蒼山サグのレビュー一覧
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今回は、真帆と男バスのキャプテン竹中夏陽(たけなか・なつひ)のライヴァル関係がメイン・テーマ。
智花たちが所属する6年C組は、今度の球技大会で男バスのメンバー5人を擁する6年D組と試合をすることになり、昴はふたたび彼女たちのコーチを引き受けます。彼は、竹中が智花たちと同じC組だと知って、球技大会は楽勝だと安心しますが、じつは真帆と竹中がケンカをしてしまい、竹中がバスケではなくサッカーを選択していたのです。
そんな昴に、ミホ姉からさらに驚愕の事実が伝えられます。何と彼は、慧心学園の寄宿小屋を使っておこなわれるバスケ部の合宿に参加が決まっていたのです。喜ぶ少女たちの姿を見て、断るに断れない昴。さらに、ミホ姉によって勝手に参加競技をバスケット・ボールに変更されてしまった竹中も参加することに。こうして昴は、真帆と竹中を仲直りさせ、C組を勝利に導くというミッションに取り組まざるをえなくなってしまいます。
竹中が健気でいいヤツすぎます。男どうしで魂が通じ合う的な展開で、やっぱり完全に少年マンガのノリでした。 -
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ロリコン小説とみせかけて、少年マンガ的な熱さ全開のスポ根小説。
主人公の長谷川昴(はせがわ・すばる)が七芝(なしば)高校に入学後7日目にして、男子バスケ部に1年間の活動停止が言い渡されました。理由は、部長の水崎新が、11歳になる顧問の一人娘と交際していたことが問題となったこと。
大好きなバスケができず、周囲からロリコン一味のように見られて腐っていた昴に、彼の叔母で小学校教師を務める「ミホ姉」こと篁美星(たかむら・みほし)が、一つの依頼をたずさえてやってきます。その依頼とは、彼女が顧問を務める慧心学園の女子バスケ部のコーチを引き受けてほしいというものでした。昴は、1週間だけという約束で、ミホ姉の依頼を引き受けることになります。
すばらしいバスケの才能を持つ湊智花(みなと・ともか)。元気いっぱいの三沢真帆(みさわ・まほ)。メガネのクラス委員長・永塚紗季(ながつか・さき)。高身長コンプレックスの香椎愛莉(かしい・あいり)。そしてひときわ幼い袴田(はかまだ)ひなた。5人の少女たちの練習に1週間つきあった昴は、女子バスケ部が危機に直面していることを知らされます。さらに1週間後におこなわれる男バスと女バスの対抗試合で、女バスが負けたら廃部になってしまうとのこと。
一度は約束どおり1週間でコーチをやめると決めた昴でしたが、5人がともにすごせる場所を守りたいという智花の思いを聞き、女バスのために力を貸すことを決意します。
で、試合に勝っちゃうんですね、これ。善戦するも敗北→カマキリの不祥事ないしミホ姉の汚い策で辛うじて女バス存続、という流れだろうと思っていたので、ちょっとご都合主義すぎるように感じてしまいました。 -
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夏休み中、ミニバスケット部のメンバーと海へ合宿に行くエピソード。
今回はついにバスケットの試合が無くなり、山場はトライアスロンになってしまった。
まあ、毎回毎回おんなじようなバスケの試合ばかりやっていてもつまらないので、思い切って試合をカットしたのは良かったと思う。
相変わらずこの主人公、小学生の裸に興奮しまくりだが、考えてみるとずいぶんとおかしなヤツである。
精神的には少女達を子供として扱っているくせに、肉体的には性的に見てしまうという・・・かなり壊れた価値観の持ち主だ。
17歳の少年から見たら小学生少女の体ってのは性の対象なのかもしれないが、気持ち悪いこと甚だしい。
裸を見て動揺するくらいなのに、一晩一緒に寝て何もしないってのもチグハグだしなぁ。
物語の登場人物なんだからこの程度の矛盾はあって当たり前なんだけど、なんかこう、アリエナイヨネ。 -
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安定の少女スポコンノベル。
可もなく、不可もなく。
内容的にはこれまでのお話と大差なくなぞっているだけって感じか。
少女達のバスケット技術の進展はあれど、物語的な変化はあまりない。
主人公が率いるミニバス少女達が他校へ練習試合に赴くエピソード。
敵役ポジションにその他校の教師が置かれるわけだが、どうにもこの人、大人としても、教育者としても、指導者としてもダメだと思う。
主人公達に辛く当たる理由が、自分のためでもなく、生徒のためでもなく、妹のためってのが中途半端すぎる。
前巻の葵もそうだったが、敵役を「やらされてる」感が強い。
そのあたりをもう少し自然に見せてくれると、もっと面白くなるのかなぁと。
少女達のライバルキャラも結局主人公と絡ませられなかった。
今後の登場を示唆する場面もあるけど、単純にこのエピソードに盛り込みきれなかっただけだと思う。
それなりに面白いか、どうにも満足しきれない内容だったので★三つ。 -
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ネタバレ小学生に無理をさせぬよう、(変態)紳士を貫く昴よりも、同じ女子バスケットボールプレイヤーとして敬意を持って接する葵の方が、愛莉に良い影響を与えられたようだ。
甘やかすだけが思いやりじゃない。押しつけじゃなく、対等に自分を激励してくれる奇麗なお姉さんは、友達が小さな女の子ばかりの愛莉にはかっこよく見えたことだろう。
葵と愛莉の関係性がとても可愛らしく、なによりも建設的だった。
昴と葵、昴と愛莉のような当て馬にされることが見え見えの関係よりも、不快感なく見てられる。
葵が加わったことで、閉鎖的にならずに物語が進行しそうで面白くなってきた。