G・フローベールのレビュー一覧

  • 紋切型辞典

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    まずは、解説を読んで、本書の狙いを理解しておいた方が、より楽しく読めるかと思います。
    時代差とか文化の差があるので、リアルにとることができない部分もありますが、当時のフランスにおける一般的なもののとらえ方が判るという、資料的にも良い本だと思います。
    作者名から想像するような文学的内容や、悪魔の辞典とかの皮肉に満ちた、とか言う内容とは違っていますのでご注意を。
    本当に「紋切型」の辞典でありました。

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    2011年01月01日
  • ボヴァリー夫人

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    ●エマは教養もあるし、現代なら離婚して仕事をして1人で生きるか、恋人と一緒になるか、もしくは夫とカップルカウンセリングに通って結婚生活をどうにか続けたかもしれない。
    ●エマはたぶん鬱病。
    ●19世紀半ばの話にしては、誰もかれもに信仰心が見られず、生活についての俗っぽい関心しかないのが不思議だった。
    ●ものの見方が全体的にダーク。フローベルは半ば引きこもりだったようで、引きこもりから見た世間というふうにも考えられる。
    ●フローベルはエマに共感していたのか(エマは私だ! と言ったとか?)それとも罰したかったのか。
    ●マルクスの娘のエレノアも仏語版から翻訳している。

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    2010年05月17日
  • ボヴァリー夫人

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    ちょっとエマにはついていけなかった…というのが第一印象であり、最大の印象。恋や華やかな生活にあこがれるのは分からなくもないけど、結局最後は借金に苦しむのかぁ。
    あと、手形のやりとりがいまいちよく分からなかった…です。

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    2009年10月07日
  • ボヴァリー夫人

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    3度目のチャレンジ。
    最初の数ぺージで中断していた作品。

    名作と言われているけれど、面白いと思えなかった。
    きっと不倫が特別なことではなくなった世の中だからかもしれない。
    フレーズはきれいだった。

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    2009年10月04日
  • ボヴァリー夫人

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    原題:Madame Bovary par Gustave Flaubert 1856
    p173辺り〜 
     ロドルフとエマの危険な会話と呼応する共進会の演説。これは映画や演劇、あるいはミュージカル(『ボヴァリー夫人』のミュージカルはいかなるものかと思うが…)などで再現してたらどうなるか?
    p不明
    田舎にとって窓とは都会にとっての劇場や〜のようなもの
    2008年2月27日
    Madame Bovary, c'est moi.フローベールがあの有名な裁判でどういった意味でそう述べたのかはわからないが、作品の最初の方では私もそう思った。理想、というよりか信じ込んでいた未来が、実は映画や物

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    2009年10月07日
  • ボヴァリー夫人

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     1951年仏・小説。本書は風俗壊乱のかどで起訴されたらしい。
    華やかさに憧れる女の話。
    最後まで、薬屋オメーにむかついた。
    登場人物が多くてメモらなければいけんかった。文字が小さくて長かった。8.25-28.

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    2009年10月07日
  • 紋切型辞典

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    言葉とは進化するものである。
    辞書として著されたもの、それはその時点で化石だ。
    言葉の進化についていけない人間は昔と今の対比をする。
    しかし「過去は比喩にすぎない」のである。

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    2009年10月04日