小林公夫のレビュー一覧
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大学が求める本質論
何故この3者が選ばれたのかの根拠は乏しい気がするが、恐らくどれも難関ということなのだろう。難しい試験に合格するために必要な能力について少々書かれているが偏りはある。
例えば東大であれば、数学、英語の話が多く含まれていた方が良いと思った。後期総合科目とか言うのは今はもう無い試験なので、この試験を通じて大学側が何を見ているかという本質論になってしまっている。受験生である僕のような者にはあとで必要になる話である。医師国家試験合格の勉強の話は面白かった。がむしゃらにやり続けることの重要性は身にしみた。 -
ハカセ公夫の「今日の言葉」
FM栃木で「ハカセ公夫の受験ホットほっトライン」という著者の番組が始まりましたね。末尾の「ハカセの今日の言葉」でこの本の内容が紹介されていて、子供の本を書いていたことを知りました。少し驚きました。以下、そこで紹介されていた言葉です。
「私はむやみ『勉強しなさい』と子供に言うことはあまりありません。ただ、勉強を一生懸命やり、人と違う努力をすると、大人になってからどういうことができるか、ということは教えることがあります。」
これならば、賢い子供は勉強をするようになりますね。子供は身近にいる親を、まず真似しますから。この本は、勉強しろと言わずに子供を勉強させる法の具体策はあまり書かれてい -
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子供の特性をよく見極め、その個性を前向きに評価することが大切とされています。もちろん愛情を持って接することが前提です。
接する中で一番してはいけない事は、「親が先回りして答えを用意する」事とされ、その通りかなと共感しました。
当たり前ですが結果の在り方はその過程で決まり、その過程でどのように親として関われるのかが重要で、その過程と結果の良かったところを見てあげたいと感じました。
また親が忙しいは言い訳で(反省。。。)、その中で向き合うことが重要で子はそれも見ているとされ、伝わる程度はあると思いますが、そう理解し押し付けず接しようと思います。
著者のは教育者で、私自身はごく一般的な社会人に過ぎず -
Posted by ブクログ
//破棄
勉強本のようでしたので中古購入。
こどもの見識を広めるには、まず、親が自分の見識を広めるよう努力すること。
○価値観
子供が失敗や挫折をしても、決して否定してはならない。
○できる子の親は、教えないで育つ
自信がつくのは、子供自身が「うまくできた」と思えたときです。
単純に、「褒めると自身がつく」という解釈は誤り
○継続
1日1粒のピーナッツを食べ続けること。簡単なようで、これを続けるのは難しい。
平凡なことを毎日、継続してできる人間が非凡になれる。
○勉強
むやみに、「勉強しなさい」とは言いません。
ただ、勉強を一生懸命やり、人と違う努力をすると、大人になってから
どう -
Posted by ブクログ
医療系の予備校や法科大学院で講師などをしていた著者が見てきた、出来る人と出来ない人の差や特徴について実例をもとに紹介している。
どこかの本で、「他人に迷惑をかけない」事を方針としている場合子供はチャレンジしなくなる。一歩進んで「他人の役に立つ事をしなさい」に変える事で、子供はチャレンジしやすくなるという話があった。
そう思うと、この本に紹介された「出来る子」との共通点を感じた。
「出来る子」に共通する特性
1.能動性:自分から働きかける→明確な目標、目的によって支えられている。
2.継続性:成果が出るまでその道を歩き続ける。
3.粘着性:何度失敗しても弱気になるな。くらいつけ。
4.論理性 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルは内容とは少しギャップがありますが
この手の新書はタイトルはインパクト重視ですから
まぁいいとします。
子供を良い学校に入れてエリートにするにはどうしたら
良いかという事が書いてあるのではなく
