小林豊のレビュー一覧

  • せかいいちうつくしい村へかえる

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    ネタバレ

    「せかいいちうつくしいぼくの村」を子どもと読んで、とても良かった。出版社を調べていたら、続編があることを知り、こちらも購入。本当はその前に「ぼくの村にサーカスがきた」というのがあるみたいですが、こちらは絶版になっていました。
    さて、この本は「続編」なので、アフガニスタンのパグマンという村は、戦争で破壊されてもうなくなった、ということを知った上で読むことになる。(もちろん知らないまま読んでもOK)。主人公の少年ミラドーは、サーカスで笛をふいている。サーカスで人気の美しいメロディーには詩もついており、「なにもできないぼくのかわりに 風よ パグマンにとどけておくれ」みたいな詩で(うろ覚えで書いてます

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    2024年11月07日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    ネタバレ

    もとは自分のために買った絵本ですが、最近子どもに読んであげて、読んで良かったと思いました。
    物語の舞台はアフガニスタンのパグマンという小さな村。春になると、たくさんの果実が実り、美しい風景画広がる。夏には収穫し、ロバの背に果物を乗せて売りに行く。
    中東は乾燥地帯で日本のような四季の変化や、花が咲き乱れる風景などはなさそうなイメージだが、そんなことはない。人々は収穫を喜び、村は幸せに包まれる。少年のヤモは、父を手伝って町にさくらんぼを売りに行く。村の人がいってらっしゃいと声をかける。そこに「お兄さんが戦争に行っているから父を手伝う」という記述がはさまれ、ただ明るいだけの物語ではないことにハッとさ

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    2024年11月01日
  • えほん 東京

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    東京は、へいちでたてものがいっぱいあるまちだと思ってたけど、大きな川や小さな川がいっぱいあるとこは知らなかった。

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    2024年03月02日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    戦争を描いた絵本の中でもズーンと心にくる作品でした。
    『風が吹くとき』のように、戦争が普通のひとの普通の暮らしを奪う様子が伝わってきます。

    季節…お話の中心は夏ですが、冬に読んでもいいかも…
    対象…4年生くらい(字は少ないですがページ多)
    内容…アフガニスタン 1990年ごろが舞台 架空の村(モデルはあり) 行商

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    2024年01月19日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    タイトル通りの美しい村の表紙に
    穏やかな空気を感じ、そこからは甘い匂いや
    さくらんぼの味さえもイメージすることができます。

    でもその穏やかな雰囲気は
    本当は穏やかではなかった。

    その背景には戦争があった。

    村の日常が描かれ、家族の仕事や役割を描き
    市場の雑踏までも聞こえてくるようでワクワクしながらも、戦争の爪痕が見えてくる。

    1日でたくさんの体験をし、いろんなものを感じ、
    不安を抱えながらお父さんと村へ帰りついた時には
    読みながらホッとしたのだが、最後のページで衝撃が走る。

    この国の日常では近いところで戦争が起こってる。
    穏やかな日常であるからこそ、戦争というものがより怖く感じました

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    2023年04月09日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    日本から遠い国。
    戦争をしている(していた?)国。
    今はもう、報道されなくなった国。
    本来、普通の人々が普通の暮らしを営んでいた。そんな幸せをぶち壊すのが戦争なんだと教えてくれる。
    子どもから大人まで、それを知るきっかけに。

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    2022年05月11日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    幸せな普通の生活を送る家族。果物がたくさん取れる美しい村。そんな日常が最後の1ページで全て奪われたと知る、悲しく切ない絵本。アフガニスタン、早く平和になってほしい。戦争でいつも不幸になるのは普通の人々。

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    2022年02月12日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    横長の見開きの両ページに広がる、雄大で自然溢れる美しい光景に惹き付けられながら、親子の素朴でささやかな幸せを体感できる出来事に、心地良いものを感じていた時に訪れた、突然の結末。

    文章だけで綴られているだけに、却って、まざまざと現実の辛さ、哀しさを実感させられました。

    どこの国にだって、かけがえのない、人々の暮らしや、誇りに思える美しい自然や町、村がある。

    それはアフガニスタンも同様で、それらを壊す権利は誰にも無いはずなのに。

    「何のために戦争をするのか」

    と、分かったようなことを書くなと思われようが、書かずにはいられない。

    それが本当に、人間の日々の喜びを奪ってでも、する価値がある

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    2021年12月06日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    藤子・F・不二雄のSF短編作品「ある日・・・」にも通じるものがある。
    普通の日常はある日突然破壊される。何の前触れもなく。
    戦争の場面は描かれず、最後のページで突然村がなくなったことが書かれることで、失ったものの大きさが分かる。

