【感想・ネタバレ】仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれるのレビュー

あらすじ

仕事、人、組織に関する悩みとその対処法は、すべて『論語』に書かれている。『論語』を座右の書としてきたSBIの北尾CEOが、ビジネスの要諦に通じる論語の言葉、解釈を、自身の経験を交えて紹介する。2500年前の知恵が悩めるビジネスマンを救う。

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Posted by ブクログ

仕事をしていると毎日悩みばかりだ。それは誰もが同じだと思う。寧ろ悩みなんかない、毎日が楽しい事ばかりだと感じる人は、難しい仕事を任されていない可能性があると思った方が良さそうだ。中にはそれを超越して、全てを前向きに楽しめる様な人や、自分の能力の限界に挑戦しない(IQが200あっても解けない問題はある筈)で、今の状況を楽しんでいるレベルの人なのか。大半の人は悩みを複数抱えて、今日も会社や自身の仕事場で悶絶する日々を過ごす。
今日難しい課題に頭を悩ませていたらふと、目の前の書棚に読みかけの本がある(在宅勤務中)。タイトルはずばり「仕事の迷いにはすべて『論語』が答えてくれる」だ。悩みと迷いは違うと解っていながら、何かヒントが無いか徐ろにページを巡ってしまう。過去に何度か論語を扱う書籍は読んで来たつもりでも、頭が仕事で一杯の時には何故か思い出せない。自分の身に付いてない証拠だ。だが、数ページ捲るだけでたくさんのヒントに辿り着けた。著者はかつてSBIホールディングスを立ち上げ、今なお会長兼社長を勤める北尾吉孝氏だ。本書は10年以上前に書かれた物であるが、流石2500年前の孔子の教えを題材にしているだけあって、今も全く廃れる事のない言葉に溢れている。そして数々の逆境を乗り越えて大企業を作り上げた方の、自らの体験を基に例示していくスタイルは、正に日々迷い悩み歩み続けるビジネスマンにとってもってこいだ。全てが自分の身に起きた出来事に照らし合わせることが出来て、何度も首を深く頷かせながら納得いく内容に満ち溢れている。
前振りが長くなったが、ここに今の私の状況にぴったりの言葉を挙げる。

・君子は諸を己に求む。小人は諸を人に求む。

君子は自分の身に起きた全ての出来事を謙虚に受け止め、その責任を自身に求め反省する。一方で、小人は他人の命で行動し、失敗を他人のせいにして反省しない。

こんな人は周りに沢山いる。常に他責思考の部下をどう扱うか。いやそうした部下に育てた自分のせいでもあり、それを是正できない自分の努力不足だ。

・我れ三人行えば必ず我が師を得。其の善き者を択びてこれに従う。其の善からざる者にしてこれを改む

複数人が一緒に行動際は、必ず模範となる様な人物がいる。その人からは良いところを学び自分が吸収すれば良い。だが1人はそうでない人が含まれるが、その人からも短所を見て自己反省に繋げることができる(私の昔からの解釈は反面教師のことだが、解釈が間違えているかも)。

私も常に若い自分から「我以外皆師なり」という心持ちでここまでやってきた。

・賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる

自分より優れた人を見たなら、自分もそうありたいと思い、そうでない人(つまらない人)を見たら、それなら自分はどうかと内省を促す。

これも、そのまま今の私にも将来の私にも良い教訓になる。常に良からんと自分を奮い立たせながらも、今の自分を見つめ直す癖を付けなければ、より良くはなれない。

・教えずして殺す、之を虐と謂う。戒めずして成るを視る、之を暴と謂う。令を慢くして期を致す、之を賊と謂う。之を猶しく人に与うるに、出納の吝なる、之を有司と謂う

ろくに教育もしていないくせに、罪を犯したからといって殺す(ダメにする)これを残虐という。前もって戒告しないで、急に成績を調べる。これを不意打ちという。命令をゆるいものにしておきながら、期日を厳しくする。これを害という。民に与えるべきものを与えずに出し渋る。これを官吏(役人根性)という。

これは有名な四悪というものだが、自分がしっかり教ていないのに、出来ないことを叱った経験があり、評価の際にろくに内容も聞き取りせずにバツをつけてしまった過去がある。その時は暫く猛省したが、時間は戻らない。当時からはだいぶ成長したと思うが、時間は戻らない。

・甯武子(ねいぶし)、邦に道あれば則ち知、邦に道なければ則ち愚。其の知は及ぶべきなり、其の愚は及ぶべからざるなり

甯武子は国で正しい政治が行われている時は知者としてその能力を発揮したが、国で正しい政治が行われなければ控えめにして、愚者の様に振る舞っていた。その知者ぶりに及ぶことは出来ても、愚者の振る舞いを真似る事は出来ない。

私の周りにも普段(トラブルない平時)はふざけた話や馬鹿っぽい振る舞いばかりするのに、いざ物事が拗れた際や、緊急の対応が必要な切羽詰まった状況で、驚く様なアイデアを出したり、誰も気づかなかった対処をやり退ける人間が何人かいる。私は陰で本物の天才だと評価している。

・君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る
君子聖人の様な人物であっても、ピンチに窮したり貧しいことがある。小人が同じ境遇にあれば、取り乱して、道を誤ってしまう。

今の私が正に難題を前に、表向きは取り乱したりしないが、頭の中は焦りで一杯になっている。仮に取り乱した私を部下や上司が見たらどう思うだろう。冷静に策を打ちつつスマートにこの場を乗り切りたいものだ。部下はいつも上司を見て学んでいるのだから。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

「論語」を仕事に生かしている人が教えてくれる実践の書。
「己の欲せざるところは人に施すなかれ」は私も小学生の頃から気をつけているところ。
せっかく学んだ知識を生かすべく、まずは自分のたたずまいを正して、自分の子どもに生きる姿勢を見せていきたいと思った。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

仕事の迷いについて、先輩の代わりに「孔子」という先人に厳しく叱ってもらえた感じ。イチから頑張る。「大受」へ脱皮できていないのを真摯に受け止め、勉強し「徳」を積んでいこう。"

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

40歳までに自己を確立すること(三十にして立つ、四十にして惑わず)。すべては天命であるが、日々努力を怠らないこと。自分を追いこみやってみる(難しい方を選ぶ)こと。仁義礼智信。案は3つ持っておく。今後の資本主義も含めて何があるかわからない、予想して、察知して、泰然自若であること。自分が見せてやってみて、後輩、周りを率いること。現場や小さいことに忙殺され過ぎない。大局をみて、世の中のために自分ができることをいつも考える。
 非常識な成功法則の神田さんとは反対の意見。自分が苦しすぎず、続けられる範囲にて、北尾さんの徳の考え方、生き方を貫きたいと思う。自我はすて、あなたの、世の中のために何ができるかを追求すれば、必然と幸せが訪れると信じて。

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2012年10月24日

Posted by ブクログ

ターゲットの読者層としては、20~30代のビジネスパーソンを想定しているのだろうと思われるが、その年代よりも上の層にも十分参考になる内容だと思う。
恥ずかしながら、中国の古典は学生時代あまり読んでいなかったので、この本に対する全体的な感想としては、論語その他の中国の古典から学び、それを経営の場で実践されている著者の人柄や考え方への共感の方が圧倒的である。
本書では論語その他の中国の古典のエッセンスについて、ビジネスの具体的な例を使って身近な感じで解説してもらえたので、今後はきちんと読むようにしようと思う。

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2013年03月14日

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