野村恭彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
次の一手が見つからない企業、前例主義から抜け出せない自治体、資金に乏しいNPO、そんな閉塞感を打ち破る方法論。北欧発祥で、日本では震災後から注目され始めた、組織の枠を飛び越え、それぞれの知恵を持ち寄って課題を解決する場、それがフューチャーセンター、らしい(ぉ
もちろん利益は必要やけど、法人格与えられてる以上、目に見える社会貢献は必要やと思うし、社員のモチベーションアップにも繋がりそう。そのうち組織の垣根がなくなって、自分のスキル片手にいろんな場に参加しながら社会貢献できる、そんな世の中になったらオモロいなあ、とちょっと夢想した w
チョイ昔、大企業のご無体さを追求する「ザ・コーポレーション -
Posted by ブクログ
近年、注目を集める「フューチャーセンター」について、その第一人者が醍醐味を語った本。
これまで、学生時代も含めて大概のワークショップは経験していて、多くの機会について「参加者が自己主張するもの」「バラバラな前提知識について説明するもの」などに時間を費やすことによって、正直あまり得るものがないなと考えている節がありました。
そこで実際にフューチャーセンターの活動に参加してみて、企業やNPO、学生といった様々な立場の方々と話をしてみました。ファシリテーターを著者の野村さんがやっていただいたということもあり、全体の仕切りがスムーズに行なわれ、箸にも棒にもかからない意見が出るという予定調和に陥るこ -
Posted by ブクログ
「新しい未来を作る最善の方法は、あるテーマに関心のある人を集め、好奇心、敬意、友情を分かち合いながら、何ができるかを検討し、そこで描いた未来を創るためにともに行動をすることにコミットする」発想が大切みたいです。
ここで学んだことは"未来志向":これは、現在持っている能力、知識、道具を活かして将来を作るのではなく、
"将来何になりたいか、どのようになりたいか"を考えて意思決定を行うもの。
目次
フューチャーセンターとは何か38P
フューチャーセンターの歴史20P
フューチャーセッションを開く42P
開かれた専用空間をつくる24P
フューチャーセンターによ -
Posted by ブクログ
ゲーミフィケーションを学ぶために「ゲームストリーミング」を買った。一章のゲームとは何か?は役にたったが、果たしで何の課題をこのファシリテーション技術で解決する?と、後ろに付録としてゲームストーミングの例が紹介されていた。そこに「フューチャーセンター」の文字。プレジデント社をツイッターでフォローしていたから、本の存在は知っていた。今、読書中の「WORK SHIFT」との流れで、「フューチャーセンター、、、」を読むことにした。
ステークホルダーの多様性って重要だと認識したけど、まずは会社の中でやってみたい。会社がグローバル化する中で、日本にある我々の組織の未来のあり方を作って行きたい。これってフュ -
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・イノベーションを起こす為のプロジェクトにおける、あらゆる失敗の原因は「プロジェクトの提案プロセス」にある。この失敗パターンは「イノベーションを計画する」という矛盾にあふれた困難さに起因するもの。
「必ず成果は出るんだろうな?」と問われ「もちろんです」と答えてしまう、「儲かりますパラドックス」。ビジネス成果を目標に据えた瞬間に、「既存の価値観で新しいものを評価する」ゲームに絡めとられてしまう。
そこでそう問われたら「社会インパクトを出します、企業価値を高めます」と言い切る。
・合理的な人生を送っていればいるほど、近い領域の人ばかり付き合うようになる。社会的テーマを掲げて多様な人を集めようとし -
Posted by ブクログ
かなり今の自分に当てはまる一冊。
かなりぐさっと来たね。ちょっと痛すぎます。
組織が蛸壺化している事実もそうなんだけれども、自分も蛸壺化している。自分を守るって言葉を上手いこと遣っている。
でも、それが短絡的すぎる考え方のような気がする。たしかにこのような状態は結構辛いんだけれども、地道にやることが大事なんじゃねぇのということに気がつかされる一冊。
とりあえず、できることからコツコツと。西川きよし師匠も「小さなことからコツコツと」と言っているではないか。この本を読んでふとその言葉を思い出した。
何でも一発逆転を狙いすぎていた気がする。ちょっと(だいぶ?)反省。