G・フローベールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いいひとなんだけどすごくつまらない人っている。
善良すぎて毒気がないというか。
そういうひとと結婚したら退屈だろう。
エマのように、刺激が欲しくなって、
異常な量の贅沢な買い物に走ったり、
舞踏会に繰り出したり、不倫愛に狂ったり。
そういう気持ちもわからないではない。
けれど人生のほとんどは舞踏会とか熱い恋愛で
構成されているわけではなく、
生活で構成されているわけであって。
その生活を人々は愛し、あたたかな気持ちを持つ。
そういう気持ちがわからないと
ずっと現実逃避を続けることになるのかなと思った。
でもエマは逃避しきって終わったから
それはそれでいいかと思う。
哀しいけれど、一貫性があって、
やりきった感のある人生。あっぱれ。 -
Posted by ブクログ
大好きな光文社古典新訳文庫シリーズ、最近イギリス文学ばっかり読んでいたので、このままでは第二の故郷おフランスに申し訳が立たない!
よって久しぶりにフランス文学です
そうとなれば、近代フランス文学を代表する作家フローベールです
赤鼻のおっさんです
代表作『ボヴァリー夫人』です
ずっと「ボリヴァー夫人」だと思ってました「あらーワンちゃんスッキリしてかわいくなったわね〜」それはトリマー
脱線がひどい!(お前な)
いやー、おフランスだったね〜
おフランスの恋愛小説だったね〜
イギリスの恋愛小説はくっついて終わる
つまりハッピーエンドってわけよ
アンダースターン?
一方おフランスの恋愛小説はくっついてから始まる
そっからもうぐちゃぐちゃになる
そんでなんかもううげぇって感じの結末
シルブプレ?(テキトーだろそれ)
やっぱわいはイギリス文学の方が好っきやわ〜
同じ島国ってこともあるのかもしれん
なんかおフランスの恋愛小説は肌に合わんね(第二の故郷違うんかい)
そもそも不倫がダメなんよ
『ボリヴァー夫人』もめっちゃ子どもがかわいそうやった
結局しわ寄せはなみんな子どもに行くんやで
分かっとんのか!(# ゚Д゚) -
Posted by ブクログ
不倫には歴史的許容があるからこその内容かと思いきや、公序良俗に反するわいせつ罪に問われてしまった作品。ゆえにベストセラーになってしまったというあたり、いつの時代も実は垣間見たい恋愛テーマなのだろう。
日常の退屈から逃れるために、愛と情熱を追いかけるエマ。そして何もかも失ってしまう。
ただの向こう見ずで夢見がちのわがままとしか思えないし、病的な恋愛依存で、子供がかわいそうすぎる。そんな現実的な冷めた感想を持ってしまった。
でもそれこそが作者が求める現実的な感想かもしれず、どんでん返しやハッピーエンドのオチが必ずある訳ではない、まさに現実を描き出しているのだろうと思う。
解説を読んで気づいたが、視点がさりげなく変わっていく。最初は「わたしたち」が語っているが、その「わたしたち」は途中でいなくなる。
訳は読みやすく、風景の描写が爽やかで目の前に景色が広がる。 -
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上下巻、まとめての感想です。
『感情教育』はフローベールの主要作品中、もっとも自伝的要素を多く含んだ小説←解説より
二月革命から、ルイ・ナポレオンのクーデター事件までのパリの街が舞台。主人公フレデリック(田舎からパリに出てきた青年)の波瀾万丈恋愛物語。生き生きとした、歴史的事件の描写もあり。
フレデリックの恋愛対象は、4人。(アルヌー夫人、ロザネット、ロックの娘ルイーズ、ダンブルーズ夫人)
心中に本命の女性がいるものの、あっちの女性、こっちの女性と心変わりして、さあ大変。二股どころじゃありません。女の立場から言えば、“何なのこの人?”という感じ。でも、世のおじ様の中には、“若い頃の男はこんなものだ”という方もいるのでしょうか。ある女性との間には、子供もできてしまうし、私としては、かなりよろしくない男性の印象です。主人公には共感できないけれど、恋愛感情の振幅を読んでいく面白さはあります。フレデリックの男友達の関係も、けっこう波乱に満ちています。
