原田泳幸のレビュー一覧
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アップルの日本法人社長からマクドナルド日本法人の社長に転身した著者のビジネスへの考え方がマクドナルドでの実際の活動を通して語られている。
1.現場重視の考え方
問題の解決策は現場にあり、著者も社長でありながら(普通は本社にいる)、現場に赴いて気付いたことをフィードバックしているらしい。また気付きの源である現場のスタッフには充分な教育と能力発揮に応じた昇格というインセンティブを与えている。店舗での売り上げが全体の売り上げの多くを占める事業にとってこの姿勢は大事であると思う。逆にそれができないビジネスは衰退している。枚挙に暇がないくらいである。
2.数字の考え方
どの指標を重点的に追い -
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1秒の大切さと怖さ、1円の大切さと怖さ。この本を読んでいると外資系の会社。特にアップルで鍛えられた人間の凄みを感じます。
確か、この人の本は以前読んでいた記憶があったんですが、内容を思い出すことができなくて、先日、もう一度読み返しました。原田さんが日本マクドナルドの社長になったときには『マックからマックへ』なんて、ずいぶん言われていたそうですね。で、肝心の内容のほうは、率直な言葉でつづられていて、ガツーンと正面から、僕の心に響いてくるものばかりでした。
特に、社長に就任してから4年間はQSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)に徹しなさい。というところで、原典回帰。基本を忠実にしたからこ -
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なんとゴーヂャスな講師陣!それぞれの講師のエッセンスがぎゅっと濃縮してあるが、それゆえもっと知りたい事も出てくるのでそれぞれの著書で深読みしたくなる。
○大人の時間割を作る。時間割で自動的に動くようにすれば、深く考えないでスムーズに行動できるようになる。タイムマネジメントのスキルアップは「てこの原理」で少ない労力で、大きな成果を上げる。(本田直之氏)
○情報収集やデータ分析は思考そのものではなく、考えるための材料集めに過ぎない。
○「なぜ」「どうすればいいの」この2つの質問を何度も自分に問うだけで、自然に思考が深まる。
○ブザーが鳴るまでの30分間、一切本を読んだり情報集めたりせず、ひたす -
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「マックからマックへ」から始まった「プロ経営者」の原田氏ですが、成功者の評価が固まった後に出た本しか読んだことがありませんでした。
成功が確実になってから、「当時こうだった」としか書いたものしか読んでいない、つまり、プロ経営者として改革、改革、そして、打った手がうまくいったことが分かってから昔を振り返った教訓しか知らなかった、ということです。
もろ手を挙げてすばらしいと称賛されていたころの原田氏の本は、自慢話にしか聞こえなかったものです。最近になって、鴨頭さんの動画を見て、着任当初に誰もが提案した「店舗が多すぎる」を一切聞き入れなかった真相について、とても興味がわきました。
原田氏がプロ経 -
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全体としては4の評価ですが、7人の連作?なので、執筆者によって評価に差がありました。確かに、P3 人生に限界が無い、P5 「希望」をつくる方法
1. 本田直之さん、P20 言い訳思考と工夫思考。P25 短期間でやれることをものすごく多く見積もって、長期間でできることは、とても少なく見積もっている。すぐに結果を求めてしまい、時間をかけて準備しないからできない。P 26 時代は常に変わっていて、やり方は進化している。P27 時代は物質主義から精神主義に。P28 副業ではなく、複業を持つことを勧める。スキル、特に「セルフモチベーション」が大切。P31 モチベーションを管理する時に、ドキュメンタリー -
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■内容
生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。
■どんな時に読みたいか
働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に読みたい本。
■感想
稼ぐ力をつける為に何が必要なのか?という発想からこの本を手にとった。
とてもわかりやすく書かれていて、どの章にも自分が持ち合わせていない考えや発見があり、ひとつひとつ学びたいと感じた。ただしすべてを修得するにはかなりの時間を要することにも気付いた。時代が変化する中で、自分はど -
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現在、ベネッセの社長である、原田泳幸氏が日本マクドナルドの社長時代に書いた本です。
本書の前半の1~3章は、日本マクドナルドで行った施策を例に
「現場主義」
「原点回帰」
「戦略」
について書かれています。
ひとつひとつはオーソドックスな内容ですが、一貫性を持って実行することで大きな成果を上げていることが理解できます。
特に著者が重要視しているポイントは以下の点でした。
「スピードが大事」
「まず動け」
「成功は危機の始まり」
後半の4~5章は、著者のビジネスパーソンとしてのキャリアを振り返りながら
「個のビジネスパーソンとしての生き方」
「組織の在り方、組織の運用」
について書かれてい -
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つい一年前程にビジネススクールの課題でレポートを書いたことのあるマックと原田さんの経営
わからないことだらけで苦労をしたのを覚えているが
その当時のレポートに対する講師の方の解説にも驚いた経緯を思い出すと共にこうやって本人の書いたもので確認すると改めてそのスゴさとロジカルに考えられているストーリー性を感じ、あの時の感動を思い出した。
あのレポートの直後に読んでいたら感動がもっと違ったかも知れないし、時間が経過して読んだ今でも、考え方の基本の部分を改めて抑えていかないといけないってことを感じるようになった。
今はもう、レポートの課題になってないし
原田さん自身 ベネッセに行ったし
今はどんな -
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マッキントッシュからマクドナルド、そして現在ベネッセでトップとして活躍する原田泳幸さんは日本を代表するプロの経営者。
その原田さんが、主にマクドナルドで業績をV字回復させるために実施した施策の裏にある戦略について包み隠さず紹介している。
表題にあるように、いくら施策を実施してもその順番を間違えると全く効果がないどころか、逆に業績の悪化にもなる可能性がある。
そう考えると、試作を打ちタイミングや順番の大切さを知る事が出来た。
気に入った言葉
売る為の手を講じずにコスト削減をやったら本当に自殺行為ですよ。
経営とは要はお金の使い方を考える事だと私は思います。
目先の数字を落としてでも将来の成 -
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【読書メモ】
●ビジネスに謙虚は通用しない
アスリートや芸術家が結果を出してもそこで慢心せず、さらなる高みを目指し続けるように、昨日までの自分にだけは謙虚になってはいけない
●どんな上司であっても、まずは仕え、サポートしなさい
どんな上司からも学ぶことはたくさんあります。上司をよく観察して、何を得られるか考えながらサポートすれば、自身の成長につながる
●企業の業績が悪くなる要因は常に内部にある。けっして外部要因ではない。これは個人も同じ
仕事とは、常に自身の問題点を直視し、改善し続けること
●業績不振の会社で働く社員は「トップが悪い」と被害者意識を持っていることが多い。自分自身が当事者 -
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【読書メモ】
●「何のコストを削減しなくちゃいけないか」じゃなくて、「お金を使えば新しく何ができるか」を考えてアイディアを持ってこい、ということです。持ってきたら、じゃあ、そのお金をどこから捻出するか考えようと。そのシフトするところを切ればいいんです。
●「売る」ための手を講じずにコスト削減をやったら、本当に自殺行為ですよ。経営とは、要はお金の使い方を考えることだと私は思っているんです。
●大切なのは「シーケンス」です。土台がなければ柱は建たないし、柱がなければ壁は張れません。ある戦術を実行するためには、その戦術が実行できるための環境を整えておかなくてはならない。パズルを一つひとつ組んで