あらすじ
●本当に大事な仕事は村上春樹に聞け!●なぜ「2行長いメール」は必ず読んでもらえるのか?●一発で提案を通す人は何が違うのか?●みんなが喜ぶ「サプライズ内職」の極意など、目からウロコの実践講座。
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Posted by ブクログ
1.前に出るものの、たくさんの人に迷惑をかけてしまっていることに気づいたので自分が支える側に回りたいと思ったので読みました。
2.事務局は単なる雑用ではなく、裏のリーダー的なポジションであり、自分を成長させる最大の役割ということを教えてくれます。
良い事務局には①構想力を持って他人に働きかける②企みをもって他人を動かす③その時に他人の力を使ってもう一方の他人を動かすことができます。そのためには事務局として良いサイクルを作っていく必要があります。そのサイクルは①雪かき仕事を探す②周りを助ける③人脈を広げる④提案が通るというサイクルです。さらに、著者が掲げる7つ実践を日々行い、自分の実力を高める習慣化をしていくことで更なる高みへ自分を引き上げてくれます。本書ではこのような事務局を「戦略的事務局」と呼び、その必要性について述べています。
3.自分が携わっているイベントでの立ち振る舞いを考えていたら「自分の意見を通すことにこだわっていた」ことに気付きました。良い意見を言うからみんなから尊敬されるし、ついてくるという勘違いをしていたので改めて行きたいと思います。頭ではわかっているものの、いざ現場に立つと自分をよく見せたい思いが働いてしまい「役立つこと」を軽視してしまいます。
うーむ、、、悔しいですね〜
Posted by ブクログ
事務局力で自分がやりたいことをチームがやりたいことにする、それを部門がやりたいことにする、そして会社がやりたいことにする!!
という本。
前半だけでも再読しよう。
以下、メモ。
●権限がなくても人は動かせる
⇒あらゆる企業で過度の生産性や効率性向上のために組織の縦割り化が進んだ。
⇒そのため組織横断でなければ解けない「本質的な仕事」が手付かずで残ってる状態
⇒MTGのセッティングや議事録作成、契約書の作成など目立たない仕事をしてる人ほど目立つ。
これらの社内の情報をとりにいき、他人の困ってることを解決することで情報はその人のところに集まる。
⇒自分の提案もさりげなく通りやすくなる
●事務極力の7つのしかけ
1.ケアするメール。個人個人をきにかけるメールを送る
2.略
3.鍋奉行ホワイトボード。板書する役を!
4.付箋ワークセッション。参加者を歩き回らせよう
5.司会しながら会議終了までに1枚ものの結論を作成して説明しよう
6.他社の成功事例を見せることで他人の意識を変える
7.議事録を伝記に!全員の納得感のある文書を。なぜこのプロジェクトが発足し、どいう経緯でメンバーが集まったのか、どう各人が貢献したなどストーリーを。
●参加者の意識を変えるには
・お祭り化する。非日常を作る。
・損得抜きに何かを頼める人間関係を作る
・ユーザーに提供する新しい体験を物語、漫画、ビデオなどで(ビジョンマップ)示し社内外のステークホルダーに発信
⇒大きく壁に貼ったビジョンマップに現在位置を記載して目標日なども記載して非日常のイベント化する
Posted by ブクログ
野村さんは、同じ会社の人で、HAYST本の共著者の仙石さんと同じKDIなのでたまにお会いし挨拶くらいはするといった関係の人です。『サラサラの組織』を読んで気に入ったという人ならこの本も気に入るんじゃないかなと思います。
逆に、『サラサラの組織』が嘘っぽい話だと思う人は、こちらの本はもっと嘘っぽく感じることでしょう。
この本では、課長や部長など、肩書きを持たずとも「事務局力」さえあれば組織は変えられる。むしろ、肩書きよりも事務局力こそが大切だということを主張しています。
また、
