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Posted by ブクログ
タイトル通りの美しい村の表紙に
穏やかな空気を感じ、そこからは甘い匂いや
さくらんぼの味さえもイメージすることができます。
でもその穏やかな雰囲気は
本当は穏やかではなかった。
その背景には戦争があった。
村の日常が描かれ、家族の仕事や役割を描き
市場の雑踏までも聞こえてくるようでワクワクしながらも、戦争の爪痕が見えてくる。
1日でたくさんの体験をし、いろんなものを感じ、
不安を抱えながらお父さんと村へ帰りついた時には
読みながらホッとしたのだが、最後のページで衝撃が走る。
この国の日常では近いところで戦争が起こってる。
穏やかな日常であるからこそ、戦争というものがより怖く感じました。
今でも戦争は起こっていて、脚を失ったり、戦地に行った家族を待っている人たちがいる。
子どもに読み聞かせするには少し勇気がいるけれど、
優しい言葉と温もりを感じる親子のやりとりなども含めて読み続けたい絵本です。
Posted by ブクログ
横長の見開きの両ページに広がる、雄大で自然溢れる美しい光景に惹き付けられながら、親子の素朴でささやかな幸せを体感できる出来事に、心地良いものを感じていた時に訪れた、突然の結末。
文章だけで綴られているだけに、却って、まざまざと現実の辛さ、哀しさを実感させられました。
どこの国にだって、かけがえのない、人々の暮らしや、誇りに思える美しい自然や町、村がある。
それはアフガニスタンも同様で、それらを壊す権利は誰にも無いはずなのに。
「何のために戦争をするのか」
と、分かったようなことを書くなと思われようが、書かずにはいられない。
それが本当に、人間の日々の喜びを奪ってでも、する価値があるものなのか?
ましてや、奪っているのも同じ人間であることが、私には不思議に思えてならない。
1995年当時のアフガニスタンの実情を、日本の方が描いていることで、すごく身近に感じたことから、世界が一つに繋がっている思いに至り、胸が痛む。
家に帰るシーンの夕暮れの絵が、はっとさせられるほど綺麗で、目に焼き付いて離れないのに、その少し離れたところで、人間同士が戦争をしていると思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
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小説・文芸
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