた。
    亘の横に女の子がいた。彼女?そこに行きたい。亘、亘!!ほんとに夢じゃない?
    洋が亘に「未夜子と付き合ってたの?」「まあそうだね」
    亘の中であこ数日間は付き合ってることになってたの?!

    夜中、亘からメールが来た。「イマカラデテコラレル?」ずっと入ってなかったお風呂に入って、髪も洗って、慌てて部屋を出た。亘は昔と変わらず5分前にはきた。亘は宇宙人が好き。だからさっきの女の子は宇宙人じゃなかったから別れた。「未夜子が宇宙人だったら好きになる?」「なるね!」

    そんな夜のことが夢のようだった。
    洋に亘にあってたのかと聞かれても「分からない」と答えるほどに自信はなかった。亘はやめとけと言われたけどそういう事じゃない。

    亘はまた夜中にメールで呼び出して、ラーメンを一緒に食べた。

    お盆休みはおわる。
    ようやく金魚たちのお墓参りで、引っ越して会えなかった睦ちゃんと再会した!睦ちゃんの横には彼女が!!
    彼女にはひとまず返ってもらって、二人で学校のいつもの場所にいく。睦ちゃんは相変わらず「本当に好きな人には、好きといえないんだよ」と言っていた。
    一回ぐらい睦ちゃんとちゃんと付き合えばよかった。でも,今も連絡先は交換しない。年をとってお互い一人で,必要になれば,また会える気がする。

    亘から夜中の呼び出しがあった。洋が寝てる隙にトランクごと持ち出す。もうこの部屋には戻らない。
    夏祭りで別れ際に「未夜子」の名前の意味を考えててと言った答えをくれた。「未来の夜」。未を未来と言ってくれた人は初めてで嬉しかった。
    「未夜子、亘のことがめちゃくちゃ好きなんだ」
    でも、未夜子は亘にとって雷にはなれなかった。未夜子にとって亘はいつまでも雷。それしか見えなくなるもの。
    「ねえ亘,エッチしたい」
    「ヤダ」





    って話でした(オチまで書いたw)

    この終わり方がねーとてもいいんだもん。書いちゃったよ。
    多くの,特に少女漫画とかBLとか女子が好むエッチしてハッピーエンドじゃない世界。その行為にそんなに意味がない。意味がない人とするからね。
    与えておけばいいんでしょ?的なやつ。
    よくない感覚だけど、そのほうが生々しくて今っぽい感じがする。
    容姿に恵まれてるからこその,生きにくさ。いや、未夜行は生きにくいとも感じてないか。

    同じ世界に未夜子がいたら,私も好きにはなれないだろうなーと思う。
    ただ,未夜子の亘くんへの想いの強さに胸が締め付けられる。会えなくても,大好きで、ずっと心の中にいる人。きっと亘くんは忘れてるだろうけど、私の中にはずっといる、
    そんな恋、懐かしいなぁ

    0
    2025年10月04日
  • 静電気と、未夜子の無意識

    Posted by ブクログ

    木爾チレンさんのデビュー作が文庫になったということで購入。
    ふわふわして終始曇り空の下を彷徨っているような物語で比較的好きな雰囲気ではあったけど、そこまで性表現を散りばめなくても良かったのにと思う。
    200ページ程度だし読みやすかったのは良かった。

    性描写は小説や映画で頻繁に出てくるけどなんか無理やり差し込んでいるものが多い気がしてもやもやする。

    0
    2025年09月27日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリー?すごく平易な文章と場面転換が早いのでサクサク読めました。全体に無理がある気がしましたがまぁライトに読めたからええか。

    0
    2025年09月12日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすい文体で、ページ数もそこまで多くないので、スキマ時間にさくっと読めました。
    前半と後半で印象が変わったり、どんでん返しがあったりと、途中から一気読みでした。
    タイトルも取っつきやすく、若者も手に取りやすいという理由が分かりました。
    人物相関図を作っている有志の方が何人かいるようなので、読み終わってから見るといいかも。

    0
    2025年08月15日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    毎日暑いですね〜
    毎日こう暑くちゃ嫌になっちゃいますね

    そんなとき、暑い夏にぴったりの表紙の本を見つけました
    木爾チレンさんの『夏の匂いがする』です


    JKがプールに足をつけて涼しそうですね〜

    OSの1Qさんも一緒に足をつけて涼しんでみようかな〜
    (OSはもちろんおじさんの略ね)


    あっ!だめか、、、
    OSの足はちょっと見苦しいか、、、
    すね毛が生えた足は表紙には映えないか、、、

    いや、待てよ!
    1Qさんの足ならギリいけるか
    アタシ、意外と足の毛は薄いのよ
    すねには生えているけど、ふくらはぎには生えてないのよ
    ツルっとしてキレイなのよ
    ワンチャンいけるか


    ま、最近の男の子は毛を剃るのがエチケットなのかな?
    (知らんけど)

    OS世代のアタシたちにはわかないですよね〜、ひま師匠、土瓶師匠、ultramanさん
    (まさか、剃ってませんよね!?)

