公野櫻子のレビュー一覧
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アニメを見たなら絶対読むべき!
ニジガクファンなら絶対読むべき一冊。この本一冊まるまる映画にできそうなクオリティで、映像が脳内に再生される。13人の口調が特徴的なのもあるが、各セリフに誰が話しているのかがよくわかる。素晴らしい!
各ユニットごとのストーリーは本当に魅力的!「R3BIRTH」 のストーリーはアニメではなかったから嬉しい。誕生秘話みたいなものかな?「DiverDiva」は2人の絆がアツい。愛さんの人を引っ張る力が輝いてる。「A・ZU・NA」のストーリーはもう可愛くて顔がほころぶのを我慢しながら読んだ。大好きがもっと大きくなったにゃ。「QU4RTZ」はかわいい、かわいすぎる。ユニ -
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剣姫のシナリオが後のユニット回の内容を示唆するという構成が素晴らしい!
はるかなが手を繋いで飛び跳ねるシーン(恐らく1期7話のBパートから持ってきている)など、ファンがついにやけてしまうポイントが随所に散りばめられています。
特にDD回はサイコーでした…!!
愛、時間、同一性、多様性などの哲学的テーマを扱ってきた虹ヶ咲ですが、唯一死だけ描いていないかな?と思っていました。ですが、この剣姫で死を扱っていて、虹ヶ咲に描けないものはないと確信しました。虹ヶ咲は世界だ!
(自分は「ランジュは鳥籠の中に居らず、鳥籠の中に招き入れられることで救われた」という説をぶち上げているので、〈鳥籠の中に入れられ -
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どうしてこう、公野櫻子先生と言う方は私達のような人間の萌え殺し方を良く解っていらっしゃるのでしょう。。。
春色バレンタイン、四年の月日を越えて遂に発売され、読むことが叶いました。
この四年の月日は9周年・10周年に向けてのミューズの充電期間だったんだなと言う印象です。
とにかく最後の一文の破壊力は絶大。
こういうとどめの一文を書くことが出来る物書きになれたらと思います。
公野櫻子先生のラブライブ小説の魅力は、私達の様な人間の心に突き刺さる演出ととどめの一文の力。
そして何より一番の魅力は、読みやすさだと思います。
さらっと読ませて突き刺さる言葉を、読み手の心に残す。
ある意味では物書きの理想形 -
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G'sマガジン本誌のイラストストーリーパート3を完全収録したシスプリの最終章となる一冊。
12人の妹それぞれが兄に送る手紙、という形式をとっており、印象的なエピソードや、それに関わる昔の話を手紙につづる妹たちの思いが非常に可愛らしくまとまっている。手紙形式を取りつつも、手紙に間違いなく書かれていない手紙を書く際の状況や思いも書かれているのは非常に好ましい。もちろん全ページイラストはふんだんに掲載されており、ファンには非常に嬉しい構成である。
中身としては、12人それぞれ性格や設定を大いに活用している印象があり、どの妹の章も魅力的に映る。普段明るさが目立つ妹の切ない部分が描かれる咲 -
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スクールアイドルを立ち上げたμ's9人の物語を1冊1人に焦点を当てて描き出すシリーズ・School idol diaryの1冊目。タイトルの通り、焦点を当てられたキャラがdiary―活動日誌を記入する、というスタイルで描かれている。一人称視点で様々な思いをリズムよく表現していくのですんなりと読めるとともに、口調や感情表現でその可愛さを存分に楽しめるというのがやはり公野櫻子らしく魅力を感じる。現実に日誌、として見せるためにイラストを使った小ネタなんかも使われているのも楽しい。
厚さに比して値段が高い点は難点だが、そこはフルカラーの魅力に尽きる。全編通して非常に可愛らしいデフォルメの挿 -
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ネタバレ 購入済み
TVシリーズの+αが読める小説
一見全編ファンタジーにも見えるけど、実際に描かれているのはミニフィルムの制作を題材にしたいつもの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の物語。時系列的にはTVアニメ2期の11話と12話の間くらいかな?
想定読者はTVシリーズ視聴済みのファンだと思われるので、各メンバーの視点からTVシリーズの様々な出来事を改めて振り返るような描写も多い。ただ、DiverDivaの2人の関係など少し先まで踏み込んだ描写もちゃんとあるのでアニメ版が好きな人は読んで損はないと思う。個人的にはもっとせつ菜の視点に寄せて欲しかった気持ちもあるけど、そこについてもラストの章で一定の満足度はあった。
劇中作『紅蓮の剣姫』は間章とし