夏乃あゆみのレビュー一覧
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ネタバレ一つ、わからないことがあるとすれば。
どうして、智史の父親と祖父が、あんなに智史のやることに目を光らせていたのか。
確かに、末っ子の行く末は心配なのかもしれないけど、それにしては過度な気がして。
「もしかしたら、智史は本当の子どもじゃない……?」とか、余計な心配までしてしまった(爆)
そんなことないんですけど。
まだ、親じゃないから親の気持ちはわからないけれど。
僕は、子どもの生き方を認められないような親になりたくないなぁ……と思った(爆)
そういう意味では、大人が子どもを子どものままにしてしまうことも多くて。
本当に大人になるのは難しい。 -
Posted by ブクログ
やっと完結。
龍の宮の力が強まるに連れ、主人公である依亨も力がすごく増して、それにつられるように?相手の妖怪や、怪異もどんどん迫力が増してくる。
調伏っていう範囲じゃない位の大きな力と対峙する感じです。
ずっと敵方の雇われ陰陽師だった。滋岳の双子もこの最終巻ではかなりたくさん出てきます。
全てが龍の宮を中心に回り始める感じです。
個人的には平安舞台のものは昔から読みつけているので、なんとなくわかりますが、予備知識がないと結構話がわかりにくいかもしれないですね。
陰陽とか吉兆占いとか、法親王とか。。。あと宮中の役職とかアレこれ。
その辺りが説明不足で理解できない人が結構いそうな気がしました。
最 -
Posted by ブクログ
まだまだ私の中の平安ブームは継続中。ってことに加え、この作品も本屋のオススメ商品だったのか、平積みされてた横に1話分の見本があったので、ナニゲなくそれを見、「あ、絵かわいい〜ちょー好み!」って、そんな理由で購入に踏み切りっ★(^△^;) でも、少なくとも“ハズレ”ではなかったです。ちゃんと面白く読めました。――しかし、『惟喬親王』って…確か実在の人物じゃね? と思って軽く調べてみたら、やっぱりそうでした。文徳天皇の第一皇子で、小野に隠棲していたってことも一致。これはひょっとして、“完全フィクション”ではなく実在の歴史をもとにした“歴史ファンタジー”なの!? と、さらに期待が増してきました。続き