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    2020年02月20日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    すごく絵が綺麗で、本当に美しい村だなって思いました。食べ物もきっと美味しいんだろうな。あったかい人々の話。みんなハッピーでありたいなあ。

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    2019年05月12日
  • ぼくの村にサーカスがきた

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    戦争まえの村の平和な様子が描かれています。この美しい村がなくなったということはとてもつらいことです。  
    悲惨なシーンは描かれていません。シリーズがあります。

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    2019年04月30日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    パグマンの村は春、村中が花でいっぱいになります。夏にはたわわに実ったくだもので甘い香りにつつまれます。でも、この村は今はありません。
    一見、平和な村の様子を描いてみせながら、主人公の兄が戦争に行っていることを話の端々に覗かせています。
    この物語の舞台はアフガニスタン。
    紛争そのものを描くより、その理不尽さを強く胸に訴えてくる、かつての村の穏やかな暮らしがあります。

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    2015年07月30日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    市場での親子の様子を微笑ましく見守っていたら、衝撃のラスト。一瞬にして、村ごと崩壊させてしまう戦争。これほどの犠牲を出してまで、人間は何を求めているのか。一体何が得られるというのだろうか。クラスの子どもたちに読んだら、どんな感想を持つだろう。

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    2014年07月12日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    ここ数年で1番、てくらい号泣してしまった。
    のどかで、慎ましく、誠実な主人公の少年一家の暮らしは本当に微笑ましく、世界には素敵な村がたくさんあるんだな、と思っていたら‥‥

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    2014年05月30日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    ネタバレ

    戦争の恐ろしさを感じさせられる絵本でした。残り1ページになるまでは、戦争とかの話が出ているのに物語は平和なんです。最後の1ページ、絵も何もなく文字でたった一文。”この としのふゆ、村は せんそうで はかいされ、いまは もう ありません。”絵本を読んでいた時の穏やかな空気も、暖かさも一瞬で消え去ってしまう、ぞっとさせる1文でした。

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    2013年07月06日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    アフガニスタンで続いている内戦をもとに作られたお話。
    4年生の国語の教科書に採用されています。

    素敵なパグマンという村での誠実な親子の日常が描かれています。
    戦争に行った兄が来年の春には帰ってくると、日々楽しみにしている幼い弟。
    しかし春を迎える前に、その村も破壊され、なくなってしまいます・・・。

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    2011年03月13日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    この本と出会ってもう10年が経ってしまいました。あの日の感動が今も色あせていないのは・・・・ロングセラーの持つすごさでしょうか。美しい少年の村、豊かな作物、家族との暮らし・・・・そのなかで出会う戦争の現実・・・・作者の小林さんが、伝えたいものは、読み終わった瞬間衝撃のように目の前に現れます。

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    2011年01月18日
  • せかいいちうつくしい村へかえる

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    アフガニスタンのある町をテーマにした作品。

    戦争?
    僕らの世代は経験したことがない。

    村が消える?
    これも経験したことのない人がほとんどだろう。

    世界の「事実」を受け止めさせてくれる本。
    僕らは知らないことが多すぎる。

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    2010年11月25日
  • ぼくの村にサーカスがきた

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    読み終わったあとに
    「かなしいおはなしだったんだね...」と
    娘がうつむきました。

    あたりまえのことが 他の国ではあたりまえではなくて
    今、とても幸せな中に自分がいるのだ...と感じとってくれたようです。

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    2009年10月04日
  • せかいいちうつくしいぼくの村

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    アフガニスタンのパグマンという草花や果物がたくさん実る美しい村。そこに住む少年が、父親の手伝いをしながら幸せに暮らしている様子が描かれ、そして最後に戦争による爆撃で、その美しい村がなくなってしまう、悲しいお話です。戦争がどんな不幸をもたらすか。平和で幸せに暮らしていた人たちを一瞬にして不幸に陥れてしまう。そんな戦争はぜったいにしてはいけない、と強く考えさせられました。

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    2009年10月04日