    若い世代のユッキーさんなら剃ってるのかな?


    来年の夏も暑かったら、OS世代のみんなでプールに足をつけて涼しみたいですね
    (想像しただけで気持ちが悪い、、、)

    来年のお盆あたりでどーですか?
    予定をあけておいてくださいね♡


    0
    2025年08月13日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    読みやすく面白かった。
    なんとも悲しい物語でした。
    最後のホームレスが誰なのかは、ネタバレ見て分かりました。

    0
    2025年06月14日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    2007年、京都の女子校に転校してきた七瀬 蛍。誰もが羨むような美少女は生物部に入部する。そこは「オタク」と呼ばれる女子3人が集まる場所だった。
    蛍の入部後、それぞれの人生の歯車が狂いだしていく。

    それぞれが、どうしょうもなく劣悪な環境やコンプレックスに深く傷つき、生きていくことを諦めているが、その反面、愛されたい。可愛くなれれば、、、という願望が強く、そして、少し自己中心的で少し稚拙。
    ある意味、女子校生の一面を描くのが上手いなぁと思った。「自分が中心で自分の周囲が世界のすべて」のような、あの感じ。

    結局、自分自身の持つ怒りや悲しみは、生い立ちや環境、コンプレックスも絡み、他人には十分に理解出来ないよねぇ。

    それぞれが、囚われすぎて、誰一人幸せになれないのが辛かった。

    0
    2025年06月13日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    最初の「瑠璃色を着ていた」でグッと心掴まれた。若い時の友情と嫉妬とキラキラと。短編なんだけど満足度高かったが、2つ目以降も同性に焦がれるところは同じなのでちょっと残念。

    0
    2025年06月07日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    『植物姉妹』が地味に好きで頭から離れなくて不思議な感覚。あとの話はそんなだけど、逆に『植物姉妹』以外は短いから読みやすいって人もいるかも。

    0
    2025年05月31日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    うーん、これもあんまり好みではなかったなぁ。
    砕けた文体で会話も多いので読みやすいし、さくっと読めるので若い人とか初心者にはいいのかな。
    蛍ちゃんには何か裏がありそうな陰を感じていたけど、目的が明かされたときはびっくりしたし、最後の展開も驚き。現実ではありえないと思ってしまうところが多くてあまり入り込めなかったのかも。

    0
    2025年05月24日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    自分にコンプレックスがあるから共感できる部分が多くて、悲しいのかなんなのか。
    んー私の好みのイヤミス?とはちょっと違うけど、読みやすかったです。
    作者さんの他の作品も読んでみたいですね。

    0
    2025年04月22日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    短編集5篇
    女子の友情や一卵性双生児のような姉妹の愛、そういった瑞々しい感情を、痛々しいほど丁寧に描いていて心に響いてきた。

    0
    2025年02月24日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    「瑠璃色を着ていた」
    「植物姉妹」
    「りかちゃんといづみちゃん」
    「溶けたらしぼんだ」
    「夏の匂いがする」
    木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集。

    「溶けたらしぼんだ」は『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞した作品。

    どの物語も瑞々しく、繊細で柔らかな感性を感じた。

    読みながら自分の高校生時代に心がタイムスリップする。
    学校指定のソックスにハルタの黒のローファー、ネクタイ制服。
    きっと誰もが自身の青春の一コマを思い出すはず。

    プールの塩素のニオイまで感じとれる中、彼女達のきらめきと痛みに想いを馳せた。

    0
    2025年02月13日
  • 私はだんだん氷になった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みんな蛍を殺したかったから繋がるところがあるので、蛍→氷で読んでもらうのがオススメ

    5人組国民的アイドルグループ『雹』の『四宮炭也』にちょっと笑っちゃった(笑)
    これって実はチレンさんが推してたんじゃないかな?
    推しの結婚報道とかかなりショッキングですもんね。
    違うかな(笑)

    エヴァとかアイドルとか現実に存在するのもがそのままとかそれっぽく出てくるんで、なんか不思議な感覚でした。

    0
    2025年01月20日
  • 夏の匂いがする

    Posted by ブクログ

    最近木爾チレンさんの小説にハマっていて、初期作品集ということで気になって読んでみた。
    初期作品なのにここまで仕上がってる話が書けてさすがだなあ。
    『植物人間』の話が1番好き。

    ご本人の解説も付いていて、気持ちも知ることができてとても良かった。

    2024.12.30(月)

    0
    2024年12月30日