北尾吉孝のレビュー一覧
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北尾社長の見解を学ぶ本。客観性が薄く自慢話の鼻がつくが、なるほど、そういう考え方もあるのかと気づかされたので、星三つ。
・ステーブルコインの重要性は納得。民間にステーブルコイン発行を競わせて、紐づけとなるドルの価値を上げる戦略という説明は目から鱗。ドルに紐づかないビットコインの資産性は根拠薄。価値の保存手段として現物の金と同様にデジタルテクノロジーの詰まったビットコインが良いというのですが、まだまだモヤモヤ感あり。NTFはデジタル作品に独創性があるので現物美術品と同様に扱えるが、金とビットコインが同様という考え方は疑問。とはいえ金も希少性と美しさに皆が価値を認めているのだから、皆がビットコイン -
Posted by ブクログ
仮想通貨やブロックチェーン、web3.0などテクノロジーを活用して社会やSBIグループはこう変わると書かれている。
しかし、現在の社会で実際に活用している場面が少なくてあまり身近に感じられないのが正直な感想。
米国では金融機関のメディア業界への進出が顕著になっているという(ロビンフットやブラックストーンなど)確かにメディアで金融情報を配信したりグローバルにIPコンテンツを持つ企業を買収するのはビジネスの幅を広げられるだろう。
今後のメディアと融合していくのかSBIグループの動向に注目したい。
冒頭、「これまで、私は投資判断の方向性を間違えた事はほとんどありません」と書かれている。
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Posted by ブクログ
格言や諺は聞いて面白いのは間違いないが、絶対的な真実を言い当てたものは少ない。常に正反対の意味をもつ格言が存在し、どちらを信じるかで取るべき行動は180度変わる。
ただ数多くの格言に接することで、自然と己の信条に沿ったものを取捨選択して人生の指針となってゆく。本書に収録されている名言も北尾氏の思想信条を凝縮したものであろう。当然そこには通底する一本の軸が存在する。それは目先の現象に囚われない長期的視野と先見性、浮かれたり沈んだりしない精神的なタフネスに対する価値観である。その意味で名経営者や先哲の名言は心に残るものが多かった。
残念なのは3章以降が全く蛇足であること。北尾氏は漢籍に造詣が深く -
Posted by ブクログ
40歳までに自己を確立すること(三十にして立つ、四十にして惑わず)。すべては天命であるが、日々努力を怠らないこと。自分を追いこみやってみる(難しい方を選ぶ)こと。仁義礼智信。案は3つ持っておく。今後の資本主義も含めて何があるかわからない、予想して、察知して、泰然自若であること。自分が見せてやってみて、後輩、周りを率いること。現場や小さいことに忙殺され過ぎない。大局をみて、世の中のために自分ができることをいつも考える。
非常識な成功法則の神田さんとは反対の意見。自分が苦しすぎず、続けられる範囲にて、北尾さんの徳の考え方、生き方を貫きたいと思う。自我はすて、あなたの、世の中のために何ができるかを