事務局力は得意、不得意で測れる種類の能力ではなく、繰り返しの動作により身体が覚える「型」や「作法」のようなものだ。
と言います。つまり誰もがリーダになれるわけではないが、誰でも事務局力の「型」と「作法」にトライし身に付けさえすれば「裏方」という立場で世界を変えることができるというのです。
事務局力の本質は、本書にある、
ありたい方向に人を説得して向かわせるのではなく、そちらに向かってしまうような状況をつくっておくのだ。
という言葉に集約されるような気がしています。
つまり「リーダ」としてリーディングしていくのではなく、「ビジネスプロデューサー」としてみんなを気持ちよく動かし成果をあげる力が事務局力なのです。
周りを変えたい、でも、どうしたらよいかわからないという若手社員に是非読んでもらいたい一冊です。
自分がやりたいと思っていることをチームがやりたいこと、部門がやりたいこと、会社がやりたいこと、社会がやりたいことにすることができる方法が書かれています。そしてそうなれば、自身の成長につながることでしょう。
Posted by ブクログ
題名の「裏方」や本文にも「事務局」などが出てきて、「スタッフ向き?」と思うが、実際にはそんなことはありません。
むしろ若手から中堅が活動フィールドを広げて、成果を出していくためにはどういうマインドで、どういうアクションをして行けば良いか?というのを提案しています。
作者の情熱的な文章のせいもあり、肯定感が強く、やる気にもさせてくれる効果もあります。
自分としてはこの手のは(やり方云々ももちろんありますが)結局は「自分がそのやる気を維持できるか?」だと思います。
その点ではこういう本を時には読むというのも良いやる気の維持方法だと思います。
Posted by ブクログ
組織で働いている人なら、
年齢、職種、職位に関わらず、
「事務局力」という概念をかませる事で
改革に取り組める、という斬新な指摘。
一方で、アメーバ経営とか、
脱タコツボ提案は、これまでも
いろいろあったよな、と思ってしまった。
現代の組織は
軍隊型目標管理+個の競争原理、という
指摘や、
リーダーが方針を示す、ではなく、
リーダーは正しいプロセスを守る、など
参考になる指摘も多い。
Posted by ブクログ
裏方から会社のあらゆる人を動かす能力を「事務局力」と定義.
事務局が戦略的に動けば,組織を巧みに動かすことができる.
会社組織を念頭におかけれて書かれているがNPOで事務局をに関わる人なども参考になる.
Posted by ブクログ
組織を動かすのはトップのように見えるが、トップは孤独と不安であり、裏方しだいでトップも組織も動かせる。「置き石、水やり、待ち伏せ」は何となくやっていた部分もあるが、こうして論理付けされると自信になる。裏方魂を揺さぶられる本。
Posted by ブクログ
著者が以前書いた「サラサラの組織」も当時の悩みに答えてくれるものであったが、今回もまた苦しんでいることで、この本に出会う。つまり前から成長していない、ということ。現職はカタチがないので、この本でいうところの事務局に近い。私の周りもすっかりタコツボ化しているので、事務局力を発揮するチャンスなのだろう。自然とそれに近い動きをしていたが、この本を読んで、「あー、雑だったな」という反省。権限がなくても人を動かす方法が、読みやすく書いてあるので参考にしよう。「偉い人」より「ビジネスプロデューサー」を目指そう。
Posted by ブクログ
もっと会社の事務方のテクニック集かと 思っていましたが もっと広域な意味の みんなで楽しくなる方法論な内容でした。
アガペーなのですね…がんばってみます…
Posted by ブクログ
事務局は単なる裏方ではない、人を動かし会社を変えうる創造的な仕事でありうると気づかされる。その要諦は関係者の心理プロセスにとことん配慮すること。仕事に役立てたい一冊です。
Posted by ブクログ
かなり今の自分に当てはまる一冊。
かなりぐさっと来たね。ちょっと痛すぎます。