社会で通用する人間に育てるにはどうすればよいのか
といったことが著者の育児経験や予備校の講師経験
を踏まえて書いてあります。
著者が医学部専門の予備校を主宰していたこともあって
医者の家族関係の話がよく出てきますが
出来る子と出来ない子の家庭環境の例を挙げています。
そして一番大事なのは子供と信頼関係を築くことで
そのためにはどのように接したら良いのかも
書いてあるのでその点は参考にしても良 -
Posted by ブクログ
前半は豊富な実例を基に、できる子・できない子を分けるポイントは何か?を紹介している。
ただし、子どもの能力云々の話ではなく、親としてどう接するか、どうサポートするかが書かれており、実例がわかりやすいせいか、納得できる部分が多い。
もちろん、勉強だけじゃなく、スポーツや音楽、何だってそう。子どもを伸ばすのは親次第なんだと、再認識。
一転、後半は著者の自画自賛、娘自慢に終始しており閉口。
子どもが生まれてから、この手の本はいくつか読んだが、その中では良いほうだったと思いますよ。
「平凡なことを毎日、平凡にやり続けることが実は非凡」
「あなたが虚しく生きた今日は、昨日亡くなった人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
受験指導の超プロである著者が、中学受験に合格した子の親、有名塾の現役エース講師を徹底的に取材。
その結果、著者が長年の経験から得た以下の仮説が見事に実証された。
「放任でもなく過干渉でもない『援助のまなざし』が子どもを伸ばす」。
本書は、その具体的方法を解説する。
「褒めるだけではなく、驚く」「親が生徒になり聞き役に徹する」などの他、「算数―親が問題を解こうとするな」「理科―計算問題は後回しにしよう」など科目別対策法も充実。
結びでは「学びの果てにあるもの」について考える。
[ 目次 ]
第1章 放任でも、過干渉でもない「援助」の合格体験(好きな科目に力を注いで合格させる;志望 -
Posted by ブクログ
勉強させる方法論も斬新なことも書いてある訳ではなかった。でも、当たり前で大切なことが書いてあったし、基本に立ち返りたかった自分にはよかった。文章の書き方が自慢たらしいというか鼻につく部分が多いのと、整理されているようで整理されてないのがちょっと。
●できる子の親はここが違う
①子供の人生を肯定する
失敗や挫折を否定しない。前向きに。
人生は自分で決めさせる。
→明確な目標を持たせる。
②勉強しなさいと言わない
勉強したらすごく褒める
→自発性、機動性を高める
③長所を具体的に褒める。
短所を指摘するときも前向きに。
・子供の特性を一覧表で分析して、
良いところは褒めて伸 -
Posted by ブクログ
ずっと、積読していた本でしたが、本日一気読みしました。
よくある教育雑誌などで読んだようなことで、目新しい内容ではなかったですが、実例に基づいたものになっていて、今後どうするかのヒントになります。
親としてではなく、自分が子どもとしての反省もしばしば。
努力を怠れば20歳過ぎればタダの人とはごもっとも。
子どもが挫けそうな時が来たら、本人で読んでいただきたい。
そして、最後に読んだ「「あとがき」にかえて」にあった著者が知人から教えられた名言が一番心打たれてしまいました。
本編を読み通して最後にその名言を読んだことで、自分が奮い立ってしまいました。
その名言は、子どもと私の共同勉強部屋の窓に貼っ -
Posted by ブクログ
○抜き書き
子供の人生を、たとえどのうような結果になろうとも否定せず、肯定し続けることが、子供に対しては非常にいい影響を与えるということなのでしょう。(18P)
教師の褒め言葉が最大の『勇気』
1どんな子供にも、光るものはある。その輝きを見逃すな。
2子供の特性を把握するのは、親の重責。(35P)
勉強も、スポーツや手先の器用さと同様、特殊技能のひとつと心得て、子供が勉強の分野に適性があればそれを応援し、別の分野で能力を発揮していればそこを伸ばしていく。そのような見究めと使い分けが親には求められているのです。(67P)
できる子の親は我慢強く、子供の自然の成長を待つことができます。そして