心理描写、情景描写、女性の美しさについての描写が洗練されていて、すごいと思います。女性については辛辣な表現もあります。例えば、ロザネットについて“29歳、もうお婆さん”なんてあるのです。私なんて、化石になっちゃいます。自分がもうちょい、二月革命のことなど分かっていれば、小説の中に入れたかなという気がしました。
下巻は人物の動きがあって面白く読めたのですが、上巻は展開がまったりしているように感じ、☆印をつけづらかったです。まあ、☆3.7ぐらいでしょうか。
建造物などの写真や図が載せられていて、とても丁寧なところ、光文社文庫いいなと思いました。 -
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ネタバレレオンとの関係が冷め、しかし借金はかさみ、のっぴきならなくなり、薬剤師の鍵付き倉庫を開けさせて、無理やり砒素をあおる。
自らが招いた、破滅。
夫である医師シャルルは、後に、手紙を発見し、妻の不倫を知る。その後しばらくして亡くなる。
前半は、退屈で、挫折しそうになった。後半から急に話が動き出し、次第に追い詰められていくエンマの様子に夢中でページをめくった。エンマが亡くなって即、物語が終わると予想していたんだが、その後の描写も予想外に長かった。そして、あっけなくシャルルが亡くなったのには、ビックリ。
あとがきを読んでビックリしたのは、実際にあった話を元に小説が書かれた、ということ。こんなことが実際にあったんだ。
660pと長いし、前半退屈だったので、やや飛ばし気味で読んだ。キチンと読み解けているかというと、細部にまでは自信がない。全体は大掴みできたが。
音楽で言うところの、ラベルのボレロみたいな感じかな。
盛り上げるだけ盛り上げて急にガクンと、終わるような。
モームが世界十大小説にあげているが、そこまで面白いとは思わなかった。感情教育は、読んでみたい -
Posted by ブクログ
きぃみらフランスブンガクなんてよま〜ないとおも〜いな〜がら〜♪
あとすこ〜しぼくにぃちかづいてほしくて♪
あいみょ〜ん
はい、モーパッサンやゾラの師匠的存在でフランス文学の巨匠、写実主義の確立者ギュスターヴ・フローベールの代表作『感情教育』です
とにかく延々と続く情景描写を読みやすく訳すって大変だったと思うな〜
すごいな太田浩一さん
そして本作はなんとその訳者太田浩一さんの「まえがき」から始まります
こんな構成珍しい
で、その「まえがき」を要約すると…
とにかく上巻は我慢せい!ってことらしいw
下巻はめちゃくちゃに面白いから我慢せい!ってことらしい
いやいや簡単に言うけど上巻だけで550ページ超のけっこうなボリュームなんですが…
ま、読み終えてみるとそこまで我慢は必要なかったんだけどね
上巻は550ページかけていかに主人公のフレデリックが大馬鹿者だってことが語られるのみ(のみってことはないか)
さぁ、訳者さんが面白いと請け負った下巻へGO!
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Posted by ブクログ
主人公エンマは自分が既に持っているもの、手を伸ばせば届くものには幸せを見出さず、だからこそ遠くにあるもの、かけ離れたもの、失ったもの、身分不相応のものを追い求める。その気質は奇しくも彼女の忌み嫌う市民的な平凡さそのものとして描かれているように感じた。おそらくフローベールもそのように意図して書いているのだろうと思われた。
対して夫シャルルには特別の同情を禁じ得なかった。ただただ可哀想だった。
また文体や自然描写は悪くはないけれど、一文一文が長くて難解なため、もう一回読まないと全然分からないと思う。フローベールは自由間接話法を初めて小説に取り入れたとされているそうだ。私は語り手と登場人物が一体となり、臨場感のあるこの文体が結構好きだった。
追記: シャルルはエンマのことを本当の意味で思いやったことはあるのだろうかと疑問に思った。実はかなり自分本位な人で、時代背景を考慮する必要はあるのだろうが、結婚までの過程を思い返すとエゴイスティックな感じも垣間うかがえるために、シャルルを愚鈍な夫と形容することは真なのかもしれない。