組織が蛸壺化している事実もそうなんだけれども、自分も蛸壺化している。自分を守るって言葉を上手いこと遣っている。
でも、それが短絡的すぎる考え方のような気がする。たしかにこのような状態は結構辛いんだけれども、地道にやることが大事なんじゃねぇのということに気がつかされる一冊。
とりあえず、できることからコツコツと。西川きよし師匠も「小さなことからコツコツと」と言っているではないか。この本を読んでふとその言葉を思い出した。
何でも一発逆転を狙いすぎていた気がする。ちょっと(だいぶ?)反省。
Posted by ブクログ
「分業化された組織では、あらゆる仕事は個人に分業され、責任が課せされる。つまり、個人の達成目標の総和が、組織の達成目標そのものを表すように設計されている。逆に言えば、個人が自分の達成目標を怠れば、組織全体でそのことが達成できないことを意味する。」
ごく当然な目標管理する意味に大納得し。
「問題を20日で解決しなければならないとしたら、私は19日かけてその問題を定義する」何を解くべきかが重要で、仕事の生産性を議論する前に何をすべきかを考える必要がある。という、アインシュタインの言葉に、悩む時間がたくさんあっていいんだ!とちょっと救われて。
『会社はひとりひとりの心理で動いてる「その人の立場で、その人の感情を想像する」と、自分ができること、やりたいことが見えてくる』
と聞いたら、少し視点が変わってもやもやがはれてきた。
考え方のヒントがありました。
Posted by ブクログ
どうすればチームのみんながハッピーにスムーズ仕事ができるか、自分は何をすればいいのか、権限がなくともチームを動かすことができる仕事の楽しみが書いてある本です。とってもおすすめ!
Posted by ブクログ
この本は、最近のビジネス書とはまったく違った視点で書かれている。特に直近で読んだ勝間さんの「断る力」とは対極といっていいくらい違う。世の中の大半の人は、裏方仕事に携わっている、もしくは携わっていたことがあるはずだ。その地味で日の当たらない裏方仕事への取り組み方に、新しい気づきや視点を得ることができる一冊。
Posted by ブクログ
人は、「ほめられたーい」気持ちが強すぎるので、目立つ仕事やりたがる。だれもが、目立つ仕事ばかりやってたら、会社は回らない。そこで、登場するのが、裏方=「事務局」だ。この仕事の重要性と心構えを、おもしろおかしくまとめてある本だ。
ポイントは、若い人は、なかなか仕事をまかせてもらえない、そんなときは、自ら、事務局をかってでる。事務局という立場で、会社を動かしてしまおう。これいい発想だ。役員の名前を拝借して、どんどん仕事を進めちゃう。楽しそうだ!!
使えそうなこと
ケアメール・・同報メールではなく、一人一人へ
雪かき仕事・・だれもやりたがらない仕事
恩義銀行・・・わすれた
提案する力
他部署を回って、話をすれば、改善のネタは転がっている
使えそうなチャートをストック
ベンチマーク・・見るだけみて、今の自分と比較するだけでOK
Posted by ブクログ
『事務局力』=ちょっとした仕掛け+勇気&知恵。上司は「他人を助ける」仕事をしているか、「他人を活用して」仕事をしているかを見ている。提案する時は完璧を求めず関係者から意見を引き出しやすいものを提示する。
Posted by ブクログ
カバーのそで部分に全てが書かれていた。
内容は本文参照。
1.「ケア」するメール
2.アガペー(神の愛)モード
3.鍋奉行ホワイトボード
4.付箋ワークセッション
5.内職プレゼンテーション
6.あこがれベンチマーキング
7.あとづけバイオグラフィー
方法論ではあるが、一番大切なのはやはり「アガペー(神の愛)」ですね。
Posted by ブクログ
タイトルから裏方仕事のすすめ的なものをイメージしていたが、裏方としての立ち位置から入ることでうまく仕事を進めていくためのノウハウが主になっている。プロジェクト関係者や若手社員に参考になると思われる。